みちあき神父のふぉと日記

カトリック教会の司祭です。日記のテーマは「がんばらない―Take it easy―」。ここで、ひと息ついてくださいね。

87才の神父、現役です

2014-03-29 08:00:00 | Everyday is special
各地で桜が咲いて、春爛漫になってきました。

きのうは、イエズス・マリアの聖心会のアメリカ人宣教師、ビファー神父の誕生日でした。
87才で、教会で働く司祭として、いまも現役です。

ユーモアたっぷりで、いつも皆を楽しませてくださいます。
(これは冗談なのか真面目な話なのか、聞いていて時々分からなくなるのも彼らしいところ。)

これからも、健康の恵みが与えられますように、お祈りします。

写真は、友部の北山公園で咲き始めたカタクリ。
今年もきれいに咲いてくれました。



野の花の季節

2014-03-22 08:00:00 | Everyday is special
小さな野の花の季節の始まり。
杉花粉はふり注いでいますが、散歩をしながら楽しみたいと思います。

杉花粉と言えば、ぼくは30代から40代半ばまでは花粉症がひどかったのですが、次第に改善して、いまはほとんどよくなりました。
もしかしたら、40代半ばからずっと食べ続けているヨーグルトのおかげかもしれません。
(ちなみに、明治のブルガリア・ヨーグルトです。中高時代の親友が務めている明治なので、単にひいきして買っているだけですが。オリゴ糖などを混ぜて食べます。)
きっと腸内環境が改善して、免疫力アップにつながっているのがよいのかもしれません(広告の見過ぎ?)。

というわけでして、春ですから、たくさん陽の光を浴びたいと思います。

写真は、今週撮ったもの。上はオオイヌノフグリ。青色が、やはり美しい。



ホトケノザ。今日も手を合わせて祈っています。



これはナズナ。ぺんぺん草の花でした。



これも、小さな小さな花でした。

春 Spring has come

2014-03-15 17:30:00 | Everyday is special
春が来ました。
ホトケノザやオオイヌノフグリが咲き乱れ、ヒバリが空高く元気にさえずり始めました。
山にはそろそろカタクリやキクザキイチゲが咲いてくるでしょう。

この季節、学校を卒業して新しい生活が始まる方も多いことと思います。

新しい旅立ちが、神さまの祝福で満たされますようにお祈りします。

写真は、2003年4月11日に、たしか二番目の兄に連れて行ったもらった長野県の小川村で撮ったつくし。
新しいカメラを買って(今は会社がなくなってしまったミノルタのディマージュ7Hi)、本格的に写真を取り始めた頃の、懐かしい一枚です。

あれから、もう11年も経つのだなあ。

人生後半の霊的旅路

2014-03-07 20:00:00 | Everyday is special
3月に入ったというのに、連日寒波が来ているようですが、いかがお過ごしでしょうか。
本日7日、長野県の野辺山では氷点下25.3度を記録したとのこと(信濃毎日新聞より)。
寒いはずです。

さて、先週の土曜日は、カトリック茨城県女性の会主催の学習会が友部修道院であり、僭越ながら1時間半ほどお話をさせていただきました。
タイトルは「人生後半の霊的旅路」と、かなり大きく出てしまいました。
が、多くは自分自身の体験の分かち合いをさせていただきました。

お話の中でも紹介した河合隼雄先生の文章を、ここで再引用させていただきます。

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彼〔ユング〕は人生を前半と後半に分け、人生の前半が自我を確立し、社会的な地位を得て、結婚して子どもを育てるなどの課題を成し遂げるための時期とするならば、そのような一般的な尺度によって自分を位置づけた後に、自分の本来的なものは何なのか、自分は「どこから来て、どこに行くのか」という根源的な問いに答えを見いだそうと努めることによって、来るべき「死」をどのように受けいれるのか、という課題に取り組むべきである、と考えたのである。中年には転回点があるが、前述したような課題に取り組む姿勢をもつことにより、下降することによって上昇するという逆説を経験できる。しかし、そのような大きい転回を経験するためには、相当な危機を経なければならない、というわけである。(河合隼雄『中年クライシス』朝日新聞社、1993年、p.6)
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ぼくは、まさに中年真っ盛りにあるわけでして、山あり谷ありの道のりを歩む中で、河合先生の著作には大変助けられました。

それにしても、彼は、単なるユング派の心理療法家であるだけでなく、とても深い思想を展開した人だと思います。
彼の著作を読めば読むほど興味が広がっていきます。

そんな彼にお目にかかったのは、ちょうど2000年の秋だったと思います。
カトリック東京管区(東京、札幌、仙台、新潟、さいたま、横浜の6教区)の司祭大会で彼の講演会が札幌であり、参加してきました。
彼の講話の後、質問をさせていただいたり、個人的に挨拶をさせていただいたりして、とても感激したのを覚えています。

まだまだ読みたい本がたくさんあります。
これからも、河合先生には、心の中で指導していただきたいと思っています。

写真は、先月行った菅平の奥ダボスにて。



この日は天気に恵まれて、素晴らしい景色を堪能してきました。雪に映る木の陰も印象的です。



根子岳頂上付近。これはウサギの足跡でしょうか。



誰も足を踏み入れていない新雪を滑るのは、もったいないけどうれしいもの。



雪の風紋のことを「シュカブラ」と呼ぶのを最近知りました。


ところで、いちばん上の写真ですが、これは誰か先に滑った人の跡でして、足も開いていますし、少しヨロヨロしています。
まさに、人生後半の旅路のようですね(^^)