みちあき神父のふぉと日記

カトリック教会の司祭です。日記のテーマは「がんばらない―Take it easy―」。ここで、ひと息ついてくださいね。

ゼーヘル

2008-01-22 21:30:30 | Everyday is special
昨年の取手教会の待降節の黙想会に雨宮慧神父さんをお迎えしましたが、そのとき、彼とカメラ談議に少し花を咲かせました。
そのとき、じつはせっせと「売り込んだ」ぼくの写真を、神父さんはこのブログでしっかりと見てくださり、なんと、さっそく「ゼーヘル」の表紙に使っていただきました(以下の四旬節第1週号)。

ゼーヘルは、雨宮神父さんがお世話しておられる真生会館聖書センターが週刊で発行する毎日のミサの聖書朗読の手引で、いまの形になって3年目を迎えました。

とてもよい解説で、ぼく自身、日曜日や他のミサの説教の準備に欠かせないものとなっています。

同時に、いつも表紙には雨宮神父さんが撮られた写真が使われ、編集後記と合わせて、毎週号を楽しみにしています。

その表紙に、ぼくの写真が使われるとは、たいへんな光栄。
しかも、年間第3週号の編集後記に、もったいないほどのお言葉を書いてくださいました。

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「・・・・・今回、泊めていただいた部屋に見事な写真が飾られていました。神父さんに尋ねると、ご自分で撮られた写真でした。早速、ゼーヘルの表紙に使わせて欲しいとお願いすると、ブログを開いているから、ふさわしい写真があったら使ってください、と言われました。真正会館に戻って、ブログを開くと、お見事としか言いようのない写真が次々と現れました。」
「神父さんは細かく心を砕く方ですが、これ見よがしなところがまったくなく、ごく自然に問題を処理する人です。そんな人柄が写真にも現れていると思いました。・・・・・」
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このほかにも、ぼくの上智時代の思い出も書いてくださって、たいへん感激しました。

これで、思い上がらないように、と、心がけたいと思っていますが、正直浮かれています。

うれしいことは素直にうれしい、と、こころから喜ぶことにしたいと思います。

真生会館聖書センターのホームページはこちら
ゼーヘルのお申し込みはこちらからどうぞ。
おすすめです!

上の写真は、今朝の友部修道院。うっすらと雪化粧をしました。きょうも一日、大切な会議の日となりました。(というわけで、今週も休日なしです。でも、ゼーヘル写真採用と編集後記のうれしさがあるので、十分にいやされています。)


初雪

2008-01-17 11:25:25 | Everyday is special
昨夜から冷え込んでいるなあと思っていたら、今朝雪が積もっていました。

雪を見るとこころが踊ります。さっそくカメラを手に外に出ました(まるで犬のよう)。

道路は積もるほどではなかったので、通勤や通学に支障はなかったと思います。
雪国に比べれば微々たるものですが、それでも初雪はうれしいですね。

というわけでして、さっそく雪景色の教会をどうぞ(真ん中の実はカリン)。






休日も司祭

2008-01-14 10:00:00 | Everyday is special
成人式を迎えられた皆さん、おめでとうございます。
これからの人生の歩みの一歩いっぽを、神が祝福し、守ってくださいますように祈ります。

さて、きょうは祝日。月曜日ですが、司祭の集まりもお休みです。
が、どっこい、午後から明日の夕方にかけて修道会の別の会議があります。今週も休みなしかなあ。

自分の中では、いつも火曜日を休日にしようと決めています。が、ときどき火曜日に会議などの仕事が入ってしまうことも。そういうときは、あとで何日かまとめて休むようにはしているのですけど、休日の貯え(?)は増えるばかり。(って、また愚痴をこぼしてしまいました。)

休日も司祭。

たとえば宣教師が休暇で母国に帰っても、「司祭」を脱ぐことはできません。叙階の秘跡で消すことのできない刻印を押されてしまったようなわけですから。

でも、司祭となったことを、ぼくは一度も後悔したことはありません。もちろんたいへんなこともありますけど、それ以上に、神さまは深い喜びを与えてくださっています。

その喜びを、これからも伝えていくことができますようにと願っています。

写真は、聖堂裏のサザンカ。昨年末に撮ったものですが、いまもいくつも咲いてくれています。

司祭の休日

2008-01-11 13:50:00 | Everyday is special
昨年来取れなかった休日を、ようやく今週作って、山形教会に行ってきました。
もちろん、今年のスキーの初滑りもしてきましたよ。

司祭の休日、というと、ちょっとおかしな言い方かもしれません。
教会に住んでいると、たとえて言えば、会社に24時間住み込みで働いているようなもので、夜ベッドに入っても、どこかに心の緊張があるように感じます。
「寝てても司祭」なのですね。

司祭の「仕事」は、普通の給料をもらうような仕事とは違います。祈りも仕事としてやっているわけではありませんし、司牧にしても、教会の活動や事務的なことも、報酬を得るためにやっているわけではありません。修道会の「仕事」も同じです。

司祭職は、神からの召命を生きる生き方そのもの、と言ってよいのだと思います。

それでも、司祭も人間ですから、現場を離れて休む必要があります。イエスご自身も、人里離れたところに退かれて、ご自分の時を持たれました。

よく「月曜日はお休みでしょ」と言われますが、ぼくの修道会では、月曜日は県内の司祭が集まって会議をする日となっていますので、会議が午前中だけだとしても、なかなか休むことにはなりません。
幼稚園の園長を兼任している司祭は、また火曜日から働き始め、一週間のうち休む日を持てないのが実のところです。

ぼくの修道会では、そのように休むことなく身を粉にして働く宣教師のために、以前は3年に1度3ヶ月の休暇を取って、自分の国に帰るようにしていました。
最近では、航空運賃も安くなったので、1年なら1ヶ月、2年なら2ヶ月、3年なら3ヶ月、というように、自分の好きなサイクルで休暇を取れるようにしました。

聞けば、たとえばイタリアの小教区の司祭は、しっかり毎年夏に1ヶ月の休みを取っているとのこと。

日本の社会の常識からいえば、なかなか理解されないところかもしれません。

一方、日本で働く邦人司祭の場合は、なかなかそのようにはいきません。
日本人は、やはり休むのが下手ですね。

と、いうわけでして、信徒の皆さんの支えがあって、ようやく司祭も健康を保ちながらその務めを果たすことができるのです。どうぞご理解とご協力をお願いいたします。(・・・なんて、スキーに行ったことの言い訳のようになってしまいました。もちろん、山形教会でミサをささげたり、病者の訪問などもさせていただいたわけですけれど。)

蔵王温泉スキー場は、雪も豊富で、まずまずのコンディションでした。神に感謝。



新年

2008-01-01 11:01:01 | Everyday is special
あけましておめでとうございます。

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主があなたを祝福し、あなたを守られるように。
主が御顔を向けてあなたを照らし
あなたに恵みを与えられるように。
主が御顔をあなたに向けて
あなたに平安を賜るように。
(民数記6:24-26)
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今年もどうぞよろしくお願いいたします。
2008年元旦

千 原 通 明