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みちあき神父のふぉと日記

カトリック教会の司祭です。日記のテーマは「がんばらない―Take it easy―」。ここで、ひと息ついてくださいね。

Happy Easter!

2015-04-05 00:00:00 | Everyday is special
主のご復活おめでとうございます。
また、洗礼を受けられた皆さん、おめでとうございます。

きょうから新たな霊的旅路が始まります。
その一歩いっぽを神さまが祝福し、守り、導いてくださいますように。

わたしも、新たな一歩を踏み出します。
来週から山形に転任になりました。
どうぞお祈りください。







今年のウマシカニュース

2015-04-01 09:00:00 | Everyday is special
一年間お待たせしました。
またまたバテカンからの速報です。

ユスト高山右近の列福が決まり、その公式ソングとして「サラマッポ・ありがとう」が選ばれ、みちあき神父が公式伴奏ギタリストに任命されました。
「サラマッポ・ありがとう」は、フィリピンと日本との架け橋をつくろうとした故西本至神父(みちあき神父の叔父)の思いを歌にしたもので、マニラの西本神父オフィスの山本雅子さん(愛称マコちゃん)が作詞作曲しました。
それが、このYouTubeにある歌で、伴奏をみちあき神父が演奏しています。



これは、2012年1月にマニラの西本神父オフィスで録音されました。(チューニングが少しずれているかもしれませんが。)
この歌を、マニラ大司教のアントニオ(愛称チト)・タグレ枢機卿が聴いて感激し、今年2月、高山右近帰天400周年記念行事で来日された時に推薦したとのことです。

では、みちあき神父の談話です。

「えっ、サラマッポ・ありがとうの歌が公式ソングになったのですか?
それはよかったです。
はっ?ぼくが公式伴奏ギタリストですかぁ?
あの歌を録った時は、ギターも弦も古いしチューニングもできないし、エアコンの音はうるさいしで最悪のコンディションだったんだけどねぇ。
チト枢機卿さまには毎年のようにウマシカニュースでお世話になっています。
昨年の写真展ミニコンサートでギターも新調したし、これから練習してがんばりまーす。」

ちなみに、チト枢機卿はみちあき神父のマニラでの神学校時代の恩師で、先日チト枢機卿が東京カテドラルでミサを主司式された時に再会を祝うことができました。

また、教育里親のグループのサラマッポ会は、残念ながら今年で閉じられることになりました。
が、その精神は、フィリピンでしっかりと受け継がれています。(これについてはまた後日。)


というわけでして、今年の4月のウマシカニュース=4月の馬鹿(ばか)ニュース=エイプリルフールのウソニュースでした。
高山右近の列福は、実際にはまだ決まっていません。そろそろ発表があるのでは、とある司教さまから聞いておりますが。
善良な読者の皆さん、どうか笑っておゆるしくださいますように。

というわけでして、今年2月にチト枢機卿さまと再会を喜んだ時の写真を、本邦初公開で掲載します。



祈り

2015-03-11 14:46:00 | Everyday is special
きょうは大震災から丸4年。
あの日のことを思い出すと、今も心が痛くなります。
そして、いまだに被災者の方々がご苦労されていることを知るにつけ、胸が痛みます。

きょうは祈りの日。

祈りとは、神との対話であると言われます。
それはまた、天上と地上をつなぐ言葉でもあります。

亡くなった方々の霊魂と生きているわたしたちの心をつなぐ祈り。
きょう、天上の祈りと地上の祈りが共鳴し合います。

きょうのすべての人の祈りが、形になりますように。
すべての方々の心がいやされ、元気づけられますように。



これは昨年訪れた福島県の常磐線富岡駅脇の慰霊碑。今朝のNHKニュースは、この近くの小さな商店街からの中継でした。
他にも手つかずの悲惨な状況の写真を数枚撮ったのですが、心が痛んでなかなか見ることができません。



荒れ果てた駅構内。「富岡は負けん」の言葉が印象に残りました。

啓蟄

2015-03-07 16:00:00 | Everyday is special
すっかりご無沙汰しております。
忙しいながらも元気にしておりました。

昨日は啓蟄でしたが、また冬の寒さが戻っています。
風邪などめされませんように。

上の写真は先月撮ったフクジュカイという福寿草の園芸品種。
もう立派に咲いていることでしょう。



これはセツブンソウ。雪国の皆さん、春は来ていますよ。2月28日に今年初めてヒバリも鳴きました。



母の描いたセツブンソウの絵が懐かしいです。

タグレ枢機卿のこと

2015-02-14 11:00:00 | Everyday is special
今週のカトリック新聞にも取り上げられたように、フィリピン・マニラの大司教アントニオ(通称チト)・タグレ枢機卿様が、高山右近の帰天400周年記念行事に参加されるために先週来日されました。
神戸での記念行事の前に、枢機卿様は仙台と東京を訪れ、ミサを捧げられました。
ぼくも、2月2日に行われた東京カテドラルでのミサに参加してきました。

チト枢機卿様は、以前にもふぉと日記に書いたことがありますが、ぼくのフィリピンでの神学校時代の恩師の一人です。
教会についての実践的な内容の講義だったと思いますが、毎回聞き惚れて、学校の授業なのに深い感動をもって聴いていた覚えがあります。

