みちあき神父のふぉと日記

カトリック教会の司祭です。日記のテーマは「がんばらない―Take it easy―」。ここで、ひと息ついてくださいね。

8月のブログは

2006-07-28 15:00:50 | Everyday is special
8月のブログですが、月の半分は黙想会で不在となりますので、不定期とはなりますが、ぼちぼちと書いていければと思っています。
どうぞ、期待せずに、気長に見てくださいね。

メールも、インターネットに接続できる環境にあるかどうかにもよりますが、なにせ黙想中ですので、お返事はなかなかできないと思いますので、アシカラズ。

よい黙想会となりますように、どうぞお祈りください。

まずは、あさって30日、取手の朝のミサが終わってから福島に向かいます。

どうぞ、皆さんもよい夏をお過ごしください。

写真は、蔵王のお釜と刈田岳を背景にしたコマクサです。
(サイズが横に大きいので、クリックして見てくださいね。)

下の写真は、上の写真の向こう側(つまり刈田岳の方)から撮ったものです。雪渓が2つ並んでいるところがありますが、この右側の雪渓の上の方で撮りました。



夏の青い空

2006-07-26 10:43:55 | Everyday is special
きょうは朝から晴れました。
久々の青空です。
ようやく夏らしくなってきましたね。

蔵王での撮影3日目は好天に恵まれ、蔵王のお釜や、宮城県側に広がる雲海をながめることができました。

雨露のコマクサもいいですが、晴れるとコマクサもうれしそうにしていました。

さて、この夏、ぼくは2つの修道院からシスター方のための黙想指導を依頼されていて、7月30日から8月6日までは福島市のコングレガシオン・ド・ノートルダムに、8月17日から25日までは東京町田市の汚れなきマリア修道会に行ってきます。

シスター方の黙想会に呼ばれるのはたいへん光栄なことです。
が、午前と午後の2回の講話もあるので(ミサの説教とは別に)、準備をしなければと思いつつ、ここまできてしまいました。
真ん中の日は「砂漠の日」として、講話のない日を設けていただきましたけど、いずれの修道会のシスター方は、教育現場にたずさわっている(いた)方がほとんどなので、お話は彼女たちの方がよっぽど上手でしょう。
小教区の体験を踏まえながら、自分のあるがままの姿をお話するよりほかはありません。

が、これは、ぼくにとっても黙想のできるよい機会をいただいたと思っています。
自分の日常の中で気づかないうちにはたらいてくださっているイエスさまのことを、深くおもうことになるのですから。

きょうは、これから直前の黙想会準備モードに、真剣に入っていきたいと思います。

それには、この青空の下、どっかに出かけたいなあ、という誘惑に負けないようにしなければなあ。
でも、まあ、お日さまの光を浴びるのも、少しはいいかなあ、コマクサのように。

レバノンの聖人

2006-07-24 13:38:50 | Everyday is special
きょう7月24日は、レバノンの聖シャーベル・マクルーフ司祭の記念日です。

「1828年、レバノンのビクァ・カフラに生まれる。
レバノンのマロン派修道会に入会し、シャーベルという名を授かった。
司祭になった後、アンナヤの修道院で献身的に働き、完徳の道に励んだ。
1875年、修道院を離れて隠遁生活に入り、断食と祈りの厳しい生活を送った後、1898年12月24日に死去。」(「毎日のミサ」より)

取手教会に一人、レバノン人の男性がいらっしゃいます。
彼と先週話をしたのですが、レバノンの国のすばらしいのは、イスラム教の人々もキリスト教の人々も、皆仲良く暮らしているということにある、とおっしゃっていました。

そして、教皇ヨハネ・パウロ2世や教皇ベネディクト16世が、レバノンの、この宗教の違いを乗り越えた共存の可能性の模範を見て、たいへん関心を持ってこられたことを、あらためて知りました。

レバノンのカトリックの歴史は古く、それこそイエスさまの時代にまでさかのぼります。
それだけ、現地の人々はキリスト教に誇りを持ち、また他の宗教の人々も深い尊敬を払っているそうです。

