みちあき神父のふぉと日記

カトリック教会の司祭です。日記のテーマは「がんばらない―Take it easy―」。ここで、ひと息ついてくださいね。

まさやくんの訪問

2007-06-08 09:30:00 | Everyday is special
日本カトリック信徒宣教者会(JLMM)で、カンボジアに派遣されている高橋まさやくんが、1ヶ月間の予定で、日本に帰ってきていて、今週の月曜日と火曜日、友部修道院に訪ねて来てくれました。

約一年半ぶりに彼と再会した印象は、日焼けし、少し体格もよくなったこと。そして、それ以上に、一段と大きく成長したように思ったことです。

カンボジアのクメール語で日常生活をし、活動をしているとのことで、たいしたものだと思いました。

まさやくんは、カンボジアのコンポンルアンの水上村で活動しています。
以下、JLMMのホームページ(http://jlmm.net/hakenkoku/cambodia/index.html)から引用します。

**************************
「カンボジアのほぼ中央に、東南アジア最大の湖トンレサップ湖があります。水上村コンポンルアンは、このトンレサップ湖の上にあります。この村では 1,600世帯以上の人々が船の上で生活しています。暮らしている民族は、約1,000世帯がベトナム人で、その他はクメール人とチャム族の人々です。
 人口はコンポンルアン全体で6,000人を超えるといわれています。住民は主に漁業で生計を立てていますが、貧困世帯が多く生活全般に様々な問題を抱えています。水上村には電気、ガス、水道はもちろんなく、人々は生活用水として湖の水をそのまま利用していますが、生活廃水や家畜の排泄物、ゴミなども全て湖に廃棄しています。よって周辺の水質汚染は著しく、健康にも悪い影響を及ぼしています。
 ここに住む多くのベトナム人の日常会話はベトナム語です。ですから、ベトナム人の多くはクメール(カンボジア)語を話す必要ガなく、また話すこともできません。そのため役所や病院、学校など公共機関へ行っても、確実に意志を伝えることができず、カンボジア社会から孤立した状態になってしまっています。病院にかかることができず、病気を悪化させそのまま死に至るケースも少なくありません。子どもは、言葉の問題から公立の学校へいっても授業についていくことが出来ません。
 JLMMでは、2001年からこうした問題に対処するため、バッタンバン教区と住民の協力の下、水上教室を設置し、子ども達への識字教育、住民によって組織された基本的な保健サービスの運営補助などを行ってきました。現在は、高橋がカンボジア人のスタッフとともに常駐し、共に活動しています。」
**************************

まさやくんは、「まさやのカンボジアだより」を作って、毎回Eメールで送ってくれますが、先月で18号となりました。

これは、カトリック松戸教会のホームページの、「ぶどうの木情報局」に、「まさやんコーナー」というのがあって、どなたでも見られます。

また、米沢の福太郎さんのホームページにも掲載されています(「真也からの便り」の欄です。)

まさやくんは、日本滞在中、あちこちで話をしてくるようですが、JLMMでもカンボジア活動報告会が6月24日に予定されています(カトリック藤沢教会)。
お近くの方は、ぜひいらしてみてください。

まさやくんにとっては、何かと忙しい帰郷になりそうですが、すこしでも休養がとれるように願っています。

ちなみに、まさやくんについてのぼくのブログ記事は2005年11月に2回ありますので、どうぞご参照ください。

写真は、フィリピンはタガイタイの黙想の家の、自分の部屋からの眺め。

最新の画像もっと見る