みちあき神父のふぉと日記

カトリック教会の司祭です。日記のテーマは「がんばらない―Take it easy―」。ここで、ひと息ついてくださいね。

取手教会のC神父

2008-03-31 12:00:00 | Everyday is special
神のお告げの祭日、おめでとうございます。
本来なら、3月25日にお祝いする祭日ですが、今年は聖週間と重なったため、この日になりました。
これから9か月かけてクリスマスの準備をします(って、気が早いかな?)

さて、真生会館聖書センターが週刊で発行している「ゼーヘル」の表紙に、2月24日の週から今週までの6週間、ぼくの写真が使われました。

「ゼーヘル」が届くと、いつも中身を読むよりも先に、まずは表紙の写真を見て、それから雨宮神父さまの「編集後記」を読むというように、毎号を楽しみにしています。
いうならば、「ゼーヘル」の写真と編集後記は、雨宮神父さまの紙上のブログのような楽しみ方があるわけでして、そこにぼくの写真を掲載させていただけるとは、たいへん光栄なことと思っています。

そんな雨宮神父さまの編集後記に、この6週間「取手教会のC神父さん」と何回か登場しましたが、何を隠そう、ぼくのことです。(ま、誰が読んでも、そうとしか解釈のしようがないですけど。)

そして、ついにその編集後記にぼくの実名が今週号、このブログのタイトル「みちあき神父のふぉと日記」といっしょに登場しました。
(雨宮神父さま、ありがとうございます!)
いよいよ「ゼーヘル」を通して、この「ふぉと日記」も全国区にならせていただいたような気分です。

それに、この「ゼーヘル」の表紙に写真が使われた、というのがシブイです。他の売れ筋の「あけぼの」とか「カトリック生活」とかでないところがじつにシブイです。
かなり、自己満足の世界に入り込んでしまっていますけどね。

来週からの「ゼーヘル」では、他の方の写真や、久しぶりに雨宮神父さまご自身の写真を楽しむことができます。
個人的には雨宮神父さまの撮られる写真が大好きで、今回もとてもよい雰囲気の写真ばかりです。
とくに、石畳の道の写真は、とても奥行きが感じられてよいですし、木立の中に朝日が差し込んでいる写真も、朝のすがすがしさが伝わってきて、とてもよいです。時間や気象などすべてのタイミングがよく、なかなか撮ろうと思って撮れるものではありません。

毎日のミサの朗読の解説がメインの「ゼーヘル」ですが、このような「雨宮神父のフォト日記」的な楽しみ方もおすすめなんですよ。
と、いうわけでして、「ゼーヘル」の注文はこちらから。

写真は、先週の土曜日の朝、近くのみずき野に行って撮った桜。まだ2分咲き程度でしたが、すぐに見ごろとなることでしょう。


修道会の総会

2008-03-26 12:30:00 | Everyday is special
復活祭からは「復活の八日間」と呼んで、毎日のミサで栄光の賛歌を歌い、主の復活を祝い続けます。

ぼくの修道会では、毎年この時期とクリスマスの後に集まりをやりますが、今年は3年に一度の総会です。
山形と茨城県内の会員たちの他に、アメリカとフィリピンからも一人ずつ代表の司祭が集まり、火曜日の朝から金曜日まで、またまた会議です。
この修道会は、本当に会議をよくやる会で、修道会のカリスマのひとつではないかと思ってしまうほど。もちろん、大切なことを話し合っているのですけど、さすがにみんな聖週間の疲れも残っているので、ちょっとたいへん。

聖霊のはたらきによって、よい実りがもたらされますように。

というわけでして、外出もままならず、写真を撮る余裕もないので、3月9日に撮った写真を眺めながらの息抜きです。

聖香油ミサ

2008-03-19 20:00:00 | Everyday is special
きょうは聖香油のミサが水戸教会でありました。

司教主司式のこのミサの中で、洗礼や堅信、叙階の秘跡のための聖香油、洗礼志願者の油、病者の油の3つが聖別されます。

油はいずれもオリーブオイルですが、聖香油には、その名の通り香料が入っていて、通常は「バルサム」というものが使われるそうです。

病者の塗油の秘跡に使う油だけは、ミサの中の奉献文の中で聖別されるのが特徴です。
他の2つの油は、拝領祈願の終わった後で聖別されます。

このときに聖別された油は、各小教区に大切に持って帰られ、これから1年間使われることになります。

聖香油のミサは、本来は聖木曜日の午前中に行われるものですが、教区によっては地理的な理由で他の曜日に移されます。さいたま教区の場合は、毎年水曜日に行われています。

というのも、このミサは、教区内のすべての司祭ができるだけ参加して共同司式することになっていて、そこで司教を囲む司祭の一致があらわされ、また、司祭の叙階のときの約束の更新がなされるからです。

