みちあき神父のふぉと日記

カトリック教会の司祭です。日記のテーマは「がんばらない―Take it easy―」。ここで、ひと息ついてくださいね。

一月の蔵王

2013-02-23 18:00:00 | Everyday is special
今回は、写真のみの日記です。
1月に行ってきた蔵王の写真から。

上の写真は、ロープウェーの蔵王山頂駅近くにある大きなお地蔵さん。
夏場に行くと見上げるほどの高さですが、雪の季節は頭をなでることができるくらいです。
ここですべる時にはいつもあいさつをします。
お賽銭箱がソリになっているのが面白いですね。



これはさっきのお地蔵さんの北側の山で、パラダイス・ゲレンデから見上げた三宝荒神山。お地蔵さん側は、やさしいまあるい山ですが、その北側は、たいへん荒っぽい姿をしています。



これもパラダイス・ゲレンデ。山頂駅からザンゲ坂をおりて右側に行くとあります。つまり、ザンゲしたあとはパラダイスに!



パラダイス・ゲレンデの端っこは、また雪の風紋がきれいでした。



これは、樹氷原コースから黒姫ゲレンデにつながる連絡コースでの絶景ポイント。お気に入りの場所でもあります。左が地蔵山、右が熊野岳。

ベネディクト16世勇退

2013-02-16 14:00:00 | Everyday is special
2月10日、枢機卿会議が行われていたバチカンで、教皇ベネディクト16世が、2月28日をもって教皇職を退任されることを発表されました。
ニュースでも、あちこちで紹介され、キリスト教とは関係のない日本でも関心が高かったことは、興味深いことでした。
今朝の天声人語で、かなり批判的にバチカンや教皇職について書かれていたのが、少々気になりましたが。(正直、天声人語でさえ、この程度のことしか書けなかったことが残念でした。)

教皇さまが、集まった枢機卿たちに向けて発表された「辞任表明のことば」を読むと、彼が長い時間をかけてどれだけ誠実に祈りながら識別されたかがうかがわれます。

人間、引き際を自分で決めるのは本当に難しいことです。
しかも、教会法で教皇の辞任する自由と権利が認められているとは言え、過去700年間もそのような事例がなかったことを考えると、その勇気に感動すら覚えます。

前の教皇ヨハネ・パウロ2世が、晩年パーキンソン病で苦しまれたとき、枢機卿の間で存命中の退任について様々な意見が出されていたと聞きました。
が、どちらの生き方も、素晴らしいと思いますし、心から尊敬します。

ミサの中では、毎回必ず教皇さまへの祈りがあります。
これまで通り、また、新たな思いも込めて、2月の末まで大切に祈っていきたいと思います。

なお、カトリック中央協議会のHPに、関連記事がいくつもありますので、ご参照ください(こちらからどうぞ)。


写真は、1月末に行った蔵王にて。久々に、夕暮れまで滑りました。















今年の蔵王

2013-02-09 13:00:00 | Everyday is special
立春を過ぎて、陽射しはすっかり春を感じるほどになりましたが、まだ寒い日々が続いています。

さて、先週は、突然思い立って、晴れた日をねらって山形蔵王温泉スキー場に一人で行ってきました。
樹氷も大きく育って、なかなかの見応えでした。

この日は、天気がよく、風も穏やかだったので、ロープウェーの蔵王山頂駅から地蔵山まで登ってきました(ちゃんと登山届けも出して)。
登山といっても、30分くらいで登れてしまいます。
が、やはり、冬山の頂上まで行くと、別の世界が広がっています。

真っ白な雪に覆われた風景は、自分の心も清らかにしてくれます。

「何事のおわしますかはしらねども、かたじけなさに涙こぼるる」

歩きながら、この西行の歌を思い出していました。
なぜかわからないけれども、神さまに感謝したくなる気持ちです。

やはり、少なくとも年に一度はこのような景色(被造物)の中に行かなければと思います。

今年も、行かせていただきました。ありがとうございました。

神に感謝!



右上が地蔵山頂上。



様々な形の樹氷(別名スノーモンスター)が出迎えてくれます。



地蔵山の山頂。この日は、遠く月山、朝日連峰、飯豊連峰、西吾妻連峰がきれいに見えました。



少し足を伸ばすと、熊野岳がよく見えます。右側の遠くに見えるのは、西吾妻連峰。



これは仙台方面の景色。



別の角度から。



これは下山中に撮ったもの。雪の風紋がとても美しかったです。

立春前に

2013-02-02 16:00:00 | Everyday is special
きょうは、暖かくなって、春の陽気。
節分になれば立春だなと思わせる日となりました。

散歩道には、はやくも春の草花が。

「冬来たりなば春遠からじ―If winter comes,can spring be far behind」

とは、本当にそうだなと思います。
雪国の皆さんにとっては、きょうはホッとされていることでしょう。
(あるいは、除雪作業でお忙しいでしょうか。)

また、きょうは「主の奉献」の祝日。
降誕祭から40日目にあたります。

わたしたちの間でお生まれになったみどりご(神の愛)が、健やかに大きく育っていきますように。

上の写真は、今日撮れたてのホトケノザ。



これはきょうのオオイヌノフグリ、学名Veronica persica。