みちあき神父のふぉと日記

カトリック教会の司祭です。日記のテーマは「がんばらない―Take it easy―」。ここで、ひと息ついてくださいね。

カトリック新潟教区の信徒大会

2015-10-31 16:00:00 | Everyday is special
忙しさにかまけてご無沙汰している内に10月も終わりとなってしまいました。
今月は、多くの行事や仕事に追われておりましたが、神様と多くの方々のお助けのおかげで何とか乗り越えてくることができました。

10月10-11日は、カトリック新潟教区信徒大会が、山形県寒河江市のホテル・シンフォニーアネックスを会場として開催され、新潟・秋田・山形の各県から200人もの方々が参加しました。

今回のテーマは「福音の喜び―イエスの喜びがわたしの喜びとなるように―」で、菊地司教様の講話の後、教皇フランシスコの使徒的勧告『福音の喜び』序文5をテキストに、じっさいに分かち合いを行いました。

分かち合いについては、そのやり方をしっかりと押さえておかないとうまくいきません。
そこで、東京教区の幸田和生司教様の「聖書の集い」のやり方を踏襲して行いました。
東京教区のこちらのHPをご参照ください。)

200人もの参加者がいたので、それを15のグループに分けても、一グループ12~13名と大きくなってしまいますが、時間はたっぷり取ってあります。
各グループの参加者の顔を見ているだけで、とてもよい分かち合いが行われていることがよく分かりました。

今回、とてもうれしかったのは、とかく日本人ばかりの大会になってしまうところに、新庄教会から15名ものフィリピン出身で日本人と結婚した女性たちが参加したことです。
そして、彼女たちも、それぞれ日本人のグループに入って分かち合いに参加したことに、ぼくは大変感銘を受けました。
20年も30年も、山形県の最上地区という田舎でがんばってこられた方々です。
日本語によるコミュニケーションはちっとも問題ではありませんでした。

それにしても、山形教会の皆さんはよくがんばりました。
ぼくが4月に赴任してからの短い準備期間でしたが、本当によく話し合って準備されたと思います。
心からおめでとうと申し上げたいと思います。

菊地司教様の日記は、大会の後すぐに更新されました。さすが早いです。

写真は、今年の蔵王の紅葉。大会の終わった翌12日に撮りました。
今はもう、里にまで紅葉が降りてきています。


これは、大会期間中展示された各地区を紹介するブース。山形地区の紹介ブースは、キルトがとても目立って、暖かい感じがしました。

五島巡礼

2015-10-10 09:30:00 | Everyday is special
このところ多忙な日々が続いています。
今週は、山形県宗教者懇話会の祈りの集いが羽黒山の出羽三山神社で行われ、参加してきました。
また、今日と明日はカトリック新潟教区の信徒大会が山形地区で開催されます。

忙しいながらも何とか時間を作って、9月のシルバーウィークに長崎の五島に巡礼に行ってきました。
五島に行くのは初めてで、今回はいわゆる下五島、福江島と久賀島に行ってきました。

長崎から船に乗って・・・♪と言えば「神戸」ですが、ジェットフォイルでの船旅は、天気にも恵まれ揺れが少なく、たいへん快適でした。
福江に着いてからはレンタカーで島を巡ります。

まずは、水の浦教会。1938年献堂。



白を基調とした美しい教会です。
聖堂内は撮影禁止となっていましたので写真はありませんが、鶴岡教会を思わせる、とても美しい聖堂でした。

そして向かったのが楠原教会。1912年献堂。



こちらは重厚な煉瓦造りで、男性的なたたずまいです。




ファサードの裏側は、和洋折衷で、かわら屋根が美しいです。






教会上の敷地は、以前乳児院か何かがあったとのことで、美しい聖母像がたっていました。



これは楠原牢屋。
いわゆる五島崩れの迫害の中で使われた牢屋が復元されています。

明治初期の五島での迫害の歴史は壮絶なものがあります。
が、信教の自由は、彼らの捧げた命によって獲得されたことを、今回深く学ぶことになりました。