ベネディクト16世は、7月23日の日曜日に全世界の教会が一致して中東の平和のために祈るよう呼びかけられました。
http://www.cbcj.catholic.jp/jpn/news/index.htm#chuto
(カトリック中央協議会ホームページより)

ぼくたちも、聖母と聖人の取り次ぎを願い、レバノンやイスラエルをはじめ、紛争で苦しんでいるすべての人々のために、和解とゆるし、そして真の平和の恵みを祈りたいと思います。

なお、聖シャーベル・マクルーフ司祭についての更に詳しい説明は、聖パウロ女子修道会のホームページ「ラウダテ」の「カレンダリオ」の7月24日に書かれていますので、ぜひご覧ください。
http://www.pauline.or.jp/

写真は、7月19日、蔵王で撮った駒草。

駒草!こまくさ!コマクサ!

2006-07-21 17:53:55 | Everyday is special
おかげ様で、きのう無事に取手に戻ってきました。

3日間(正味1時間半ずつ)で、コマクサの写真を600枚ほど撮りました。
最初の2日は霧雨。
最後の1日は青空が顔を出してくれました。

コマクサは梅雨に咲きますので、やはり雨露がよく似合います。

ところで今回、兄(2番目)と蔵王温泉にある国民宿舎「竜山荘」に泊まりました。
最初の晩は、いつもお世話になっている瀧山寺のご住職と、お仲間の秀蔵寺のご住職、そして一級建築士の武田さん、竜山荘の支配人の古川さんと、囲炉裏の部屋で懇親会となりました。

兄も、このような集まりに出られて、たいへん喜んでいました(って言うか、ご住職たちを前に、ぼくよりも饒舌に話していたなあ)。

国民宿舎は、やはり安いので気軽に泊まれていいですね(普通の宿の半額程度なので、連泊しても安心)。
竜山荘は、建物も新しく、源泉かけ流しのお風呂もいいですよ。

竜山荘のホームページはこちら。「アルバム」に、さっそく今回の懇親会の写真が載っています(なんだか「懇親会」の写真ばかりのようにも見えますが・・・)。
http://www.zaonet.jp/ryuzanso/index1.htm

いま蔵王

2006-07-19 09:41:19 | Everyday is special
きのうの午後から蔵王に来ています。
長野の2番目の兄もいっしょです。

きのうはあいにくの雨模様でしたが、行ってきました。
今年もコマクサは元気に咲いていました。
まずは今年の最初の一枚をどうぞ。

きょうは、雨がやんでいるので、もう少し上の方まで行ってみたいと思います。

インドネシアでは津波、国内では豪雨と災害が続いています。
被災された方のためにお祈りします。
皆さんもどうぞお気をつけて。

ダミアン神父巡礼

2006-07-17 10:12:00 | Everyday is special
この写真は、3年前に蔵王で撮ったコマクサと「蔵王のお釜」です。
今年も撮れればよいのですが・・・。

さて、これは宣伝ですが・・・。

来年の2月15-21日の7日間、モロカイ島の福者ダミアン神父の足跡をたどる巡礼ツアーに同行司祭として参加することになりました。

ハワイに行くのは、じつは初めて。
しかも、モロカイにも行けるということで、とてもうれしく思います。
巡礼の「同行司祭」になるのも初めての体験です。

でも、「最小催行人数」が10名集まって初めて行けます。
それに、「巡礼ツアー」は概して高いです。
同行司祭のほかに添乗員さんの費用も、参加者にもっていただくわけですから、ぼくも、それなりの「仕事」(ミサをささげ、霊的な同伴者となることと思いますが)を覚悟をしなければと思っています。

行けそうな方も、行けそうでない方も、このような巡礼もあることを知っていただければ幸いです。

茨城と山形県内の各教会と、出身の長野市内の教会にはパンフレットを送っていただくようにお願いしました。

パンフレットの欲しい方は、送っていただくようにいたしますので、どうぞご連絡ください。





梅雨の花々

2006-07-14 18:35:00 | Everyday is special
きょうの取手は大変に蒸し暑かったのですが、夕方、これまたたいへんな夕立になりました。

