みちあき神父のふぉと日記

カトリック教会の司祭です。日記のテーマは「がんばらない―Take it easy―」。ここで、ひと息ついてくださいね。

さいたま教区大会@日立

2011-11-23 17:30:00 | Everyday is special
きょうは、第11回カトリックさいたま教区大会が、茨城県日立市の茨城キリスト教学園の講堂で開催されました。
埼玉、群馬、栃木、茨城各県の教会から600名以上が集いました。
また、日立市内の他のキリスト教教会の牧師さんや信徒の皆さんも参加してくださいました。

今回のテーマは「東日本大震災を被災した私たちと教会」でした。

午前中の発表の部では、それぞれ、胸に問いかけられたり、心に響いたりするものばかりでした。

お弁当も、あれだけの数をよく準備したと思います。美味しかったです。

午後は、アトラクションがあり、恒例のフラも、とてもよかったです。
マザー・テレサの祈りが歌になった「わたしをお使いください」のフラも、皆で踊れてよかったですね。

そして、キーボードの脇でぼくもギターで参加した'We are the World'の合唱も、盛り上がって最高でした。これまで練習してきたフィリピンの皆さんの歌はとても上手くて、ノリノリでしたね。

最後は、ミサがささげられ、そこでもオルガンの後ろで少しギターを弾かせていただきました。

今日この日のために、県内の信徒の皆さんは、一年以上も前から熱心に準備してきていました。
震災の後もそれぞれ大変だったと思いますが、今回のテーマに変更になってからは、じつに熱心に準備されてきました。
中には準備をしてこられたのに病気で入院されていて参加できなかった方もいらっしゃいます。きっと祈りのうちに心で参加してくださったと思います。

茨城キリスト教学園は、とても美しいキャンパスにあります。使わせていただいた講堂も素晴らしかったです。感謝です。

皆さん、どうもお疲れさまでした。
そして、おめでとうございました。


ところで、日本のカトリックの司教団から、最近「いますぐ原発の廃止を」というメッセージが出されました。
ぜひこの機会にお読みくださればと思います。こちらからどうぞ。
また、それについての解説文『司教団メッセージ「いますぐ原発の廃止を」についてのコメント』も出されています。合わせてお読みくださればと思います。こちらからどうぞ。

ぼくは、このごろ出されている原発による発電コストの計算に、事故の対応や損害賠償の費用なども含めて計算されていることに対して、悲しさを超えた憤りを感じています。人の命までもがお金で計算されていることが、何と悲しいことかと思います。事故を前提としたこのような考え方には、ぼくは正直ついて行くことができません。心が深く痛みます。司教団メッセージに、ぼくはもちろん賛成です。多くの方に読まれることを願っています。


写真は、昨日の朝の初霜の写真。友部修道院の庭です。寒かったけど、とても明るい朝でした。


晩秋の軽井沢

2011-11-18 17:40:00 | Everyday is special
11月は暖かい日が続いていましたが、この頃はようやく寒くなってきました。
先週はふぉと日記の更新ができませんでしたが、母の三回忌に合わせて長野に帰っておりました。
今回は、修道会の管区総会後の疲れも取るため、少しゆっくりしてきました。
そして、秋の景色も満喫してきました。

まずは、少し滞在した軽井沢の風景から。
軽井沢は、すでに紅葉は終わりかけていましたが、もみじがきれいに残っていました。

上の写真は、いろんな色の葉っぱが重なっていて、そこにうるしの真っ赤な葉っぱが落ちていて、とてもきれいでした。



ある別荘の入り口。



これは、軽井沢野鳥の森の入り口付近。



野鳥の森の紅葉は、ほぼ終わっていました。



野鳥の森で見つけた天然のドライフラワー。



野鳥の森近くの別荘。



美しいもみじ。



やさしい色の葉っぱ。



これは、ちょっと足を伸ばして初めて行った旧碓氷峠見晴台のもみじ。

カトリック新庄教会

2011-11-04 10:30:00 | Everyday is special
もう11月になってしまいました。光陰矢のごとしです。

さて、先週の金曜日、日本に訪問しているフィリピン人神学生二人を連れて、山形県のカトリック新庄教会に行ってきました。
その日は、新庄教会が献堂されて一周年のお祝いがあり、そこで奉仕するシスターたちの他に、おもにフィリピン人信徒の皆さん30名ほどが集ってお祝いしました。

教会ができるまでは、ミサは、最初ラーメン屋さんの二階でやったり、その後、地域の公民館や市の施設を利用したり、ホテルの宴会場を借りたり、苦労しながらささげてきました。
宗教的な行事となると、なかなか受け入れてくれるところが少ないのですね。
ぼくも、山形県にいた時代、何度か新庄でミサをささげたので、よくわかります。
そんな苦労が報われたのでしょうか、ようやく自分たちの教会ができて、皆本当にうれしいと思います。

新庄教会は、日本人信徒よりもフィリピン人信徒の方が圧倒的に多い、特異な教会です。
20年以上も前に新庄周辺の農家などに嫁いできたフィリピン人の奥さんたちは、本当によくがんばっています。新庄弁も達者。
教会の活動にも、とても熱心に関わっています。

この日、二人のフィリピン人神学生は、母国語で話す彼女たちの苦労話を聴いて、将来日本に宣教師として再び来ることを、強く希望するようになったと思います。

上の写真は、すでに色づいていた紅葉。翌朝帰るとき、朝霧に包まれて、とてもうつくしい景色が広がっていました。


古い幼稚園を改装した教会です。立派で広い聖堂。


美しいステンドグラスも入りました。


建物も敷地も、広くていいですね。


立派な表札。


おしゃれな玄関。


冬は、2メートル以上の雪に埋もれ、通路を掘り起こして教会に入ります。