みちあき神父のふぉと日記

カトリック教会の司祭です。日記のテーマは「がんばらない―Take it easy―」。ここで、ひと息ついてくださいね。

特製カレンダー

2007-08-28 10:25:25 | Everyday is special
今週は遅い夏休みを取り、信州に帰省しています。
祖母にもらったウクレレもいっしょに里帰りです。
やはり、こちらは朝晩涼しく、冷房はいらないですね。といっても、ぼくの寝る部屋にはもともとクーラーがありませんけど。

というわけでして、今週はこれからメールの確認、ブログのコメントができなくなりますので、よろしくお願いします。

さて、遅くなりましたが、特製カレンダーできました。
使った写真は、昨年軽井沢の白糸の滝で撮ったお気に入りの一枚。

上の写真は、生垣で咲いていた小さな花。




上のカレンダー見本の画像をクリックするとPDFがダウンロードされて、お手もとのプリンターでA4サイズに印刷ができます(クリックしてからPDFが表示されるまで多少の時間がかかります。また、各種プリンター用の上質紙を使うと、より一層きれいに印刷できます)。

ウクレレ秘話

2007-08-21 09:50:50 | Everyday is special
このところ、デジカメを持つよりもウクレレやギターを持つ時間の方が長くなり、写真もブログのためだけに撮っているようになってしまいました。

写真のトウモロコシは、教会のお隣の畑のものです。今年は梅雨明けが遅かったのと、梅雨が明けてからは猛暑が続いて雨が少ないことなどから、トウモロコシは、あまりよく身が入っていないようです。

さて、ぼくが初めてウクレレを手にしたのは小学校4年の頃でした。じつは父方の祖母が買ってくれたものであると、最近知りました。

その祖母は、明治生まれには珍しく、若い頃マンドリンをやっていたそうで、ぼくがウクレレを欲しがっているのを知り、喜んで買ってくれたとか。

そのウクレレが、ぼくが弦楽器に初めて触れた楽器になりました。が、長続きせず、部屋のインテリア、と言えば聞こえがいいですが、そのまま放っておかれました。

その後、ぼくは中学2年の頃にフォークギターに目覚め、以来、そればかりをやっていました。

そして今年、ハワイに巡礼に行かせていただいたことがきっかけとなり、再びウクレレを手にするようになったわけです。

そういえば、あのウクレレどうなったかな、まだ家にあったな、と思い出して、前回実家に帰ったときにホコリまみれのウクレレを引き取ってきました。一度、大きな引越しをしているのに、母は捨てずによく取っておいてくれたと思います。

とはいえ、やはり37年の年月が経つと、弦を留めるブリッジにひびが入っていたり、表板が少し陥没して、弦を張れない状態になっていました。そこで、これはやはり祖母の形見、なんとか祖母のためにも直したいと思い、東京のウクレレ専門店で修理してもらいました。

37年ぶりの音。その歳月のおかげでもあるのでしょう。なかなか枯れたよい音がしました。

メーカーは、Ribsonと書いてありますが、どこの国で作られたものかはわかりません。有名なギターのGibsonをもじって付けたような適当な名前です。おそらく、そんなに高いものではなかったのだと思います。1960年代はウクレレのブームで、1000円程度でも、それなりのウクレレが買えたようですし。

それでも、このウクレレは、いろいろな思い出がつまっている大切なウクレレ。祖母もきっと天国で喜んでくれていることでしょう。


聖母の被昇天

2007-08-15 15:45:00 | Everyday is special
カトリック教会では、きょうは聖母の被昇天の祭日。

「神よ、あなたは、いのちの主、キリストの母マリアを、死後の滅びにゆだねることなく、きょう天の栄光に上げられました。こうして聖母マリアは、教会の初穂として神の国の完成にあずかり、旅する民の希望、信じる者の慰めとなりました。」(ミサの叙唱より)

古くは5世紀のエルサレムでの典礼に見られるこの日のお祝いは、その後東方教会を中心に広がっていきました。
カトリック教会の教義として、聖母マリアが霊肉ともに天に上げられたと宣言されたのは、意外にも1950年、ピオ12世教皇のときだそうです。