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全能の神よ、
御子キリストに選ばれた私たち司祭が、
あなたのことばと秘跡によって人々に仕え、
与えられた使命を、
恵みによって果たすことができますように。
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きょうは、さいたま教区の2名の神学生の「司祭助祭候補者認定式」も行われました。

「あなたたちのうちに神が始めてくださったことを、神ご自身が完成してくださいますように」と司教が祈ります。

ぼくも、自分が司祭に叙階された水戸教会の聖堂で、神さまご自身がぼくの中で始めてくださったことが、神さまご自身によって完成されますようにと、また、自分がその妨げになりませんようにと、思いを新たにしてきました。

写真は、今朝の友部修道院にて。

もうすぐ聖週間

2008-03-14 09:25:25 | Everyday is special
先日の土日は、カルメル会の中川博道神父さんをお迎えしての黙想会がありました。
神父さんのやさしさにあふれた笑顔、あふれ出るうつくしく響く言葉、深く生きておられる霊性。
ぼくの憧れの司祭のひとりです。
ようやく四旬節らしい準備ができたひとときでした。

それから、じつは今週も会議続きで、少々息切れがしておりました。
「忙」という字は、こころをなくす、と書きますが、「忙しい」と思いながら日々を過ごしていると、本当にこころを失ってしまいます。

修道生活は、共同生活のたいへんさもありますけど、時間になったらともに祈る、ともに食べる、ともに楽しむ、という、最低限守らなければならないことがあって、それで、仕事だけで一日が終わってしまうことを避けることができます。

たまに、「教会に住んでいるとたくさんお祈りができるでしょうね」と言われますが、正直に言いますと、そういうことはけっしてありません(少なくともぼくの場合)。
とくにひとりで住んでいると、祈りの時間になっても、あと少し、この仕事を終わらせてから、とルーズになってしまい、結局祈る時間をすっぽかしたり、せっかく祈ってもいい加減になりがちです。それに、教会に住んでいれば、玄関のチャイムが鳴ったり、電話がかかってきたり、急な相談事があったり、いろいろなことがあります。

教会に住んでいても、努力しないと祈ることはできません。
しかも、ひとりでいてはなおさらのこと。
とくに修道者としては、ひとりで住むことは健全とは言えません。

そういうこともあって、ぼくは教会には週の後半だけ来ていて、週の前半は友部の修道院に過ごすようにしています。

さいわい、取手教会には、ひとりのブラジル人の神父さんが1月から来ていて、そんな時間をともに過ごすことができ、本当にうれしく思っています。

ちなみに彼はぼくと同じ修道会の会員で、年もほぼ同じ。これから日本で働くために、いま日本語の勉強をしています。
4月からは水戸で語学研修をすることになっているので、取手には3月末までしか住みませんが、これからもいろんな面で助けてくれることでしょう。

写真は、先週、たぶん今年最後のスキーになると思って行った蔵王にて。ロープウエーの山頂駅から地蔵山にも登ってきました。




春らしい日

2008-03-08 07:30:30 | Everyday is special
きょうは、教会学校の卒業式。
あたたかな、春らしい一日となりそうです。

先日出かける前に、友部修道院の庭にもオオイヌノフグリがたくさん咲いていたので、さっそく愛用のカメラを取り出して写真を撮りました。

和名はなんとも花にかわいそうな名前ですが、英名はBird's-Eye、学名はVeronica persica Poirと言うそうで、そちらの方がよっぽどかわいらしいです。
学名にヴェロニカの名前があるのは、この時季の十字架の道行きに関係があるのでしょうか。

今晩から明日にかけて教会の四旬節黙想会が開かれます。カルメル会の中川博道神父さんが来てくださるので、今からとても楽しみにしています。
きっとよい黙想会になることでしょう。

皆さんも、どうぞよい週末をお過ごしください。

おかげ様で

2008-03-03 13:15:15 | Everyday is special
修道会のアジア・フレンチポリネシア地域の国際会議が、無事に終わりました。
皆さまのお祈りのおかげで、よい実りがもたらされました。
同時に、大きな宿題もいただくことになりました。

まずは、参加された皆さん、陰で支えてくださった皆さんに感謝です。

というわけで、この2週間朝から晩まで休む間もないほどでしたので、今週は、ちょっと自分の時間を作って、頭と心と身体のリフレッシュができればと思います。
しばし、ブログの更新やメールができないと思いますが、どうぞご心配なくお願いします。

写真は、前回長野から帰る途中に寄った軽井沢にて。