みちあき神父のふぉと日記

カトリック教会の司祭です。日記のテーマは「がんばらない―Take it easy―」。ここで、ひと息ついてくださいね。

冬の星

2012-02-24 20:30:00 | Everyday is special
昨日は晴れて、日中の気温があがり、春のような陽気でしたね。
また寒くなってきましたが、このようなことを繰り返しながら、本当の春になっていくのだと思います。

さて、冬ももう終わりになっていきますが、先週から名残の冬の星座を写真に撮りました。
意外にも、デジカメで星が簡単に撮れます。が、手動でで露出が設定できるカメラ、もしくは星の撮影モードがある機種に限ります。

フィルム式のカメラでは、カメラを三脚に固定して何十秒か何分かのバルブ(シャッター開放)撮影を行うのですが、最近のデジカメでは、一枚8秒程度のバルブ撮影したものを自動的に何秒間か毎に複数撮影して、撮れた複数の写真をカメラの中で自動的に合成(=インターバル合成)してくれます。
自分のカメラの情報ブログでやり方を学んで(こちら)、いざ自分でもやってみました。

修道院の屋上にカメラをセットして、約30~60分。合計で200~450枚の写真が撮られます。それを、カメラで自動的に合成してくれるのですね。
その間、カメラを置きっぱなしにして、自分は部屋で待っています。
で、カメラを取りに行って、見たら、ご覧のような写真ができあがっています。

なかなか手軽で面白いと思いました。

上の写真は、オリオン座の辺りをねらったもの。ちょうど成田空港に向かう飛行機の通り道で、いくつもの航跡が残っています。
それにしても、星にはいろんな色があるのだなと、あらためて思いました。



8秒くらいの開放で撮れるのが、このような写真です。「インターバル合成」は、この連続写真を合成するということなので、半無限にできます。



これは、北極星の方角。飛ぶ飛行機が多いです。



少し空の広さが感じられるように横位置でも撮ってみました。

中学時代の恩師

2012-02-22 20:00:00 | Everyday is special
カトリック教会では、きょうは灰の水曜日。復活祭の準備の期間である四旬節の始まりです。
日差しの春らしさを感じる一日でした。
どれだけ雪が深くても、必ず雪解けの季節はやってきます。

さて、先日南信州を旅したとき、伊那に在住の中学時代の恩師、伊藤先生を訪ねてきました。
前回訪ねたのは2007年11月でしたが、そのときは、じつは母も一緒でした。
(そのときのふぉと日記はこちらからどうぞ。)


伊藤先生には、中学の三年間をクラス担任としてお世話になりました。
いま当時のお話を聞くと、あらためて、先生が生徒一人ひとりをどれだけ大切にしされていたかがわかります。
ぼく自身、悩んでいたときに相談に行ったり、何かとお世話になりました。
今年喜寿を迎えられる先生は、当時のままのあたたかさでぼくを迎えてくださいました。

先生は美術がご専門で、いまでも個展などを開かれて活躍しておられます。


(これは、伊藤先生の年賀状。毎年素晴らしい版画で送られてきます。)

またたくさんの元気をいただいてきました。

先生には、お忙しいところお時間を作っていただいて、感謝しております。
ありがとうございました。

いちばん上の写真は、途中休憩で立ち寄った中央道諏訪湖サービスエリアから見た諏訪湖。
今年は何年ぶりかに「御神渡り」(おみわたり)が観測されました。



諏訪湖の標高は818メートルあります。天竜川の源でもあります。



ここは温泉地としても有名で、サービスエリアの中にも温泉があって、びっくりしました。入る時間がなくて残念でした。



これは、レンタカーを借りた茅野駅。奥に八ヶ岳連峰が見えます。登山客も多く見かけました。

長野泰阜カルメル会

2012-02-18 17:00:00 | Everyday is special
先週の今日、長野県の泰阜(やすおか)村にある観想修道会のカルメル会聖家族修道院で行われたシスター濱田裕子の荘厳誓願式に行ってきました。
シスター濱田は、一時期つくば教会に在籍していたことがあって、ぼくが東京の神学校にいた頃(かれこれ23、4年前)青年会の集いなどでお会いしていました。
その後、彼女は西宮のカルメル会に入会されたのですが、病気療養で一時退会を余儀なくされ、その後、あらためてカルメル会に入会し、新しくできた泰阜カルメル会の共同体に配属され、今回の荘厳(終生)誓願となりました。
本当に長い道のりだったと思います。
けれども、主イエスへのまったき委託と信頼とを持ち続けて、この日を迎えました。

