みちあき神父のふぉと日記

カトリック教会の司祭です。日記のテーマは「がんばらない―Take it easy―」。ここで、ひと息ついてくださいね。

ゼーヘル三度

2008-08-20 22:00:00 | Everyday is special
こちら(友部)では、昨日今日と激しい夕立がありましたが、皆さんのところではいかがでしょうか。また今日は地震もありましたが、さいわい被害はありませんでした。

さて、カトリックの真生会館聖書センターが週刊で発行している「ゼーヘル」の表紙に、今週の第20週号から3週、また写真が採用されました(拍手!)。
まずは、上の写真ですが、雨宮神父さまが編集後記にうれしい感想を書いてくださいました。

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今週号の写真は軽井沢の白糸の滝です。以前、私も訪ねたことがありますが、まるでカーテンのように、垂直に水が落ちる光景に「へぇー」と思いました。私は「へぇー」で終わったのに、神父さんは斜めに回って、シャッタースピードを落として、水の流れを強調する見事な写真に仕立てています。これこそ実に「へぇー」です。
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なんと、3度も「へぇー」とうなっていただきました。それから、雨宮神父さまはしっかりとぼくの「ふぉと日記」を読んでくださって、

「がんばらないけど、あきらめない。
それでも、やっぱり、がんばらない。」

についても、コメントをくださいました。

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「あきらめない」けど、「がんばらない」でいられるとすれば、願いを実現させる方を信じる時ではないでしょうか。
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聖書のコメンタリーの専門家に、このようにコメントをいただくとは、たいへん光栄なことです。

雨宮神父さま、本当にありがとうございました。

というわけでして、編集後記の全文をお読みになりたい方は、ぜひ「ゼーヘル」をご一読ください。
(「ゼーヘル」のご注文はこちらから。)

バイオリンのミニコンサート

2008-08-16 11:00:00 | Everyday is special
きのうは聖母の被昇天祭でしたが、ミサ後にバイオリンのミニコンサートがありました。

演奏は、取手教会所属で、現在ドイツで活躍されている田島高宏さん。伴奏のオルガンはピアニストで妹さんの田島えりかさん。

夏休みで帰国されている高宏さんですが、普段着で、ドイツや作曲家の話などを織り交ぜたコンサートは、とても家族的な雰囲気で楽しめるものでした。

この日演奏された曲目です。

ガボット(ゴセック)
メヌエット(ベートーベン)
トロイメライ(シューマン)
シチリアーノ(パラディス)
ユモレスク(ドボルザーク)
アヴェ・マリア(グノー)

そしてアンコールに、
アヴェ・ヴェルム・コルプス(モーツァルト)

どれも馴染み深い曲を選んでくださって、とてもよかったです。

とくに、ぼくはユモレスクのサビの部分とでも言うのでしょうか、あの調子が変ったところのメロディーに、なぜか涙が出るほど感激しました。
聞けば、アメリカ滞在中のドボルザークが、離れて久しい故郷のチェコへの思いを曲にしたものだそうです。
前半は、それこそユーモラスに感じられるようなメロディーですが、後半になると、心の奥底の感情が表に出てくるかのようです。

ほかのどの曲も、本当に心に響いて感動しました。

高宏さんは、以前、お若いのに札幌交響楽団のコンサートマスターを務められ、その後ドイツに渡って研鑽を積まれていたのですが、9月からは北西ドイツ・フィルハーモニーのコンサートマスターに就任されるとのこと。

同時に、ヨーロッパの、庶民的で日本の演歌のように身近な音楽であるクラッシックのよさを、日本に伝えていきたいとのこと。

世界の一流の演奏を、こんな小さな教会の聖堂で聴くことができて、本当に感謝しています。

どうもありがとうございました!
神に感謝!!

写真は、先週、つくばみらい市(旧伊奈町)にて撮ったひまわり。

東京カトリック神学院

2008-08-13 09:00:00 | Everyday is special
このところ、茨城県では曇りがちの日が続き、暑さも少ししのぎやすくなっていますが、皆さんのところではいかがでしょう。

先週、練馬区の関町にある東京カトリック神学院に行き、そこで働くモデラトールの中村吾郎神父さん(横浜教区)を訪ねて来ました。

ぼくは東京の神学院には哲学科生として1989年から2年間在籍し、そこから教区の神学生仲間と上智大学に通っていました。
その後、ぼくはアメリカのカリフォルニアに修道会の修練に行き、初誓願を日本で立ててから、神学の勉強のために4年間フィリピンに派遣されたので、1991年以降、東京の神学院には行ったことがありませんでした。
しかし、たった2年間といえども、とてもよい思い出ばかりで、今回中村神父さんが長野の篠ノ井教会から転任していたことも知っていて、しかも、神学院はちょうど夏休みを迎えていたので、訪問してきました。

現在の神学院の建物は2000年に新築されたもので、鉄筋コンクリート2階建てのしっかりとした建物ですが、木もふんだんに使われ、とてもよい雰囲気を醸し出しています。

写真は、その聖堂で、たしか八角形だったと思いますが、和風で、とてもよい雰囲気でした。

泊めさせていただいた部屋も、とても落ち着いたよい部屋で、これならもっと泊まりに来てもいいなと思いました。

中村神父さんは、ぼくと同じ年頃ですが、ぼくが神学院に入った頃はすでに助祭になられていて、いわば大先輩。それでも、同じ時期に同じ屋根の下で同じ釜の飯を食った仲間ですから、会えばいろいろな昔話に花が咲きます。ほかの同級生たちの近況もいろいろと教えていただきました。

東京の神学院は来年から福岡のサンスルピス大神学院とひとつになり、日本カトリック神学院として新たなスタートを切ります。
哲学生と助祭(神学4年生)は東京に、神学1年から3年生は福岡に振り分けられるとのこと。

これからともに働く未来の司祭たちが、神の恵みの中で豊かに育っていきますようにと祈ります。

平和旬間

2008-08-09 10:00:00 | Everyday is special
友部と取手往復で通る田舎道(旧伊奈町)。
早稲でしょうか。すでに稲が色づき始め、猛暑の中にも初秋を思わせました。

8月6日から15日まで、日本のカトリック教会は平和旬間の祈りをささげています。
きょうは長崎の原爆の日。
真の平和が与えられますように祈ります。

今年の平和旬間のメッセージ(談話)はカトリック中央協議会のHPにあります。


「がんばらない」その後

2008-08-07 15:15:15 | Everyday is special
残暑お見舞い申し上げます。
立秋だというのに、猛暑が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
暑さに弱いぼくは、すっかりバテております。

さて、けっきょく「がんばらない」の西沢美枝さん自筆の書は手に入れることができなかったのですが、活躍しておられる施設が作っているカレンダーには彼女の作品も掲載されていて、さっそくそれを求めてきました。

「がんばらない」のほかに、

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あした
元気に
なあれ
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という書がありました。
これもいい言葉ですね。

そして、今年の初めに、ついにご本人から自筆のお手紙をいただきました。小さな絵が描いてあったり、とてもかわいらしいお手紙で、うれしかったです。
そこには、「春になったらあそびにきてください」と書いてありました。もう秋だというのに、まだ行けていません。今年中には訪問できたらと願っています。

写真は、先週行った御聖体の宣教クララ会軽井沢修道院にて。ヤマユリと蝶です。アゲハの仲間でしょうか、ハネには花粉がいっぱいついています。ヤマユリはこんな風に授粉してもらうのだなと思いました。