みちあき神父のふぉと日記

カトリック教会の司祭です。日記のテーマは「がんばらない―Take it easy―」。ここで、ひと息ついてくださいね。

ヘメットの花々

2011-05-28 09:20:00 | Everyday is special
カリフォルニアからこんにちは。

日本は、たいへん大きな台風が近づいているようですが、大丈夫でしょうか。
こちらでは、大きな竜巻が今週またミズーリ州で発生して、126人が亡くなり、230人以上が行方不明と報じられています。また、多くの方が家を失いました。竜巻も、たいへん恐ろしいです。日本やアメリカ、その他の国の自然災害で犠牲になられた方、被災された方のためにお祈りします。

さて、こちらは夏に向かって暑くなると同時に乾燥し始めます。
花の季節は、もう終わり。
が、先日の雨で、また少し花の季節が伸びたように思います。

というわけで、こちらに来てから撮りためていた花の写真をどうぞ。

これは、セージの花。ここの表通りの名前が'Sage Road'なのですが、名前の通りセージが多いです。葉っぱが、とても甘い香りを放っています。


セージというと、ぼくはサイモンとガーファンクルの「スカボローフェアー」という歌を思い出します。その歌詞に、「パセリ・セージ・ローズマリー・アンド・タイム」とあるからです。ただ、それだけなのですけどね。

なんとなく薄い緑色の葉っぱの植物がセージです。ちなみに、遠くに見える山は、サン・ハシント山('Mt. San Jacinto')です(標高3,302 m)。



上の写真の、黄色い花がこれです。



地面には、このような黄色い花。



集まって咲いています。



そして、小道が黄色の花のじゅうたんに敷きつめられたかのよう。



名前はわかりませんが、面白い形をした花です。



これは、アザミに似ています。



これは、とても乾燥に強い花のようで、少しの雨でも花を咲かせます。



これも、見たことのない花です。



荒れ野にに咲いた一輪の花。


ヘメットの花たちにも感謝です。

ヘメットの動物たち(2)

2011-05-21 12:20:00 | Everyday is special
カリフォルニアからこんにちは。

こちらでは、一昨日までの数日間、季節外れの冷たい雨が降ったりして寒いほどでしたが、ようやくすがすがしい青空が出てきました。

さて、ヘメットの動物たちの続きです。

あの巣のヒナたちがかえりました。巣に近づくと親たちがしきりに鳴いて威嚇するので、写真を撮るのが申し訳ないですが、ちょっとだけお邪魔させていただきました。
強い風や冷たい雨に負けずに元気に育っているようで、安心しました。

そして、ようやくジリスの姿を写真に収めることができました。地面に落ちたオリーブの実を食べているようです。



これが、オリーブの実です。ブドウのような色の皮で、中身は白。食べてみるとかなり苦みがありました。


そして、「今日のウサギ」(あまりにかわいいので、またスライドショーにしてみました。懲りずにしばらくおつきあいください。)ここはトンビやフクロウもいるので、食われてしまわないようにと願っています。(もちろん、トンビやフクロウ、コヨーテも生きるのに必死なのですけどね。)


以上、そして前回の動物写真は、コンパクト・デジカメで撮っていますが、望遠にも限りがありますので、トリミングして大きく見せています。

ヘメットの動物たち

2011-05-14 08:00:00 | Everyday is special
カリフォルニアからこんにちは。

こちらでは、先月は巨大竜巻の被害があちこちでありましたが、今月に入ってからはミシシッピ川が氾濫して、中南部のいくつもの州で被害が拡大しています。過去2番目になるほどの被害だそうです。日本も含め、世界のあちこちで被災した方々のためにもお祈りしたいと思います。

さて、ここヘメットにある修道院は、田舎で、豊かな自然に囲まれています。
上の写真は、敷地内の垣根にしている低木にある鳥の巣。鳩と雀の中間くらいの大きさの鳥で、黒っぽい色をしています。これから巣立ちまでが楽しみです。

ここでは鳥の種類も多く、ざっと数えただけで10種類はありました。

そして、今週、なんと初めてコヨーテを目撃しました。

コヨーテは、小型のオオカミと言ってよいのだと思いますが、目撃した個体は、かなり大きくて、犬のシェパードくらいはあったでしょうか。
ネズミやウサギなどを食べています。ときには、家畜やペットも襲われるとか。人間も、襲われる可能性があるので、気をつけた方がよいようです。
このふぉと日記で初めてスライドショーにしてみましたので、どうぞ。