科学の洗礼を受けてしまった現代人にはなかなか理解しがたい教義かもしれません。

しかし、「神のお告げ」(3月25日)にしても無原罪の聖マリア(12月8日)にしても、大切な祈りの日としての伝統があります。聖母の取り次ぎを願って、平和を祈るのです。

聖書の中の「平和」は、単に争いのない平穏無事の状態を意味するのではありません。すべての必要が満たされている状態、欠けるものが何ひとつない状態、を意味します。

この日、真の平和が、世界のすべての人々に、一日もはやくもたらされますように祈ります。

平和への祈り

2007-08-09 11:12:00 | Everyday is special
残暑お見舞い申し上げます。

きのうは立秋でしたが、暑さはピークを迎えています。
それでも、田んぼに目をやると、早くも立派な穂が出てきています。
秋の実りへの準備は着実に進んでいます。

きょうは長崎の原爆の日。
カトリック教会では広島の原爆の日から終戦の日までの10日間を「日本カトリック平和旬間」として、平和へのとくべつの祈りとさまざまな活動をささげます。

ちなみに教会では8月6日は主の変容の祝日。15日は聖母の被昇天の祭日です。
12月8日の開戦の日は無原罪の聖マリアの祭日ですから、不思議な重なりがあるように見えます。

前教皇ヨハネ・パウロ2世は、1981年に来日したとき、広島から全世界に向けて平和をアピールしました。

「戦争は人間のしわざです。戦争は人間の生命の破壊です。戦争は死です。」という言葉で始まった彼のメッセージは、今でも強烈にこころに訴えかけるものがあります。

そのメッセージの最後は祈りで締めくくられています。
以下引用して、ともに祈りたいと思います。

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最後に、わたしは自然と人間、真理と美の創り主である神に祈ります。
神よ、わたしの声を聞いてください。
それは、個人の間、または国家の間でなされた、すべての戦争と暴力の犠牲者たちの声だからです。
神よ、わたしの声を聞いてください。
それは人々が武器と戦争に信頼をおくとき、いの一番に犠牲者として苦しみ、また苦しむであろうすべての子供たちの声だからです。
神よ、わたしの声を聞いてください。
わたしは、主がすべての人間の心の中に、平和の知恵と正義の力と兄弟愛の喜びを注いでくださるよう、祈ります。
神よ、わたしの声を聞いてください。
わたしはすべての国、またすべての時代において戦争を望まず、常に喜んで平和の道を歩む無数の人々にかわって、話しているからです。
神よ、わたしの声を聞いてください。
わたしたちがいつも憎しみには愛、不正には正義への全き献身、貧困には自分を分かち合い、
戦争には平和をもってこたえることができるよう、英知と勇気をお与えください。
おお、神よ、わたしの声を聞いてください。そして、この世にあなたの終わりなき平和をお与えください。
(カトリック中央協議会HPより) 
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サルスベリ

2007-08-04 12:55:55 | Everyday is special
台風が猛威を振るい、いまだに日本海を通過中のようですが、皆さまのところは大丈夫でしたでしょうか。

さて、いよいよ夏本番を迎えました。友部修道院にあるサルスベリの花が今週初めに咲き始めました。

サルスベリは、百日紅とも書く(あるいは言う)とのことで、なかなかよい名前と思います。

ぼくの大好きな花火がたくさんあがったようにも見えました。

その友部修道院で明日から小学生のサマースクールが開かれます。元気に楽しい思い出をたくさん作ってきて欲しいと願っています。



8月!

2007-08-01 07:30:00 | Everyday is special
きのうは修道会の財務委員会の会議がありました。
そのティーブレイクに見つけたのがこのカエル。
もう雨は降らないのかな、ってな顔をしていました。

きょうは、県の高校生の集いが開かれます。
今回のテーマは、フォークミサをささげよう、です。
みんなで何曲か練習して、いっしょに歌って楽しみたいと思います。

いつか、バンドを作れるほどになればいいな、と夢見ています。

よい集いとなりますように。