みちあき神父のふぉと日記

カトリック教会の司祭です。日記のテーマは「がんばらない―Take it easy―」。ここで、ひと息ついてくださいね。

53才

2013-06-27 21:00:00 | Everyday is special
おかげさまで、本日、生まれて53年が経ちました。
50を過ぎたら、あまり感激、感想はありませんが、半世紀以上を生きたのだなあと、素直に思います。

まずは、天国の両親に感謝したいと思います。
そして、これまでさまざまな仕方で支えてきてくださった皆さまに、感謝いたします。

そして、誰よりも、神さまに感謝いたします。

神さま、ありがとう。

皆さまにあっては、これからも、お祈りによる支えを、どうぞよろしくお願いいたします。


写真は、花の形はヒメジョオンにそっくりなのですが、色や茎の形状がちょっと違うお花です。
とてもきれいな色の花でしたが、刈られてしまいました。



「今日は野にあって、明日は炉に投げ込まれる草でさえ、神はこのように装ってくださる。まして、あなたがたにはなおさらのことである。信仰の薄い者たちよ。」
(ルカ12:28)

朋あり遠方より来たる

2013-06-22 16:30:00 | Everyday is special
有朋自遠方来 不亦楽
(朋あり遠方より来たる また楽しからずや=論語学而編より)

ぼくの親友の一人、聖公会のある司祭が訪ねてきてくれました。
同い年の彼とは、米沢時代に知り合いました。

ぼくが、うつ病で苦しんでいた時、涙を流しながら話を聞いてくれて、大いに助けられました。
自分のために涙を流してくれる人がいる、と知ることは、どれだけのなぐさめになるでしょうか。
ぼくは、本当に良い朋たちに恵まれています。
一生大切にしなければと、あらためて思いました。

で今回も、久しぶりに酒を酌み交わしながら、またいろいろな話をしました。

彼の趣味も野の花の写真を撮ること。
いつか二人展をやりたいね、と盛り上がりました。
実現の日を楽しみにしています。

写真は、この季節に撮りためておいた紫陽花。



これは、「紅(くれない)」という山紫陽花。もっと赤色が濃くなります。



花のように見えるのは、じつはガクで、真ん中の小さな無数のつぼみが花になっていきます。

埼玉ダルクの辻本さん

2013-06-15 10:30:00 | Everyday is special
近畿や西日本ではたいへんな猛暑となっているようですが、いかがお過ごしでしょうか。

先週の土曜日は、カトリック茨城女性の会主催で、埼玉ダルク施設長の辻本俊之さんの講演会が友部で開かれました。

彼は、数年前、カトリックさいたま教区の司牧者大会でもお話をしてくださり、とても感銘を受けていたので、再会を楽しみにしていました。

当日は、県内の教会の方々だけでなく、茨城ダルクの皆さんや地元のNPO法人茨城依存症回復支援協会(略称IARSA=アイアルサ)の皆さんなども駆けつけてくださり、会場の聖堂がいっぱいになるほどでした。

この日も、辻本さんはご自分の体験談も踏まえ、とてもよい信仰の分かち合いをしてくださいました。
あの、屈託のない笑顔とバイタリティーある笑い声には、いつも励まされます。

じつは彼の洗礼の代父は、ぼくの代父と同じ方。2才ほど彼が年上で、言うならばお互い兄弟です。

これからもご活躍を願っています。


写真は、ネモフィラの花。5月の中頃に初めて行った国営ひたち海浜公園にて。
以前からぜひ見たいと思っていたので、こちらにも感激しました。



満開で、元気に咲いていました。



この「みはらしの丘」は標高58mの人口の丘で、ひたちなか市でもっとも高いところと言われています。元々は、旧日本軍の水戸飛行場、戦後は米軍の水戸射爆撃場として使われていた地域で、昭和48年(1973年)に返還されてから公園などが整備され、1991年に海浜公園がオープンしました。(その辺の話は、こちらのひたち海浜公園のHPをご参照ください。)米軍基地問題は身近な所にもあったのですね。



