みちあき神父のふぉと日記

カトリック教会の司祭です。日記のテーマは「がんばらない―Take it easy―」。ここで、ひと息ついてくださいね。

『サムライたちの殉教』2

2008-11-29 15:30:00 | Everyday is special
11月24日、長崎で行われた列福式は、とても素晴らしかったようですね。
本当におめでとうございます。
関係者の皆さん、お疲れさまでした。

鹿児島の郡山司教さまのブログ「24時間司教@Ken's Page」に、そのことが書かれています。白柳枢機卿さまの説教は、とても力強かったそうですね。聞いてみたかったです。

新潟の菊地司教さまのブログ「司教の日記」には、出版された『サムライたちの殉教』のことが書かれています。

この本はとてもよい本です。絵がまた素晴らしいです。絵の作者の神保亮さんは、まだ信者さんではないのに、ここまでよく書かれたものだと思います。



絵本の最終ページには、な、なんとぼくも登場します! 横に並んでいるのは米沢教会の悠樹君と信徒宣教者会で現在カンボジアで活躍しているまさや君です。皆そっくりです。原稿を見たときにびっくりしました。これでは、英訳を頼まれたら断るわけにはいかないと思ってしまいました。本当に光栄なことと思います。登場のいきさつについては、ぜひ本書をお読みくださいね。



ご注文は、カトリック山形教会までFAXでお願いしますとのことです(できれば各教会で取りまとめて)。
FAX番号は、023-622-3590です。
(なお、値段ですが、新潟教区としての自費出版なので定価はありません。お求めになる場合、印刷実費として1冊2,000円の献金をお願いしていますとのこと。よろしくお願いいたします。)

『サムライたちの殉教』

2008-11-21 16:00:00 | Everyday is special
おかげ様で、一昨日無事にフィリピンより帰国しました。

さて、きょうは聖マリアの奉献の祝日。おめでとうございます。

そしてもうひとつ、おめでたいことがあります。
それは、11月24日に長崎で行われる188殉教者の列福式に合わせて、その中の53名の米沢の殉教者の話を絵本にした『サムライたちの殉教 ―米沢 1629.1.12―』が、カトリック新潟教区から本日出版されたことです。
カトリック新聞の11月23日号でも紹介されていますが、絵は、神保亮さん。本文と解説は山形教会の筒井義之さん。

とてもすばらしい本ができたと思います。一連の絵も、本当にすばらしいです。

この本の英訳に、じつはぼくも関わらせていただきました。もちろん、イエズス・マリアの聖心会の英語を母国語とする神父さんたちの助けがあったからこそできたことです。少しでも、この本の出版に関わらせていただけたことを光栄に思いますし、この機会を与えてくださったことを心から感謝したいと思います。

出版に携わってこられた関係者の皆さん、本当におめでとうございます。

列福式の当日は、ぼくは長崎には行けませんが、心を合わせてお祈りしたいと思います。

(本のお求めですが、カトリック山形教会が取次場所となっているとのこと。よろしくお願いいたします。)





ちなみにいちばん上の写真は、友部修道院のイチョウです。見事な色に光っていました。

思い出の場所

2008-11-18 14:00:00 | Everyday is special
フィリピンからこんにちは。
おかげ様で、こちらでの仕事も順調で、元気に過ごしております。

この間の日曜日は、イエズス・マリアの聖心会の有期誓願者(つまりは神学生やジュニアのシスターたち)の集いがあり、フィリピンの修道会のRVMと呼ばれるシスター方の黙想の家に行ってきました。
そこは、今ぼくのいるDFCからそんなに遠く離れてはおらず、都会の中の黙想の家です。が、とても広い敷地で、意外と閑静なところです。

