みちあき神父のふぉと日記

カトリック教会の司祭です。日記のテーマは「がんばらない―Take it easy―」。ここで、ひと息ついてくださいね。

今年もお世話になりました

2007-12-31 15:15:15 | Everyday is special
先週は、26日から3日間、修道会の総会が開かれました。日本の管区だけでなく、アジアでの修道会の将来を決めていく大切な会議です。このために、ローマから総長のハビエール神父が来て、会期中、ずっと彼の公式通訳(英語から日本語)をさせていただきました。

いくつもの課題が明確になり、とてもよい会議となったと思います。もちろん、これからがたいへんなのですけど。

29日は、彼を東京見物(浅草と銀座)にお連れして、成田まで送ってきました。

12月は、ほとんど休日返上で働いてきたので、なんだかすっかり疲れてしまいました(きょうも修道院で仕事)。ちょっと、がんばりすぎちゃったなあ。でも、おかげ様でよい降誕節を迎えることができたと思います。

さて、早いものできょうは大晦日。
来年、っていうか、明日からねずみ年。ぼくはめでたい年男です。
どうぞ来年もよろしくお願いします。

それでは、戌年の最後を、また友部のマリちゃんに飾っていただきましょう!
(会議中、なかなか散歩に連れて行ってもらえずに、つまらなそうな顔をしています。ちょっと庭で遊ぼうと思ったら、背中がかゆくなったのか、地面でくねくね踊ってくれました。)














主の降誕

2007-12-24 11:00:00 | Everyday is special
待降節として4週間かけて準備してきた降誕祭が、いよいよ今晩始まります。

主の降誕を祝う「降誕節は、主の降誕の『前晩の祈り』〔24日の晩の祈り〕に始まり、主の公現後、すなわち、1月6日の直後の主日まで続く」(「典礼暦年に関する一般原則および一般ローマ暦」32)とありますので、今回は来年の1月13日まで続くことになります。

中でも、25日からの8日間はとくべつなお祝いの期間で、8日目にあたる1月1日は「神の母聖マリアの祭日」で、イエスの聖なる名前の命名も合わせて記念されます。

1月6日は「主の公現」といわれる祭日で、東の方から占星術の学者たちが星に導かれて幼子イエスに会いに来る聖書の箇所が朗読されるように(マタイ2章1-12節)、神の光り輝く栄光が、幼子を通してすべての人に現れたことを祝います。

このように教会でのクリスマスは、24日の晩から始まり、ずっと年を越えて祝われます。25日が過ぎたらクリスマスが終わって正月飾りにするのが日本ですけど、降誕節のこころを大切にしたいと思います。

昨日は、雨宮慧神父をお迎えして、とてもよい降誕祭のこころの準備ができました。聖書の解説で、これだけ感動するのですから、聖書はやはりすばらしいと思いますし、聖書が何を伝えようとしたかを語る雨宮神父のすばらしさを、あらためて実感しました。

こころから感謝です!

写真は、取手教会聖堂のクリスマス・リース。火のともった4本のローソクは、降誕祭を迎える準備の4週間が経ったことを意味します。


もうすぐクリスマス

2007-12-20 22:40:00 | Everyday is special
時が経つのははやいもので、クリスマスはもうそこ。

取手教会の待降節の黙想会は今度の土日。東京から聖書学の雨宮慧神父が来てくださいます。
ぼくは、28歳になる年に修道会の志願者として上智大学神学部に編入して2年間在籍しましたが、雨宮神父には、そのとき公私共々お世話になりました。

とくに、2年目の春、新入生のオリエンテーションが富士山近くの施設で一泊二日であったのですが、そのときの担当教授が彼で、なぜかぼくは神学部の世話係のリーダーをさせていただきました。
授業が終わってから仲間と真生会館に行って、いろんな打ち合わせをしたのを覚えています。
オリエンテーションが大成功に終わったあとは、皆で雨宮神父にご馳走してもらったのを、きのうのことのように覚えています。楽しかったなあ。

今回、久々に恩師に出会えるのを楽しみにしています。

写真は、昨日の朝。こちらもたいへん冷え込んで、周囲の畑が真っ白になりました。

今年も咲きました

2007-12-13 12:00:00 | Everyday is special
司祭館のシャコバサボテンが今年もたくさん花を咲かせました。
学名は、Schlumbergera truncata、別名「クリスマス・カクタス」とも言うそうです。
名前の通り、ちょうどクリスマスの時季に合わせて咲くので、しあわせな気持ちにしてくれます。

この花は、ぼくが大学を出て実家を離れるとき母が持たせてくれたのが元で、実家での何年かを合わせると、かれこれ30年以上は生きているものです。
途中、修道会に入ったとき、浦安の伯母に託したわけですが、取手に赴任してから、またぼくのもとにやってきてくれました。

母は、ずっと「シャコ・サボテン」と呼んでいて、ぼくもてっきりそういう名前だと思っていましたが、おととしの日記に書いたら、何人かの方に正確な名前を教えていただきました。

まあ「エビ足葉サボテン」でも「上海カニ風カニ足葉サボテン」でもよいのですけど、やっぱり「クリスマス・カクタス」の方がいい名前だよなあ。

これからも大切にして生きたい花のひとつです。

イルミネーション

2007-12-06 22:22:22 | Everyday is special
待降節は、降誕祭を迎える準備の期間ですけど、この時期、しっかりと準備するのは、じつにむずかしいことです。

忙しくもないのに、なんだか気だけがせわしくなってしまいます。

そんな中、教会の飾りつけはしっかりと準備されました。

一昨年と昨年は、何も飾らなかった外回りですが、今年は、電飾を教会学校のお父さん方に頼みました。少ない材料で、とてもよく飾ってくださいました。

それで、夜教会に来れない方々のためにその写真を撮って、と頼まれて、今朝夜明け前に撮ったのが上の一枚。まだ暗がりの、きれいに晴れた寒い中、三脚を立てて撮っていたら、散歩の方々に、何を撮ってるの?と聞かれたり、きれいだね、と言われたり、思わず周囲の人々の感想を耳にすることができました。なかなかの評判でしたよー。

それから、夕暮れ時に撮ったのが下の一枚。いずれも色にちょっと手を加えてありますが、クリスマスらしい雰囲気になったような気がします。(注文を受けて撮るのは難しいのですけど、まずまずの出来かな、と、自画自賛。)

今週初め、天の国に旅立たれた取手教会のKさんも、きっと上からながめていらっしゃることでしょう。

今度の土曜日は、子ども会のクリスマス。子どものためのミサのなかで、みんなが練習してきた聖劇が披露されます。どんなイエスさまの誕生日を迎えられるか、楽しみです。


もう12月

2007-12-01 08:56:13 | Everyday is special
きのうは使徒聖アンデレの祝日。ぼくの霊名の祝い日でもありました。

アンデレの名前をいただいている皆さん、おめでとうございました。

早いもので、もう12月に入りました。今晩からいよいよ待降節が始まります。

世界中のすべての人が、こころのあたたまる季節を過ごすことができますように祈ります。
皆さんも、どうぞよい待降節をお過ごしください。

写真は、ランの一種、パフィオペディラム。ギリシャ語で「女神のサンダル」を意味するそうです。ずっと司祭館の食堂に置いていたのですが、今年もたくましくもきれいに咲いてくれました。感謝。