みちあき神父のふぉと日記

カトリック教会の司祭です。日記のテーマは「がんばらない―Take it easy―」。ここで、ひと息ついてくださいね。

小林博神父帰天

2011-12-31 15:00:00 | Everyday is special
突然ですが、イエズス・マリアの聖心会会員アウグスチヌス小林博神父さまが、今週の28日朝、心筋梗塞で帰天いたしました。78歳でした。
そして、一連の葬儀が、一昨日から昨日にかけてカトリック水戸教会で行われ、たくさんの方に来ていただきました。
来てくださった方々、また裏方でご奉仕くださった方々に、心から感謝いたします。

友部修道院で療養されていた小林神父さまは、今週の修道会のクリスマス・ミーティングにも少し顔を出されていましたが、28日の朝食前に食堂で倒れられて、そのまま天国に旅立たれました。
なんとも見事な旅立ちでした。

小林神父さまは、水戸の聖母幼稚園や鶴岡のマリア幼稚園の園長も歴任され、多くの方々に愛されてきました。
また、8人のご兄弟姉妹の皆さんもご健在で、とても仲の良い家族だと思いました。

また一人、天国に頼りがいのある祈りの取り次ぎ者が増えました。

小林神父さまの永遠の安息をお祈りしたいと思います。

小林神父さま、ありがとうございました。
これからも、どうかわたしたちのためにお祈りください。



Merry Christmas!

2011-12-24 10:30:00 | Everyday is special





主のご降誕、おめでとうございます。

「闇の中を歩む民は、大いなる光を見
死の陰の地に住む者の上に、光が輝いた。」

(イザヤ9:1)

人生のあらゆる闇に迷いそうなときにこそ輝くキリストの光が、いつも、いのちの喜びへと導いてくださいますように、祈ります。


どうぞ暖かくして、聖夜をお過ごしください。


(いちばん上の写真は、前回立ち寄ったカトリック軽井沢教会。
その次と下の写真は、軽井沢の「恵みシャレー」の美しい飾り。)


霜の季節

2011-12-20 10:30:00 | Everyday is special
たいへん寒い日が続いています。
雪国では、はやくも大雪ですね。

今月は、友部でも霜の降りる日が多く、朝は寒いですが、またその美しさに見とれます。
霜柱も立派に立ちます。
朝早く庭を歩くと、さくさくと音がします。

インフルエンザも流行り始めたようです。
どうぞ風邪などにかからないようにお気をつけください。

写真は、10日ほど前に撮ったものですが、どうぞ。


お花のような霜柱。



朝日に輝いていました。



もみじの葉っぱは、やっぱ絵になります。



これは、ミステリー・サークルではありませんよー。ラビリンスというお祈りのための迷路。



赤い花に霜が降って、お菓子のようになりました。



これは、冷え切った前の晩に、車のフロントガラスに手を置いて模様をつけておいたもの。朝にはもっと冷え込んで、また面白くなりました。

グアダルペの聖母

2011-12-14 10:10:10 | Everyday is special
冬らしく寒い日が続きます。

12月12日は、グアダルペの聖母マリアの記念日で、グアダルペ祭が、御聖体の宣教クララ修道会の軽井沢修道院であり、参加しました。
この日は、この修道会の創立60周年のお祝いもあり、横浜教区の梅村昌弘司教さまを初め、長野県の東信地区の司祭たち、信徒の方々などが多く来られました。

御聖体の宣教クララ修道会の創立者のマドレ・マリア・イネス・テレサは、もともとクララ会という観想修道会に入りましたが、グアダルペの聖母のメッセージを受けて、この宣教会をメキシコで創立しました。

「わたしの娘よ、どんなところでも、どんなときも、わたしはあなたと共にいる」

これが、そのメッセージでした。
そして、この会が日本にとってとくべつなのは、創立の当初から日本への宣教を計画していたことです。
創立からわずか三ヶ月後には、三名のシスターが日本に派遣されました。
いまでは、日本の他にインドネシアなど12カ国に広がっています。

彼女は、来年4月21日に、メキシコ市のグアダルペ大聖堂で列福されます。

おめでとうございます。

メキシコで同じ頃に創立され、日本にもシスターが派遣された三位一体の聖体宣教女会にも、「聖体」(エウカリスチア)が会の名前に入っているのが印象的です。
メキシコでの、その時代の教会に対する迫害と無関係ではなさそうです。

上の写真は、今回軽井沢で散歩した折に見かけたきれいな綿帽子。



軽井沢修道院の聖堂にかけられているグアダルペの聖母。この聖母については、女子パウロ会のホームページ「ラウダーテ」に説明がありますので、こちらからどうぞ。それから、少し前のふぉと日記でも触れましたね。こちらからどうぞ



軽井沢修道院にあるパイプオルガン。



夕暮れの浅間山。

近況

2011-12-02 16:30:00 | Everyday is special
早くも師走に入ってしまいました。
それだけで、何やらせわしく感じてしまいます。

先週末は、青年たちの黙想会で、仙台市内にある聖ドミニコ修道女会の青野木修道院の黙想の家に行ってきました。
参加者の青年の中には大震災で被災した方々もいて、いろいろとお話を伺ってきました。
これまで気づかなかったけれども、心にはかなりの深い傷があることに次第に気づいてきたとの分かち合いに、心が痛みました。

また、今週の初め、日立教会の一人の信者さんが病気で帰天され、一昨日きのうと一連の葬儀に参加してきました。
彼は、今年の初め茨城県の使徒職協議会会長を勤めておられたときに病が分かり、途中その役目を降りられてからも、ずっとさいたま教区大会のために心をかけ、お祈りしてくださっていました。
67歳だったとのこと。帰天される一ヶ月前まではご自宅でお元気にしておられました。
あまりにも早い帰天に、皆たくさんの涙を流しました。
でも、天国にもう一人、強力な助っ人としてわたしたちの祈りを取り次ぎ、わたしたちのために祈ってくださる方が増えました。
彼が、イエスさまのおそばにいれば、わたしたちも、イエスさまもきっと、心強いと思います。

写真は、先月長野に帰省した折に少し足を伸ばした信州塩田平にて。
ぶどうの紅葉がこんなにきれいとは知りませんでした。
作業をされていた農家の方に断って写真を撮らしていただいていたら、まだ枝に残っていたぶどうをご馳走になりました。
とっても甘くて美味しかったです。
同時に、信州人の心の暖かさにも触れました。

そうそう、先週の金曜日は、東京で開かれた中学の学年同窓会にも出席してきました。卒業以来初めて会う友人もいて、なんとも懐かしかったです。

「山を想えば人恋し
人を想えば山恋し」
(登山家の百瀬慎太郎の言葉)

ふるさとはいいですね。

感謝。




「わたしにつながっていなさい。わたしもあなたがたにつながっている。
ぶどうの枝が、木につながっていなければ、自分では実を結ぶことができないように、あなたがたも、わたしにつながっていなければ、実を結ぶことができない。
わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。
人がわたしにつながっており、わたしもその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。わたしを離れては、あなたがたは何もできないからである。」
というイエスのみことば(ヨハネ15章4-5節)を思いながら撮りました。