ここは、ぼくが神学生だったころ、終生誓願の準備のための30日間の黙想を行った場所。とても懐かしいところです。

下の写真の聖堂は、敷地内にある立派な教会のような聖堂で、30日の間、よく行ったところです。中に入って座ると、いろいろな思い出がよみがえってきました。




この下の写真の花は、黙想の家の中庭に咲いていました。天使の羽根のようにも見えて、とても可愛らしい花でした。


「福音宣教」

2008-11-15 11:00:00 | Everyday is special
フィリピンからこんにちは。

日曜日のミサの「聖書と典礼」を出しているオリエンス宗教研究所の月刊誌「福音宣教」の12月号にぼくの文章が載りました。
巻末に、「生活の中に福音がひびく」というコーナーがあって、毎月いろいろな人が日曜日のミサの朗読について書いていますが、12月号では、このふぉと日記が縁となってぼくに執筆依頼がきました。編集担当の方が、ふぉと日記を読んでいてくださっていたのですね。どうもありがとうございました。

何かと忙しい時期(9月末)に書いたので、とにかく、今書けることを書いておこうと思いながら書かせていただきました。

カトリックの書店に置いてあると思いますが、遠くの方は、郵送料はかかりますけど、一冊でも注文できるのではないかと思います。もちろん年間購読の注文もできます(ぼくも年間購読者の一人です)。ご注文はこちらからどうぞ。

写真は、先日フィリピンで35年間働いている叔父の西本至神父に会いに行ったとき、久々に「ジープニー」と呼ばれる乗り合い自動車に乗ったときに写した一こまです。
こちらでは、ここ数年、高架道を走る“LRT”(Light Rail Transit)と呼ばれる軽量・小型の電車の路線が充実して、ひどかった市内の渋滞が緩和されてきています。ガソリン代の高騰もあって、多くの人びとが安いLRTを利用するようになり、心なしかジープニーの数が減っているような印象を受けました。
もちろん、LRTのない地域では、ジープニーやバスが主な交通手段となりますけど。

こちらで神学生だった頃、1年目は住んでいた修道院が遠く、ジープニーを3つ乗り継いで片道1時間半かけて通学していました。あの頃は、我ながらよくがんばったものだと思います。
神学校からの帰りがけ、ちょうど途中の叔父のオフィスに寄っては、レポートを書く資料をもらったり、ときに和食をご馳走してもらったり、いろいろとお世話になったものです。
今回も、叔父といっしょにサンミゲールというビールを飲みながら食事と共にしてきました。今年75歳で年相応にいろいろとありますが、まずは元気そうで何よりでした。

フィリピンから

2008-11-11 11:11:11 | Everyday is special
フィリピンからこんにちは。
修道会の管区の仕事で昨夜の便でこちらにやってまいりました。
今年は5月にも来ていますので、2回目です。

フィリピンには乾季と雨季がありますが今は乾季(のはず)。このところの台風の影響で少し雨が降ったようですが、11月から2月くらいは気温もそんなに高くなく、湿度も低めで過ごしやすい時季になります。

ちなみに、フィリピンのいちばん暑い時期は4、5月で、ちょうどそのときがこちらの学校の夏休みになり、新年度は6月から始まります。

ぼくの滞在するDamien Formation Centerという神学生の家には、イエズス・マリアの神学生が7名います(Damienは、モロカイ島の福者ダミアンのこと)。そのうちの3名がフィリピン人、あとの4名はインド人です。
やはり、若さっていいですね。たくさん元気をもらいます。

というわけでして、来週までこちらにおります。

皆さんもお元気で。

写真は、Centerの中庭。きょうは曇り空。

霜月

2008-11-08 15:00:00 | Everyday is special
すっかりご無沙汰してしまいました。

取手からの引っ越しは、何人もの方々のお手伝いのおかげで無事にすみましたが、友部では荷物の整理をする暇がないほどに過ごしておりました。
落ち着くには、しばらく時間がかかりそうです。

もう、紅葉が身近にやってきました。
友部修道院のもみじも色づいています。

本当なら、カメラを片手に出かけたいところですが、まずは、10月に行った蔵王の写真を貼っておきます。

皆さまも、どうぞお元気でお過ごしくださいね。