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みちあき神父のふぉと日記

カトリック教会の司祭です。日記のテーマは「がんばらない―Take it easy―」。ここで、ひと息ついてくださいね。

宗教者懇話会の終戦70周年平和祈願式典

2015-08-14 15:00:00 | Everyday is special
山形県では、比叡山の宗教者サミットにならい、山形県宗教者懇話会が発足し来年で20周年を迎えます。
また、山形県の庄内地方(鶴岡・酒田市周辺)の宗教者たちが同様の組織、庄内宗教者懇話会を2年前に発足しました。

先月18日、庄内宗教者懇話会の「終戦70周年戦没者慰霊・平和祈願式典」に、県のカトリック教会を代表して参加してきました。
場所は、鶴岡市の善寳寺(ぜんぽうじ)
湯野浜に行く途中の曹洞宗の大きなお寺です。

当日は、懇話会の総会の後、本堂で善寳寺の五十嵐卓三住職の講話に耳を傾け、仏教、神道、キリスト教、新宗教(立正佼成会)が平和の祈願をささげました。
その後、本堂脇の鐘楼に行き、それぞれの代表が順に鐘をつきました。

とてもよい集いとなり、また、共に祈るよい時間となりました。


翌7月19日の荘内日報。鐘をつく場面の写真が掲載されました。



これは、善寳寺の入り口の総門から山門をのぞいたところ。



五重の塔などがあり、大変立派なお寺です。


善寳寺の五十嵐住職は、カトリック鶴岡教会に赴任したイエズス・マリアの聖心会の司祭たちと大変仲がよく、現在でも親しい交流が続いています。

平和の祈り

2015-08-06 06:00:00 | Everyday is special
教皇だった聖ヨハネ・パウロ2世が日本に訪れたのは1981年、今から34年前のことです。

彼は2月25日に広島の平和記念公園を訪れ、慰霊碑の前で「平和アピール」を全世界に発信し、
「戦争は人間のしわざです。戦争は人間の生命の破壊です。
戦争は死です。
この広島の町、この平和記念堂ほど強烈に、この真理を世界に訴えている場所はほかにありません」
と呼びかけました。

そして、「本日、わたしは深い気持ちに駆られ、『平和の巡礼者』として、この地にまいり、非常な感動を覚えています。
わたしがこの広島平和記念公園への訪問を希望したのは、過去をふり返ることは将来に対する責任を担うことだ、という強い確信を持っているからです」と言われました。

「過去を振り返ることは、将来に対する責任を負うこと」と何度もくり返したそのアピールの最後は、次のような祈りで締めくくられています。

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最後に、わたしは自然と人間、真理と美の創り主である神に祈ります。
神よ、わたしの声を聞いてください。
それは、個人の間、または国家の間でなされた、すべての戦争と暴力の犠牲者たちの声だからです。
神よ、わたしの声を聞いてください。
それは人々が武器と戦争に信頼をおくとき、いの一番に犠牲者として苦しみ、また苦しむであろうすべての子供たちの声だからです。
神よ、わたしの声を聞いてください。
わたしは、主がすべての人間の心の中に、平和の知恵と正義の力と兄弟愛の喜びを注いでくださるよう、祈ります。
神よ、わたしの声を聞いてください。
わたしはすべての国、またすべての時代において戦争を望まず、常に喜んで平和の道を歩む無数の人々にかわって、話しているからです。
神よ、わたしの声を聞いてください。
わたしたちがいつも憎しみには愛、不正には正義への全き献身、貧困には自分を分かち合い、戦争には平和をもってこたえることができるよう、英知と勇気をお与えください。
おお、神よ、わたしの声を聞いてください。そして、この世にあなたの終わりなき平和をお与えください。
**************************

きょうは広島で原爆が落とされてからちょうど70年。
今年も静かに、でも、いつもの年よりも一層強く、平和のために祈りたいと思います。

写真は、先日カトリック新庄教会で行われた山形県のサマースクールで作られた手作りローソクを載せる絵皿。
みんなとてもよく描けました



これは、手作りローソクで、紙コップに流し込まれた色つきのろうが冷えるのを待っているところ。
割りばしにローソクの芯をはさんでいます。
色合いが、なんとなく涼しく見えます。

今回のサマースクールでがんばってくださった皆さん、お疲れさまでした。
さまざまな形で支えてくださった皆さん、ありがとうございました。
子どもたちの笑顔が、何よりの成果でした。