カリフォルニアのコヨーテ


それから、Gopher(ゴーファー)と呼ばれるホリネズミ。しっぽを入れない体長が20センチはあったでしょうか。モグラよりもずっと大きいですね。家の中庭に住み着いています。

Gopher(ホリネズミ)



そして、かわいい野ウサギ。この2匹(2羽?)は、まだ子どもで、あまり人間を恐れていません。お尻が白くて、頭を隠しても、すぐに見つかってしまいます。コヨーテに食べられないようにと願っています。

カリフォルニアの野ウサギ


このほかにも、ジリスがたくさんいますが、すばしっこくてすぐに逃げるので、なかなか写真に収めることができません。

ここでは、このような動物たちのテリトリーの中に人間が住んでいるわけでして、上手に共生できればいいですね。ガラガラヘビは恐ろしいですけれど。

福者ヨハネ・パウロ2世教皇

2011-05-07 04:00:00 | Everyday is special
カリフォルニアからこんにちは。
5月の大型連休も、この週末で終わりますが、いかがお過ごしでしょうか。

さて、先日の5月1日に、前の教皇ヨハネ・パウロ2世が、バチカンで列聖されました。
カトリック中央協議会の記事はこちらからどうぞ。

福者ヨハネ・パウロ2世の帰天は、ぼくがカトリック取手教会に2005年4月に赴任してすぐのことだったので、たいへん印象深く記憶に残っています。
とても親しみのある魅力的な教皇でしたね。また、霊的にも深い方だったと思います。
これからは、福者として、わたしたちの祈りを取り次いでくださるでしょう。

こちらのマリアの聖なる名教会では、今晩(5月6日)に、列福を記念したミサがささげられます。

ヨハネ・パウロ2世の列福関連のニュースはこちらをどうぞ。
asahi.com
YOMIURI ONLINE
毎日jp

msn.産経ニュース

ところで、マリアの聖なる名教会は、先週金曜日から土曜日まで、教会のフィエスタ(お祭り)が行われました。
びっくりしたのは、教会の広い駐車場に、たいへん見事な移動式遊園地ができてしまったことです。
しかも、3日間、じつの多くの人々が訪れて、楽しんでいました。

カトリック取手教会にいたころ、インターナショナル・サンデーと称して、毎年の小さなお祭りを始めましたが、こちらの教会の規模は、たいへん大きなもので、びっくりしました。

遊園地の他に、ライブコンサート、国際的な食べ物の屋台、バザー、福引き、などがあり、復活祭の次の週だというのに、皆熱心に参加していました。

ぼくは、まだ知り合いも少なく、アメリカ的な楽しみ方に、おっくうでなかなかなじめませんでしたが、主任司祭のリチャード神父に助けられて、よいひとときを過ごしてきました。

まずは、そのときの写真をごらんくださいませ。

上の写真は、「空飛ぶイス」。


福者ヨハネ・パウロ2世教皇のパネル。取手でも作ったことを思い出しました。



こんなのも、トレーラーで運んで組み立ててしまうんですね。



さらにびっくりしたのは、移動式の現金自動支払機。乗り物に乗りすぎて、お金が足りなくなってしまうのでしょうか。



この観覧車は、小さいのですが、スピードがあって、何度もぐるぐる回ります。



ぼくは、土曜日の晩は恥ずかしくて何も乗らなかったのですが(あるいは日本で苦しんでいる人がたくさんいるのに、との思いで乗れなかったのもありますが)、ヘメットに戻る前にどうしても乗りたい気持ちを抑えられず、もしここで乗らなければ後々絶対後悔すると思って勇気を振り絞ってチケットを買い、何人かの小さな子どもたちと「空飛ぶイス」に乗ってきました!やっと子どもに戻れた気分。



最後に、もうひとつ、観覧車に乗りました。これは、どうしても上から写真を撮りたかったから(言い訳)。係の人に一人では乗れないと言われ、チケットも買ってしまったのにしょんぼりしていたら、日曜日のミサで侍者をしてくれたハイスクールの女の子三人組が来て、いっしょに乗ってくれました。感謝。



さすがに暑い日中は人出はまばらで、夕方から混んできます。毎晩夜10時まで。



メリーゴーランドとか、2つの絶叫マシーンとかもあったのですが、さすがにそこまでは乗る気は起こりませんでした。日本の被災した子どもたちも、一日も早く安心して笑顔で楽しむ日が訪れますようにと、願ってやみません。