![](http://sacred-hearts.hp.infoseek.co.jp/photos/borobur01.jpg)
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マルティヌス神父の故郷での初ミサの翌日(2月1日)、ぼくたち日本からの参加者はマルティヌス神父と、現在山形教会で働いている同じインドネシア人会員で、今回の叙階式に同行したスリ・ワルヨ(インドネシア語で「美しい命」というお名前)神父の案内で、ジョグジャカルタ近郊の観光の日を一日いただいて、世界遺産となっているプランバナンというヒンズー教の寺院とボロブドゥールという仏教の寺院を訪ねることができました。
いずれも8世紀後半にできたというもので、日本でいうと平安時代初期。ぜひ訪ねたいと念願していた世界遺産でした。
ぼくが、いちばん感激したのは、やはりボロブドゥール仏教遺跡
(ウィキペディアはこちら)です。
これは、平たいピラミッドの形をしていて、5層からなっていますが、下から俗界、そして天上界へと、各回廊のレリーフを見ながら歩くことができます。
発見されたのが、けっこう最近のことで、それ以前は、ジャングルの中の土に埋もれた丘であったとのこと。
今回、インドネシアに行く直前のテレビの番組で取り上げられていたこともあって、じっさいに見たときの感動はひとしおでした。
(ちなみに、奈良県の明日香村には、これとそっくりなミニチュア版の仏教遺跡があるとのこと。こちらにも行ってみたくなりました。)
いちばん上から見る景色は、あたかも8世紀にタイムスリップしたかのよう。古代のロマンに思いを馳せました。
なかでも、石の籠のようなものの中に安置されている仏像群は、ほんとうにすばらしかったです。
その中の仏像の手に触れればしあわせが訪れるという言い伝えがあるとのこと。
ぼくも、1200年前の、その指先に触れさせていただきました(宗教の違いなんて、もう関係ありません)。
時間も限られていたので、全部の回廊を巡って見ることはできませんでしたが、本当にすばらしかったです。
インドネシアには、世界に誇る歴史と文化遺産があるのだと、あらためて思いました。(ぼくは、この遺跡に一目惚れしてしまって、機会があれば、ぜひまたゆっくり行きたいと思います。)
ちなみに、ワルヨ神父の故郷は、ここから車で一時間弱のところ。訪問は叶いませんでしたが、翌日空港で、ご両親とお兄さん、甥子さんに出会うことができ、うれしかったです。
![](http://sacred-hearts.hp.infoseek.co.jp/photos/R0016197.jpg)
(この写真も、クリックすると、はみ出た部分が見られます。)