遊園地もあります。近くにはホームセンターやアウトレットのモールなどがある巨大なショッピング・エリアもあります。



松の木を見ると、海岸が近いように見えます。



とても広大な公園で、一日で回ることができないので、自転車持参で、また訪れてみたいと思います。

一人旅の思い出

2013-06-08 16:30:00 | Everyday is special
先月の綾部の帰りに、少し時間を作って、久しぶりに出会った従姉二人を連れて、京都見物をしてきました。
行ったのは、その二人の希望で、金閣寺と銀閣寺。定番中の定番です。

京都には、子どものときから行っていたのですが、意外にも金閣寺には行ったことがなかったので、ちょうどよい機会になりました。

小学6年生の夏、担任の先生に言われた「自立」という言葉が頭を離れず、両親に頼んで、長野から一人で京都に旅をしました。
旅と言っても、長野駅で夜行列車に乗せてもらい、朝、京都駅に着いて、そこから駅から歩いて10分くらいの西本願寺の近くの親戚の家まで行く、というものでした。

夜行列車の4人掛けのボックス席の正面には、定年退職して旅行している夫妻がいて、いろいろと話しかけてもらい、ほーそれは偉いねぇ、と言ってもらったのをよく覚えています。
そして、6年生のぼくに、その旦那さんがウイスキーをビンの小さなキャップに入れて一杯飲ませてくれました。
いやぁ、なんだか少し大人の扱いをしてもらったような気分で、美味しかったなぁ。ホントにいい時代でした。

京都の親戚に泊まった後は、綾部まで、また列車で一人で行きました。
祖父母がたった一人で来た孫のために、海水浴に連れて行ってくれたり、ビフテキをご馳走してくれたり、一生懸命かまってくださいました。

それからぼくは一人旅に目覚め、中三、高三の春休みとか、機会がある毎に旅するようになりました。

もしかしたら、今も、その続きをやっているのかもしれません。

一人でよく歩いた銀閣寺周辺をまた訪れて、そんな記憶がよみがえってきました。

上の写真は銀閣寺。



やはり、銀閣寺は趣があります。



これは金閣寺。ちょうどアヤメが咲いていました。



こちらも立派な庭園の中にたたずんでいます。大勢の修学旅行生や観光客でにぎわっていました。

景色を変えられるジオラマ

2013-06-01 16:00:00 | Everyday is special
京都の話題がつづきます。

京都に行くたびに寄らせていただく親戚があります。
それは、母の従弟で、画家をやっていますが、多彩な趣味をお持ちです。
(2009年9月に、彼のことを書いた日記がありますので、ご覧ください。こちらです。)
毎回行くたびに、違ったものを見せてくださるのですが、今回は、なんと「景色を変えられるジオラマ」でした。

長さ40センチくらい、幅25センチくらいの小さな台の上に作られたジオラマの周りを、ミニチュアの電車や蒸気機関車が走ります。
しかも、景色の台は簡単に置き換えることができるので、いろんなシチュエーションのジオラマが楽しめるというわけです。

では、さっそく見ていただきましょう。


近くで見ると、ヨーロッパの町並みが見えます。



が、これは、こんな小さな台の上の手作りのジオラマです。



全部外すとこんな感じ。



で、別なのを取り付けると・・・、


そこは大阪の街に。



ほとんどが発泡スチロールを使った手作りです。電車が走るだけでなくて、通天閣や看板、家の中まで電気がつきます。



近接(マクロ)撮影してみると、その風景に入っていくような気分になります。



ひとつひとつの芸が細かくて、しかも、デフォルメされているので、まったくの模型とは趣が違います。



これは、ギリシャのエーゲ海のイメージかな。車両を変えれば、またイメージが違います。



見ているだけで、本当に楽しいです。



これは、いま制作中の「千と千尋の神隠し」に出てくる湯屋。出来上がりが楽しみです。



これは、清水寺。小さいし発泡スチロールで出来ているので、とっても軽いんですよ。これもデフォルメが楽しいですね。


京都のおじさんは、こういうことをやっていたから、最近絵のブログの更新が少なかったわけです。(彼のブログはこちらです。)

そのかわり、この「景色を変えられるジオラマ」の動画をYouTubeに公開していました。
こちらです。(ジャズが好きなので、それがBGMになっていますが、なんともシュールな感じでいいです。他にもあるので、まずは「景色を変えられるジオラマ」でYouTube内を検索してみてください。)

というわけで、なんとも楽しいおじさんと、その家族と一緒に、列車の走る小さなジオラマを前に、ビールで乾杯しました。