みちあき神父のふぉと日記

カトリック教会の司祭です。日記のテーマは「がんばらない―Take it easy―」。ここで、ひと息ついてくださいね。

明日から黙想会

2010-04-30 17:00:00 | Everyday is special
早いもので、4月ももう終わり。こちらでは、ゴールデン・ウィークとは無縁の日々を過ごしておりますが、5月1日はメーデーで休日です。政府は5月3日も休みにして、今年は連休になりました。

で、ぼくは、明日から黙想会の奉仕でタガイタイに行ってきます。
今回は、ぼくの所属する修道会の修練者たちの初請願式の準備の黙想会です。9名の男子修練者と1名の女子修練者、そして、もう一人のシスターが参加します。(修練というのは、修道会の会員になるための、1年ないし2年間の言わば研修期間のことです。)

彼らの誓願式は5月8日。

よい準備の黙想会となりますように、どうかお祈りください。

なお、その間、ふぉと日記の更新やメールの確認はできなくなりますので、ご了承ください。

写真は、聖週間の典礼で行ったカトリック日立教会のスノーフレーク。市内は桜まつりの真っ最中でしたが、残念ながらまだつぼみでした。
日立教会は、ぼくが司祭になりたての2年間、奉仕させていただいた教会です。久しぶりに教会の皆さんと再会して、とてもうれしかったです。

叙階記念日

2010-04-29 21:30:00 | Everyday is special
フィリピンからこんにちは。
昨夜、短時間でしたが、まとまった雨が降り、今日も夕方から雨が降って、カラカラの天気からようやく少し解放されたような気がします。
農作物や、庭や道端の植物、あるいは貯水のダムにとって恵みの雨となっています。

さて、今年も叙階記念日がやってきました。
きょうで丸13年。14年目に入りました。

毎年思うことですが、まだそれしか経っていないのかな、というのが正直な気持ち。言い換えれば、それだけ密度の濃い年月だったような気がします。

今年も叙階式の祈りのことばを思い起こしたいと思います。

「あなたのうちに、よいわざを始めてくださった神ご自身が、それを完成してくださいますように。」

やはり司祭は、神さまの助けなしには生きていくことができません。皆さんのお祈りも大きな支えです。ありがとうございます。

自分自身が、神さまのご計画のさまたげとならないように、むしろ、神さまの思いに寄り添って生きていくことができますように祈りたいと思います。

写真は、前回の北山公園の帰りに出会った桃の花(多分)。

季節の備忘録

2010-04-23 16:40:00 | Everyday is special
日本は何やら冬の寒さだそうですね。北の国では花冷えどころではないかもしれませんね。

今年の復活祭は4月4日。そのころ気づいたことを忘れないように書き留めておきたいと思います。

ヒバリが声高らかにさえずっていたこと。
ウグイスが、上手に鳴き始めたこと。
キジが、ケーンケーンと元気に鳴き始めたこと。
ツバメの飛んでる姿を見つけたこと。
スズメも元気に飛び回り始めたこと。

あ、そうそう、これは3月だったと思いますが、修道院の庭を歩いていたタヌキを初めて見ました。

というわけで、もう少し春の写真を。前回、水芭蕉が満開だったとき、わずかのスペースでしたが、北山公園に咲いていたカタクリの花。





これは、遊歩道の階段のスミレ。



北山公園の桜。

フィリピンから

2010-04-17 11:20:00 | Everyday is special
こんにちは。
毎度突然ですが、日本ではずっと忙しい日々を過ごしていて、ふぉと日記の更新もままなりませんでした。
こちらに来て、もう数日たちましたが、4月と5月はこちらの夏休み。一年でいちばん暑い時季です。連日36度の猛暑が続き、まだ雨季が始まっていないので、家も道路も熱がこもって天然のサウナにいるような状態です。
修道院の部屋にはエアコンがないので、まずは、こちらの暑さに慣れるように過ごしています。

先週の会議が終わってから、友部の北山公園の桜を見に行ってきました。が、思いがけないことに、同じく満開だったのが水芭蕉。公園で植えたものと思いますが、わざわざ信州に帰らずとも見られたので、とてもうれしくなりました。

水芭蕉は、母が好きだった花のひとつです。この花を見ると、母といっしょに行った戸隠を思い出します。

今年も水芭蕉に会えて、感謝です。


HAPPY EASTER!

