みちあき神父のふぉと日記

カトリック教会の司祭です。日記のテーマは「がんばらない―Take it easy―」。ここで、ひと息ついてくださいね。

スノーキャット?

2014-02-22 17:30:00 | Everyday is special
関東地方の一部の地域では、いまだに深い積雪のために孤立している所があるようですが、皆さんの地域ではいかがお過ごしでしょうか。
軽井沢のシスターからは、雪が1メートルも積もって、車を掘り出して移動させるだけでも丸一日かかったと聞きました。

大雪お見舞いを申し上げます。

さて、先々週になりますが、その軽井沢のクララ会に行くことがあり、その足で一人、菅平高原の奥ダボス・スノーパークに行ってきました。

長野市内に住んでいた頃は、近場の飯綱や戸隠、黒姫、戸狩、野沢温泉、志賀高原などのスキー場にはよく行きましたが、菅平は、長野市からは交通の便があまりよくなく、行ったことがありませんでした。
しかし、菅平高原のダボスと呼ばれるなだらかで広大な斜面は、市内からもよく見えていたので、いつかは行ってみたいと思っていました。

今回は、その菅平の頂上まで行ってみようと思いました。



上田はわりと近いので、ここは六文銭で有名な真田家ゆかりのものに囲まれています。「ダボス」の名は、スイスのダボスにちなんで名付けられたとのこと。



これが奥ダボス・スノーパークで、真ん中の白い山の頂上を目指します。



いちばん上のリフトの降り場から、このような雪上車に乗って、頂上の近くまで行きます。以前は、ヘリコプターも運航されていたようです。



その雪上車の名が「スノーキャット」。猫は雪がきらいなはずなのに、なんで雪に猫なのか、頂上に登るまで分かりませんでした。



素晴らしい景色の中を登っていきます。



これは運転席。キャタピラー式なので、丸いハンドルの代わりにレバー2本で操ります。



結構こう配がきつく、車内は縦に並んだベンチ式のイスなので、滑って後ろに行かないようにしっかりつり革をつかんでいなくてはなりません。



奥に見える山並みは八ヶ岳連峰や霧ヶ峰・美ヶ原方面。



上の降車場で降りてから足で登ること15分くらいで頂上に着きます。
で、ようやくスノーキャットの意味が分かりました。なぜならそこは根子(ネコ)岳という山だったからです(^^)



根子岳から見る浅間山、八ヶ岳方面の素晴らしい景色。眼下はたいへんな崖になっていて、こわごわ撮ってきました。



これは、少しスキーで降りたところからの風景ですが、この日は、北は志賀高原、北信五岳、白馬・立山連峰、北アルプス、乗鞍・御岳山、中央アルプス、八ヶ岳に富士山、東は谷川連峰などが360度の視界で見えて、それは素晴らしい景色でした。
この写真は、右から妙高、黒姫、飯綱、戸隠などの北信五岳と、白馬連峰が見えます。

息をのむほどの美しさに感動して、感謝の気持ちが自然とわき起こってきました。

カトリック与那原教会(聖クララ修道院)

2014-02-15 18:00:00 | Everyday is special
今週末も関東地方では大雪に見舞われましたが、茨城県北部は、それほどでもありませんでした。

さて、沖縄での黙想会は、4年前と同様、与那原の聖クララ修道院祈りの家で行われました。

ここはカトリック与那原教会もあり、その聖堂は「日本近代建築DOCOMOMO100選」に選ばれています。
建築家片岡献の設計によるもので、1958年に献堂されました。


この教会は丘の上に位置し、以前は与那原の市街からよく見えたそうです。



祈りの家の前にある聖母子像。沖縄的なお顔に見えます。



聖堂内部はとても開放的です。



聖堂内の聖母子像。お花もきれいでした。



祈りの家の中庭。さすが沖縄、南国風。



敷地内に育てられていたパパイヤ。フィリピンで見かける物よりも丸いです。



沖縄には冬がなく、晩秋と早春が混在しています。桜といっしょに咲くコスモスも見られました。



桜の季節にススキも見ることができて不思議。

せーふぁうたき

2014-02-08 17:00:00 | Everyday is special
関東地方はたいへんな大雪に見舞われていますが、いかがお過ごしでしょうか。
沖縄から戻ってきてから、こちらの寒さに震えています。

さて、今回も少し観光をする時間がありました。
で、案内していただいたのは、まず「せーふぁうたき」です。
外国語のように聞こえますが、「斎場御嶽」と書き、最高位の拝所のある山を意味します。
世界文化遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の一部で、沖縄本島南部の南城市にあります。

沖縄の神職は女性が担っていて、以前はここは男子禁制でした。
ここは、現在でも祈りが捧げられる生きる聖地です。

入っていくと、とても神聖で清らかな静かな雰囲気に包まれていました。



このこんもりした山一帯がせーふぁうたきです。



このような石畳の道を歩いて入っていきます。



寄満(ゆいんち)と呼ばれる神域。せーふぁうたきの神域は、首里城の施設名が使われています。



三庫理(さんぐーい)の拝所。上から2本の鍾乳石が下がっていて、その下に、水が落ちて溜まるようになっていて、聖なる水となります。



それぞれの水瓶には名前が付いています。



そのまた奥に行くと、いちばん上の写真のような岩のトンネルがあり、奥に行けます。



ここが、いちばん奥の拝所。小さな空間です。



そこから見える海と久高島。この島を最初に神が作り、降り立ったとされています。



礼拝のためのお香を焚く石の台。



参道の脇に咲いていた花。

沖縄から

2014-02-01 11:00:00 | Everyday is special
ハイサーイ!
今週は、沖縄のカプチン会の皆さんの黙想会があり、先週末から来ておりました。

カプチン会の黙想会に呼ばれたのは、じつは2回目で、前回は2010年の同じ頃でした。
(前回の記事はこちらからどうぞ。)

こちらは今週、春の暖かさが続いて、桜がちょうど見頃で、一足早いお花見になりました。

沖縄の桜はカンヒザクラ(寒緋桜)と呼ばれる種類で、ピンク色がとても美しいです。
花も重たいのか、下を向いていますが、メジロは逆さになりながら器用に蜜を吸っています。

今回も、与那原の黙想の家にお世話になりました。

カプチン会の皆さん、黙想の家のシスターの皆さん、本当にありがとうございました。


写真は、与那原の黙想の家の桜。