今年の蔵王

2015-07-20 09:30:00 | Everyday is special
おかげさまで無事に一学期が終わりました。
終わり頃には手足口病が流行ってしまいましたが、園児の皆さんも大きな病気やケガをすることなく過ごすことができ、神さまに感謝です。
ここまで、みんなよくがんばりました。ぼくも、自分で言うのは変ですが、よくがんばったと思います(がんばらないのがテーマでしたが)。

さて、一頃出ていた蔵王山の火口周辺警報が解除され、ようやく蔵王の御釜周辺まで行けるようになり、先週行ってみました。
といっても、熊ノ岳方面への登山道は未だに通行止め。
いつも行く登山道脇のコマクサ群生地には行けなくなってしまいました。

それでも、観光客用の遊歩道脇にはいくつかのコマクサの株があります。
それを、今回は人の姿を入れないように撮ってみました。



この先の登山道に入れないのが残念。



それでも、何年かぶりに蔵王のコマクサに再会できて感激。



いわゆる「蔵王山」は蔵王連峰のことを指すようです。左手奥が熊ノ岳。お釜の左側の稜線が「馬の背」になると思います。これを撮ったのは刈田岳から。一番最近の噴火(水蒸気噴火)は1940年だそうです。1918年には御釜沸騰とのこと。名前の通りですね。



これは南に位置する西吾妻連峰。



これは西南の飯豊連峰。



これは西側の朝日連峰。
この日は他に月山も見えました。

幼稚園・教会合同バザー

2015-07-04 17:00:00 | Everyday is special
今日は、朝から山形市幼稚園協会の主催する「子育て情報館」のイベントに裏方として参加してきました。
蔵王みはらしの丘のはらっぱ館で開かれて、午前中だけでも100組近くの親子が参加してくださいました。
市内の私立幼稚園の園長先生方をはじめ職員の皆さんには、本当にお疲れさまでした。

そして、午後は明日開かれる山形聖マリア幼稚園とカトリック山形教会合同のバザーの準備がありました。
保護者の皆さんの、とても熱心な働きが光っていました。
皆さんの思いが通じたのか、明日は雨は降らない予報で、神さまに感謝しています。

さて、今回、ぼくの写真のポストカードを新しく作成しました。
昨年は、5月の写真展を機に10枚組で500セット作って、おかげさまでこの一年でほぼ全部なくなりました。
そこで、今回3枚を新しくして、新たに5枚組として2種類準備しました。
まずは明日のバザーに出品しますので、ご近所の方はどうぞお楽しみに。

バザーは、7月5日(日)の10時から始まります。

まずは、「野の花」シリーズ。












そして、「南東北の四季」シリーズ。










55th Birthday

2015-06-27 06:00:00 | Everyday is special
先日の日曜日は山形聖マリア幼稚園・保育園の運動会がありました。
こどもたちも保護者の皆さんも、そして職員の皆さんも、本当によくがんばりました。
こどもたちは、これまでたくさんの練習をしてきました。
神さまも、よくがんばったねと声をかけてくださっていると思います。
ぼくも、飛び入りで参加した種目がありました(障害物競走と親子体操)。
久しぶりに体を動かして、楽しかったです。

さて、おかげさまで、本日55回目の誕生日を迎えました。
郷ひろみは還暦だそうですが、ますます元気ですね。
四捨五入すればぼくも60歳?! Oh my God!!
ぼくも少し郷ひろみにあやかって「ゴーゴー!」と元気を出したいものです。

写真は、先日お邪魔した仙台青野木のドミニコ会修道院にて。
花束のように、とてもきれいな色をしたアジサイでした。



定番のガクアジサイもいいですね。



これはオカトラノオ。「丘の虎の尾」という名前は面白いですね。


5年前の誕生日に書いた日記「知命」はこちら
これを読み返しながら、果たして自分はイエスさまに従ってまっすぐ歩いているだろうかと反省しました。

イエスとマリアのみ心

2015-06-13 14:00:00 | Everyday is special
昨日はイエスのみ心の祭日、きょうは聖母のみ心の(任意の)記念日。
イエズス・マリアの聖心(みこころ)会の大きなお祝いの時です。
おめでとうございます。

一昨日から、同じ修道会で6年間フィリピンで働いたフランス人のジャン・ピエール神父様が山形を訪れています。
彼は、聖書学者で神学校でも教えていて、聞くといろいろと教えてくださいます。
この度フィリピンでの役目を終え、以前にいたタヒチに赴任する前に休暇でフランスに帰られる途中、日本に寄ってくださいました。

