みちあき神父のふぉと日記

カトリック教会の司祭です。日記のテーマは「がんばらない―Take it easy―」。ここで、ひと息ついてくださいね。

山形の洪水、被災状況について

2020-08-01 11:12:31 | Everyday is special
ニュースでも報道されていますように、山形県内では7月29日から30日にかけて豪雨となり、各地で被害が出ましたが、県内の教会は大丈夫でした。

山形市内の特別養護老人ホーム「みこころの園」は、須川の近くにあり、ハザードマップのピンク色(3~5メートルの浸水)の警戒地域となっています。
施設長の細谷さんによると、29日は施設前の支流の水かさが増し、入所者45名ほどが近くの別の法人の施設に避難しました。
午後2時過ぎには、その支流があふれて氾濫し、道路も30センチ近く冠水しましたが、施設への浸水はありませんでした。
夕方以降、次第に水は引いていき、夜8時には、避難していた全員が無事に戻ったとのことです。
日頃からの訓練が役に立ったのだと思います。
職員の皆さんも、本当によくがんばりました。
無事で何よりでした。

その夜半から最上川中流域が氾濫し始め、大江町、村山市、大石田町、尾花沢町、大蔵村などで大きな被害が出ました。
それらの地域には、何人もの信者さんが住んでいらっしゃいます。
大蔵村の肘折に向かう道路が一時寸断され、孤立しましたが、その後復旧しました。
大石田町では、最上川脇の有名な漬物屋さんも被災しています(信者さんがおられます)。

これから片付けなど、いろいろと大変かと思います。
ボランティアも受け付けていますが、県内からのみとなっています。

どうかお祈りをお願いいたします。

上の写真は、みこころの園の玄関から道路側を見たところ(7月30日)。


門から外を眺めたところ。
対岸に見える3階建ての建物が、避難先で大変お世話になった特別養護老人ホーム山静寿です。
本当に助かりました。


施設前の支流。幅もあり、かなり深いです。


支流の対岸からみこころの園を眺めたところ。ガードレールの付け根部分に、川が氾濫した形跡が見えます。
施設の玄関は、道路よりも1メートルほど高くなっていて、助かりました。

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