みちあき神父のふぉと日記

カトリック教会の司祭です。日記のテーマは「がんばらない―Take it easy―」。ここで、ひと息ついてくださいね。

麦秋

2007-06-19 09:20:20 | Everyday is special
いま友部修道院におりますが、こちらはきょうもよく晴れて、暑くなりそうです。

周辺の麦畑では収穫を終えて、刈り取られた畑の薄茶色と田んぼの淡い緑のコントラストがきれいです。

こうなってくると、ビールの季節がやってきたなあ、と、思うのは、ぼくだけではないでしょう(って、年中ビール飲んでますけど)。

ぼくは、お酒は何でもいただきますが、今はビールがいちばん好きかな。

珍しいところでは、ベルギーのトラピストビール(シメイ)。赤ラベル、白ラベルと青ラベルがありますが、ぼくはいちばん安い(といっても高いですが)赤ラベルのが好きです。青ラベルは濃厚な味わい、白ラベルは苦味のきいた味わいで、いずれもアルコール度数が8度以上もあって強いです。赤は、7度程度ですが、とてもよい泡が出て、コクがありながらも飲みやすいです。

このトラピストビールを初めて飲んだのは、2年前に会議で行った北海道の当別のトラピスト修道院でした。ベネディクトの戒律を徹底して生きるその修道院では、お客さんのもてなしも大切な霊性のひとつで、本当によくお世話してくださいました(お昼から、このビールをいただきました)。

昔、フランスのトラップの修道院でビール作りが始まったのも、疲れた旅人の滋養のためだったとか。

そのビール作りが、ベルギーに修道院が移ってからも引き継がれたとのことらしいです。

国内で最近いいなと思っているのは、軽井沢の地ビールの「YONAYONAエール」です。
これは、イギリス風の茶色で濃厚なビールですが、香りがとてもよいです。あの、軽井沢の森林の香りがする、って言ったら大げさかもしれませんが、とても好きな香りがします。

これは、やっぱ軽井沢で飲むのがいちばん、でしょうね。

でも、聞いた話によると通販でも購入できるとのことです。
取手でも、きっと美味しいことでしょう。

ところで、YONAYONAって、どういう意味でしょうね。夜な夜な飲むからかな。

写真は友部の麦畑。刈りいれ前の風景です。


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6 コメント

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Unknown (omasico)
2007-06-19 18:18:45
今度、こちらに来たら、「よなよなエール」夜な夜な一緒に飲みましょうね。
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Unknown (しゃぼん硝子)
2007-06-20 11:32:51
麦秋と、名残りの菜の花、紫苑の花って合うものなのですね。

ビールのお話、普段なら「話に乗ってしまう」タイプなのですが・・。

数日前から、あまり調子がよくありません。
先程は、実家の癌の父と「天国ってこんなところかしら。」という所に行った夢を見ました。
明るい花々の世界・・綺麗な夢でした。
目覚めると、絶不調の自分に引き戻されて。
こういう状態のとき、この世で相談出来る方は、
まずいませんね。この世は弱音を吐けませんね。
父だって、辛い病気を持ちながら「頑張って」いるのですから。
皆さん、それぞれにお忙しいのですから、
この世のことは、この世の自分で乗り越えなくてはいけませんね。
目に見えることのないイエズスさまを固く信じて、
人様には迷惑をかけてはならないのですね。
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Unknown (ERI)
2007-06-20 23:03:40
あっ!ベルギービール私も大好きです!
種類によってグラスが違うのオシャレさんがまた素敵です!!
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omasicoさんへ (みちあき)
2007-06-21 11:02:38
じつは、来週さいたま教区の司牧者大会が軽井沢の黙想の家であり、ぼくも参加する予定です。
が、丸3日間予定がぎっしりで、自由時間がほとんど取れません。
それでも、星野温泉の田舎食堂(でしたっけ?)で生のYONAYONAエールを飲みたいなあと思っています。あのグラス一杯の泡がすごくいいんですよね。
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しゃぼん硝子さんへ (みちあき)
2007-06-21 11:23:43
遠くに離れたお父さまがご病気とのこと。そのお気持ちは想像もできないほどのものなのでしょうね。

いま読んでいる本に、ちょうど心に響いた一節がありました。

「私は、ハンディを負った人々と共に暮らすようになって、私たちの負っている傷は、生を織りなす本質的な部分であることに、ますます気づかされるようになりました.....。
痛み・・・、・・・苦しみ、もっとも「ノーマル」なことさえ(着替え、食事、歩行、バスに乗ること、贈り物を買ったり、お金を支払うことなど)、つねに助けを必要とするという苦悩。
こうした傷のどれ一つ取っても、無くなったり、減少したりすることはけっしてないでしょう。
それでも、それを自分のものとして受け入れ、私たちのことを愛する者と呼びかけてくださる方の光に当てることで、私たちの傷をダイヤモンドのように輝かせることができます。」
(ヘンリ・ナーウェン『愛されている者の生活』あめんどう、1999年より)

しゃぼん硝子さん、ぼくたちは皆どこかで「傷」や負い目、弱さを、持っています。
だから、弱音を吐いていいんですよ。
人に迷惑をかけていいんですよ。
自分の力で乗り越えようとしなくて、相談していいんですよ。
そこには、必ずいっしょに祈ってくれる人がいます。
少なくとも、ぼくはお祈りします。
だから、どうかご自分を責めないでくださいね。

美しい天国の夢。もし見方が変えられるなら、死をも恐れないほどの勇気を神さまがくださるのかもしれません。
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ERIさんへ (みちあき)
2007-06-21 11:29:30
ベルギーのビールって、どうしてこんなに種類が多いの?っていうくらいにありますよね。
「ベルギー」と「ビール」でかけ合わせて検索すると、いろいろと出てきます。

ぼくは、1995年にダミアン神父の列福ツアーでベルギーに行かせていただいたとき、ブリュッセルのホテルで飲んだきれいな赤ビールのことを思い出します。
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