何度か短い停電になるほどのカミナリもあり、ちょうど4時からの入門講座とぶつかって、来られた方の何人かの皆さんはびしょぬれになってしまいました。
車の方も、前方1メートル先も見えないほどのドシャ降りだったとか。
皆さん無事に来られて、よかったです。

そして、これほどまでして教会に来てくださることを、本当にうれしく思います。

きょうの写真は、6月中旬から下旬にかけて撮った写真です。

一枚目の写真は、ゼニアオイ。聖堂の裏に咲いていました。

2枚目と3枚目は、それぞれ違うようにも見えますが、ツキミソウの仲間のように見えます。
ヒルザキツキミソウで調べると、似ているものがありました。

どなたか詳しくお分かりの方、また教えてくださいな。

これは、宮ノ前公園にて。



こちらは、近所の畑の脇にて。


鈴懸(スズカケ)の実

2006-07-12 13:27:27 | Everyday is special
きのうは、ペリー神父の命日。
帰天されたのがちょうど2000年ですから、今年で丸6年、仏教風に言えば七回忌となりました。
土浦からの信者さんと山田神父といっしょにミサをささげ、修道院の敷地内にある墓地で祈りをささげました。

ちょうど今名古屋場所が始まっていますが、ペリー神父は大相撲が大好きで、テレビの前でニコニコしながら観戦しておられた姿を今でも思い出します。

ペリー神父さま、永遠のいのちを満喫され、どうぞ私たちを見守り、お祈りください。


さて、墓地の行き帰りに修道院の庭を通りますが、そこには背が高くてたいへん立派な鈴懸けの木(プラタナス)が2本あり、垂れていた枝の一部に実がなっているのを発見。

さっそくカメラを部屋に取りに行って戻って撮りました。

そして午後、なんとなく修道院の2階のテラスに出てみたら、なんとそこには大きなカブトムシが。
さっそく庭の小さな林の中に戻してきました。
サマースクールの子どもたちは、今年もよろこぶだろうなあ。


今年の手製うちわ

2006-07-10 15:32:50 | Everyday is special
今年も、長野の義姉(上から2番目)とそのお母さんから、新しい手製のうちわが届きました。
ぼくの撮った写真をプリントして、それを街中で集めてきた無料のうちわの紙をはがして貼り付けます。
そして、特殊な加工をされた和紙を貼って出来上がり。
けっこう手間ひまがかかっています。

それに加えて手製の押し花をあしらったローソクも送っていただいたので、急きょ昨日、教会でミニミニバザーをやっていただいたのですが、大好評のうちにすぐになくなってしまいました。

この夏、来年のために、もっとうちわを集めておこうっと。

また、15-16日は取手教会の中高生会のお泊まり会もありました。
参加者は7名、そして青年リーダーが5名も集まってくれました。
バーベキューに花火、そして聖堂での静かな祈り。
とてもよい時間をみんなと過ごすことができました。
神さまと皆さまに感謝です。

さて、きょうは取手教会の初代主任司祭だったエドワード・キーニー神父の命日。
帰天されて丸2年が経ちました。
きのうは取手教会で、きょうは友部の修道院でミサをささげました。

キーニー神父さま、イエスさまのみもとで永遠のいのちを楽しんでください。そして、どうぞ私たちのために祈りをとりなしてください。



捩花(ネジバナ)

2006-07-07 14:19:00 | Everyday is special
教会周辺には、団地の中など公園がいくつもあります。
その中でも、利根川の土手の手前側にある宮ノ前公園は「自然園」といった趣で、野草がたくさんあります。

そこで昨日、散歩の途中で、まだ捩花(ネジバナ)が咲いているのを見つけました。
名前の通りねじねじしていて、芝生の中などに生えています。
小さな花ですが、よく見ると、とても愛らしいです。
その愛らしさとねじねじ感がどうやったら伝わるかと、自分も身体をねじらせて撮ってみました。




「主はわたしたちをどのように造るべきか知っておられた。
わたしたちが塵にすぎないことを御心に留めておられる。
人の生涯は草のよう。野の花のように咲く。
風がその上に吹けば、消えうせ
生えていた所を知る者もなくなる。
主の慈しみは世々とこしえに・・・・・」
(詩編103:14-17)