みちあき神父のふぉと日記

カトリック教会の司祭です。日記のテーマは「がんばらない―Take it easy―」。ここで、ひと息ついてくださいね。

西山荘のもみじ

2013-11-30 06:00:00 | Everyday is special
光陰矢のごとし、とはよく言ったもので、あっという間に11月も最後の日となりました。

きょうは聖アンデレの祝日。ぼくの二つある霊名のひとつでもあります。

さて、先日来客があり、常陸太田市にある西山荘に行ってきました。
ここは、水戸黄門で知られる徳川光圀が隠居した場所です。
隠居したと言っても、ここで「大日本史」が編纂されたわけで、あの助さん格さんのモデルとなった家臣も、その編纂を助けました。

この西山荘の庭は、自然のよさを多く取り入れた美しさがあり、秋はもみじの紅葉がなんとも素晴らしいです。
もみじの木も、光圀の時代よりもかなり大きくなったのでしょうが、当時の光圀の趣向を垣間見ることができます。

というわけで、そのもみじの写真をどうぞ。



紅葉は、逆光で見るのが美しい。



錦の滝のよう。



幹もシルエットになって美しい。



見上げれば、青空が小さく見えて。



下を見れば、落ち葉もいとおしい。



池にも紅が映えて。



なんとも素晴らしいもみじの競演でした。

近況

2013-11-22 18:00:00 | Everyday is special
立冬は過ぎていますが、秋が深まってきた感があります。

先週は、時間的余裕がなくてふぉと日記が更新できずにご心配をおかけいたしましたが、おかげさまで元気にしています。

フィリピンでは、想像を絶するほどの猛烈な強さの台風に襲われ、多くの犠牲者と大きな被害が出ました。
わたしの所属するイエズス・マリアの聖心会の修道院や教会はマニラ近郊に位置しているので何の被害もありませんでしたが、何人かの司祭や神学生、修練者が被害の大きかったフィリピン中部の出身者で心配していました。
その中で、一人の修練者がレイテ島出身で、いまだに家族と連絡が取れていないとのこと。
お宅はしっかりした建物だそうで、大丈夫だろうとは話していますが、一日も早く無事が確認されるようにと願っています。

被災された方々が、一日も早く安心できる生活に戻ることができますように、祈りと募金活動をしていきたいと思います。

さて、先週末は、那珂市のアトリエ浅田で「第8回アトリエ・コンサート」が開かれ、ぼくも、ハーモニカのグループと、合唱のグループに参加して演奏してきました。

ハーモニカのグループでは、「十人のインディアン」と「花は咲く」を演奏し、大きな喝采をいただいてきました。
これまでの練習が実って、とてもうれしかったです。

合唱でも、男性合唱でロシア民謡の「ともしび」を思い切り歌い、混声合唱で「椰子の実」とドイツ民謡の「別れ」を叙情豊かに歌い、とても楽しかったです。

その他にも、いろいろなグループの方々が演奏され(管楽器、弦楽器、ピアノやアコーディオンなどさまざま)、聞いていても、とても楽しいひとときを過ごすことができました。

皆さんの素晴らしい演奏にたくさんの「おめでとう」をささげたいと思います。


で、先週の前半は、神奈川県の三浦半島にある聖母訪問会の三浦修道院に行ってきました。
昨年の7月にも行って、今回で二回目です。
(昨年の記事はこちらからどうそ「三浦の修道院」

あの「三浦のトンビ」の修道院です。(記事はこちら。)

今回は、トンビへのエサやりはありませんでしたが、その群れは近くまで来ていたので、よく鳴き声は聞こえていました。

海も砂浜を歩いて、またこころの充電をすることができました。
神さまとシスター方に感謝です。

どうもありがとうございました。

上の写真は、ちょうど元気に咲いていたツワブキの花。



春には、フキとして食べられるんですね。



丸くテカテカした葉が特徴です。



今年の足跡。砂浜を歩くと、ついこのような写真を撮りたくなるのはぼくだけでしょうか。



二組の足跡。イエスさまとぼくのつもりですが、じつは、両方ともぼくのもので、行って帰ってきたのを撮っただけです。



今年もこのカマで焼いた料理に舌鼓を打ちました。



このときは、冬型で大変強い北風が吹き荒れました。その合間に見えた青空です。



修道院のすぐ脇に立っている塔の上に、いつもトンビが来ています。



三浦修道院は、エコロジーの理念を生きる共同体。行くと、自然と元気になります。

日本シリーズ楽天優勝

2013-11-09 12:00:00 | Everyday is special
先日、プロ野球の日本シリーズで、仙台の「東北楽天ゴールデンイーグルス」が初出場で初優勝しました。

応援していた皆さん、おめでとうございます!

それにしても、田中将大投手の、今シーズンの活躍はすごかったですね。
日本シリーズの最終戦でも、前日の160球の投球で負けていたにもかかわらず、自ら志願して最後を締めました。

24才の、素晴らしき野球人です。

また、それを受けいれた星野監督も素晴らしい。
彼自身も投手だったので、田中投手の気持ちをよく理解していたのでしょう。
また、前日の「負け投手」で終わったままでは、来年へのよいつながりが持てなかったでしょうから。
将来につなげた素晴らしい采配でした。

観ていて感動しました。

東北の皆さんも、きっとたくさんの元気をいただいたのではないでしょうか。

よかったですね。
というわけでして、先月撮ってきた写真の中から、紅葉のVサインをどうぞ。


スキー場の真ん中で。



ゲレンデの脇にある「白雪観音」。とても美しいお顔をしていました。

「自分を愛する力」

2013-11-02 21:10:00 | Everyday is special
今週は盛りだくさんの週で、ふぉと日記の更新が遅くなってしまいました。

少し前に読んだ本ですが、乙武洋匡さんの『自分を愛する力』(講談社現代新書、2013年)は、とてもよい本でした。
いつもの彼独特のさわやかな文体で、内容的にも、とても元気づけられました。

健康的な自己肯定感は、とても大切ですね。
乙武さんが生まれる前から受けた親の愛、神の愛を、感じました。
この力があって、初めて他人を愛する力も出てくるのではないかと思います。

じっさい、彼は結婚し、二人の子どもの親ですし、小学校で教員をした経験もお持ちです。
ご自分が受けた愛を、しっかりと伝えていらっしゃいます。

というわけで(?)、ぼくも、まずは自分を大切にする短い旅に行ってきました。

まずは、2つの異なる滝です。
両方とも「不動滝」と言いますが、場所はまったく違います。
紅葉も、ちょうと見頃を迎えていました。



この滝を見た時は、雨がたくさん降っていました。



青空の下の紅葉はもちろんきれいですが、雨にしっとりと濡れた紅葉も美しいです。

なぜ神は、ただ落ちていく木々の葉を、これほどまでに装ってくださるのでしょうか。

不思議です。そして、「神に感謝」です。