2010-04-09 21:25:25 | Everyday is special
皆さん、復活祭おめでとうございます。

すっかりご挨拶が遅くなってしまいました。が、エイプリルフールの記事を一週間以上たっぷりお楽しみいただけたのではないかと思っております。

おかげさまで、今年も、何人もの無垢な読者の方が引っかかってくださいました。もちろん、お分かりの上で受賞お祝いのメッセージもいただきました。どうもありがとうございます。

まあ、読めば読むほどおかしなことに気づいてくださったわけですが(日本語のブログを誰がスペイン語とかドイツ語に訳していたのか、とか)、日記の最初に「バテカン放送局から入ったニュース・・・」と書きましたけど、皆さん、本物のバチカン放送局と勘違いをされているようでして、ぼくの書いたのは、バ「テ」カン放送局なんですね。昨年もそのように書いたのですが、そのような放送局は存在しません。今後も、4月1日の日記にはくれぐれもご留意いただければと願っております。はい。

ところで今週は、ずっと毎年恒例の修道会のイースター・ミーティングがあり、きょう無事に終わりました。今回も、フィリピンの修道院とインターネットのテレビ電話でつなげてのの会議でしたが、おかげさまで2回目ということもあり、スムーズに行うことができました。が、やはりいろいろと大変でしたので、この日記を更新することができませんでした。

けれども、近所のお寺の枝垂れ桜のことが毎日気になって、期間中の自由時間に2回行ってきました。今年も素晴らしい花を見せてくださいました。神さまとお寺に感謝です。

というわけでして、花見、いいですね。花見酒も美味しいです。皆さんも、これからの所はどうぞお楽しみください。



今年のウマさんシカさんニュース

2010-04-01 09:20:00 | Everyday is special
速報です。

今朝バテカン放送局から入ったニュースによりますと、「みちあき神父のふぉと日記」が、今年度のローマ教皇主催のカトリック・ブログ・コンペティションで、ローマ教皇特別賞を受賞したとのことです。これは、かねてから「みちあき神父のふぉと日記」のファンであるイエズス・マリアの聖心会の総長のハビエル神父(スペイン人)が、教皇庁で働いている同会のアルフレッド神父(ドイツ人)に、「このふぉと日記、写真がきれいで、書いている文章ものんびりしていて面白いんだよねー」と言ったところ彼も気に入り、教皇庁のドイツ人仲間の神父たちに知れわたり、ついに同じドイツ人の教皇ベネディクト16世の耳に入り、彼もさっそくふぉと日記を見て、「これはすばらしい。司祭年にふさわしいブログだ」と言われたとのことです。この特別賞には、蔵王温泉スキー場のシーズン券が副賞としてついてくるとのこと。
では、特別賞を受賞したみちあき神父の談話です。

「はぁ、カトリック・ブログ・コンペティションなんてあったんですかぁ?知らなかったなあ。それにしても、教皇さまがふぉと日記を見てくださるなんて大変な光栄。えっ、副賞に蔵王温泉スキー場のシーズン券ですか?おぉー、あれ高いんですよー。とてもうれしいです。仕事の合間をぬって写真を撮っているようで、じつは、写真撮影の合間をぬって仕事をしているのがバレないようにと願っています。」

というわけで、今年の4月1日のウマさん・シカさんニュースでした。

それでは、よい聖木曜日をお過しください。







(真面目な読者の皆さんのために、念のため書いておきますが、これはエイプリルフールのウソでありまして、おおらかな気持ちで笑ってくださればと思います。ちなみに、ウマさんシカさんは、まぁ、馬と鹿でありまして、えーーっと、「ばか」と読みます。けっして皆さんがそうであると言っているわけではありません。ぼく自身がそうなわけでして、おゆるしを。写真は、前回2月の末に行った蔵王の風景。崖の上が熊野岳山頂になります。写真をクリックすると大きく見られます。ところで、まったく関係のない話ですが、話題の「坂の上の雲」という題名は「崖の上のポニョ」という題名の作りと非常によく似ていると思ったのはぼくだけでしょうか。崖の上の熊野岳、をぼんやり見つめながら、くだらないことを思ってしまいました。)