お疲れさまでした。

さて、写真は4月に撮った写真です。
このところの忙しさで、なかなか写真を撮りに行けないでいます。

この老夫妻の後ろ姿がとても素敵でした。
その歩み方も、互いを思いやりながらのペースで、素直にいいなぁと思いました。

イエスさまとマリアさまのみこころも、このようにわたしたち一人ひとりに寄り添ってくださっているのでしょう。

山形市の野草園2

2015-05-30 09:30:00 | Everyday is special
昨日は山形聖マリア幼稚園の親子遠足で、天童にある運動公園に行ってきました。
フィールドアスレチックのたくさんの遊具があって、子どもたちもたくさん遊ぶことができました。
お天気にも恵まれて、よかったです。

さて、きょうも山形市野草園の花たちを紹介します。
3週間ほど前に行ったときの写真です。

まずは、クマガイソウ。
とてもユニークな姿をしています。



これは咲き始め。



葉は、最初折りたたみ傘のように閉じていて、それが次第に開いていきます。



野草園にも立派な群生があります。



これは定番のニリンソウ。



これは珍しいカッコウソウ。



これはサクラソウ。



これはナナカマド。秋には葉が真っ赤になりますが、花は白くて可憐だったのですね。初めて見ました。

山形市の野草園

2015-05-23 09:00:00 | Everyday is special
ご無沙汰しています。
幼稚園と教会のことで日々懸命に過ごしておりいます。

そんな中でも、週に一日は休養するようにしています。
そして、西蔵王にある山形市野草園は、いやしの場所になっています。

というわけでして、まずは4月の末に撮った花たちを紹介します。

上の写真リュウキンカ。
ミズバショウと同じように水辺に咲きます。
これは、戸隠でもよく見ていたので、懐かしいです。



これは、トガクシショウマ。それこそ戸隠では見たことがなかったのでうれしかったです。
きれいな優しい色をしています。



これはエンレイソウ。大きな3枚の葉が特徴的です。



これはシュンラン。角度によっては十字架が立っているように見えます。



で、これが恐らくコゴミ。とても好きな山菜の一つです。

春は、山形では山菜料理のオンパレード。
わらび、たらの芽、みず、ふき、ふきのとう、こごみ、うるい、しどけ、うど、あいこ、たけのこ、こしあぶら。
春の味覚を楽しんでいます。

叙階記念日

2015-05-05 21:00:00 | Everyday is special
ご無沙汰しています。
この数日間は、司祭叙階記念のお祝いが続いておりました。

5月2日は、新潟教区の大瀧神父の叙階25周年、昨日の4日は水戸教会のドネガン神父の50周年で、ぼくも共にお祝いしてきました。
司祭として生きることの大変さを、ようやく分かってきたぼくにとっても大切なお祝いでした。

で、その当人は、4月29日に叙階18周年を迎えました。
皆さまのお祈りと支えとに感謝申し上げます。

で、ぼくの25周年は7年後になるわけですが、果たしてどこでお祝いするのか。
それが地上か天国かはわかりませんが、イチロー選手が大記録をねらって打席に立つのではなく、一打席一打席をひたすら大切にしていくように、ぼくも、日々の何気ない生活を大切にしていきたいと思います。

今後とも、お祈りをどうぞよろしくお願いいたします。

写真は、先週行った山形の西蔵王高原の大山桜。



ソメイヨシノよりも花はピンクがかっています。



幹が、何本も束になって、上にすっと向かっているのが特徴です。



新緑もきれいでした。



大山桜の季節が終わると、ここに牛が放牧され、立ち入り禁止となります。
これで、今年の桜も見納めとなりました。

今年のフデリンドウ

2015-04-25 08:00:00 | Everyday is special
たいへん長らくご無沙汰しました。
毎日忙しいですが、元気にしています。

さて、先日友部に行ったとき、フデリンドウの花を愛(め)でてきました。
友部修道院の庭には大きくて立派なキンモクセイがありますが、フデリンドウはこの木の下に群生しています。
けれども、とても背が低くて小さな花なので、遠くから見てはわかりません。

今年もいっぱい咲いてくれて、本当にうれしくなりました。


これはもう小さな花束ですね。



フデリンドウは、つぼみが筆先のようなので、このような名前が付いているそうです。



木陰の春。