また、今回の誓願式の前日、お母さまが危篤との報を受け、誓願式後の特急で向かい、翌朝未明の臨終に間に合ったそうです。
なんとも大きな犠牲でした。
シスター濱田の信仰の強さと、日本国中の共同体の祈りの素晴らしい連帯を感じました。

シスター濱田の荘厳誓願宣立、おめでとうございます。
天国のお母さまは、これからのシスターを見守ってくださるでしょう。
残されたお父さまのためにもお祈りします。

上の写真は、修道院に飾ってあった聖家族のご像。聖ヨセフが若々しくて、頼もしく見えました。



これは修道院の入り口。



聖母子像が出迎えてくれます。



修道院の聖堂。祭壇脇の一般信徒用の席より。左側の障子を開けるとシスターたちの聖堂になります。



泰阜村と阿南町の間を流れる天竜川。



この日は、修道院のちょうど対岸にある阿南町の南宮温泉に泊まりました。修道院が見えるでしょうか。なんとも田舎の温泉宿でしたが、美味しい地元の料理に舌鼓を打ちました。



最寄りのJR飯田線の温田駅。



無人駅です。



何年か前に修道院が建てられてから、なぜかこの駅にも特急が停まるようになったそうです。



ぼくは、JR中央線の茅野駅からレンタカーで来たのですが、途中通った下條村で発見した看板。地元のスター、がんばってます。

長野県はとても広く、信州出身とは言え、今回初めて南信州、飯田以南を旅しました。

「とっておきPhoto」2

2012-02-10 10:10:10 | Everyday is special
おかげさまで、今年はデング熱にもかからず、フィリピンから無事に帰ってきました。
そうしたら、リコーからの記念の品が届いていました。
この認定書と、副賞の革製ストラップです。
このストラップ(首掛けにもハンドストラップにもなる)は、すでに持っていて愛用しているので、身に余る光栄でしたが、それでもうれしいです。

というわけでして、あらためて、その写真を載せますね。
(本当は、牛さんが一頭、もう少し近くにいると素晴らしい絵になったのですが、そこまで待つ余裕はありませんでした。)

感謝。


「とっておきPhoto」

2012-02-01 10:10:00 | Everyday is special
フィリピンからこんにちは。

今週は、少し雨が降ったり、入道雲が出てきたり、少し蒸し暑くなってきてしまいました。
日本の大雪、まだ続きそうですね。どうぞお気をつけください。

さて、こちらでは、仕事に明け暮れることなく、適度に気晴らしをしています。
いちばんいいのは、若い神学生たちと一緒にバドミントンやピンポンをして汗を流すことです。
高校時代に少しバドミントンをやったことがあるので、昔取った杵柄ならぬラケットで、楽しんでいます。

それと、やはり写真ですが、このたび、つい出来心で応募してしまったリコーの「第7回とっておきPhoto」に採用されることになりました。

お知らせによると、「主な展示方法としましては、写真作品に、作品タイトル、都道府県、お名前(またはニックネーム)、コメントを合わせて2L判サイズにプリントし、同様にGR DIGITALシリーズで採用させていただく他のユーザー様の作品と一緒に束ねた形で、GR DIGITAL IVの展示場所に設置することになります」とのこと。
地方のカメラ屋さんでは、リコーのGRというカメラはあまり店頭に置いてないので、見られないとは思いますが、機会があったらどうぞ見てくださいね。
ちなみに、年賀状でも使った写真で、今年の1月1日の日記の背景写真でもあります。
後日「とっておきPhoto認定証」ならびに記念品も送られてくるというので、楽しみにしています。
(写真は、インターネットでも、小さいですが見られます。こちらです。)

写真は、こちらの修道院に咲いている花。ランの一種と思いますが、この風土によく合っています。