その後、カビテ州のイムス教区の司教になられ、そして、マニラの大司教になられました。
ぼくよりも3歳年上なだけですが、本当に素晴しい方です。

今回、チト枢機卿様が東京に来られると聞き、ぜひご挨拶にと行かせていただきました。
ミサ前に控え室でお目にかかった時、自分の教え子が訪ねてきてくれたと、いつもの笑顔で迎えてくださいました。
そして、記念の写真も撮りました。
(残念ながら、このブログでは顔写真の掲載は控えさせていただきますが。)

カテドラルのミサには、フィリピン大使を始め、関東全域とその周辺からじつに多くのフィリピン人たちが駆けつけ、大聖堂は一杯になりました。

チト枢機卿様の語りかける説教は今回も本当に素晴しく、また感動しました。
何よりもまず話し方が素晴しいのです。
皆の心をひきつけ、そしてやさしく教え、励まし力づけてくださるのです。

司祭としても、彼はぼくの理想像を生きておられます。
心から尊敬しています。

その日は、主の奉献の祝日で、ルカ福音書の幼子イエスの神殿での奉献の場面が読まれました。
テーマは「光」です。
以下、チト枢機卿様のお説教の要約を記しておきます。

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「光」について、3つの大切なポイントがあります。

1 イエスご自身が光であること
わたしたちはイエスの内に真の光があることを見つけます。世の中には偽の光にあふれていますが、この真の光を求めなければなりません。
宣教師は、お月さまです。イエスという太陽の光を浴びて反射させていきます。
2 この光は、じつに日常的でささやかな方法で、いつでも普段の場所で見いだすことができます。何も、特別で大きな出来事を望まなくてもよいのです。
教皇フランシスコは、先日フィリピンを訪れた時、じつに普通の人々との交流を大切にされ、多くの感動的な出会いを体験されました。
3 どのような人が光であるイエスを見いだすことができるでしょうか。それは、シメオンとアンナの姿に示されています。
まず、彼らは祈る人でした。そして、霊的に貧しく、ただ神により頼む生き方をしていました。最後に、彼らは救い主に会いたいと、ずっと強く望んでいました。

さあ、わたしたちはどのようにして光であるイエスを受けるでしょうか?
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チト枢機卿様は、ミサの最後に次のようにも言われました。

「フィリピンから来たあなたがたは、日本に仕事や勉強、結婚のためだけに来たのではありません。宣教師となるために来たのです。
あなたがたは、福音を、喜びを持って生きることを通して宣教するのです。」

じつに素晴しいミサでした。

神に感謝。


冬の面白い造形

2015-02-06 21:30:00 | Everyday is special
大変長らくご無沙汰しております。
元気にしておりますが、忙しくしておりました。
どれだけ忙しくても、心は失わないようにと心がけています。

さて、昨日から今朝にかけて雪は降らずに済んでよかったです。
が、夕べ降った雨が車の上に水滴となって残り、それがそのまま凍っていました。
とても面白い自然の造形だと思いました。

というわけでして、とりあえず一枚。

初滑り

2015-01-24 21:30:00 | Everyday is special
このところの忙しさでなかなか日記を書けないでいるのですが、そんなことを言っていながら先週初滑りだけはしてきました。
というわけで、元気にしておりますので、ご心配なくお願いいたします。

写真は、可愛らしい「ふなっしー」型の雪だるま。(この冬流行りそうだけど、目を作るのが難しそう。)

祝成人

2015-01-12 09:00:00 | Everyday is special
きょう成人式を迎えられた皆さん、おめでとうございます。
これからの歩みを、神さまが祝福し、守り、導いてくださいますように。

ぼくはだんだん3回目の成人式に近づきつつあります。
今年誕生日が来て、四捨五入すると、なんと60才になってしまうのです。
とても信じられません。
まあ、脂の乗りきった五十代を楽しみたいと思っています。
それには健康がいちばんですね。

皆さまもご健康に恵まれますように。

写真は、2003年1月に撮った写真の中からの一枚。ロープウェイの蔵王山頂駅付近にて。
パトロールの方がスキーをはいて歩いていました。

Happy New Year!

2015-01-01 22:30:00 | Everyday is special
少し遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。

昨年は、夢だった写真展が実現して、とても記念すべき年になりました(矢萩司祭と共に。ミニコンサートも♪)。
沖縄にも2度行かせていただきました(黙想指導の仕事でしたが、楽しんできました)。
そうそう、総長と京都・奈良にも(なんだかんだ言って、いろんな所にいっています)。
今年はどんな年になるでしょうか。

どんな年になるにしても、健康に恵まれて、いつも微笑みを忘れることなく過ごすことができればと願っています。

皆さまにとっても、よい年となりますように。

というわけでして、毎年恒例の祝福の言葉を贈ります。

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主があなたを祝福し、あなたを守られるように。
主が御顔を向けてあなたを照らし
あなたに恵みを与えられるように。
主が御顔をあなたに向けて
あなたに平安を賜るように。
(民数記6:24-26)

The LORD bless you and keep you!
The LORD let his face shine upon you, and be gracious to you!
The LORD look upon you kindly and give you peace!
(Numbers 6:24-26)
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写真は、昨年撮った写真の中からのお気に入りの一枚。
友部修道院の庭のフデリンドウです。(カメラはリコーのGRD4)

Merry Christmas!

2014-12-25 22:30:00 | Everyday is special
主イエスのご降誕、おめでとうございます。
この日、すべての人の心に救いの光がともされますように祈ります。

今年は何かと忙しくしてしまい、なかなかカメラを手に出かけることも少なくなってしまいました。
が、やはり、何とかカメラ片手に外に出ようと思っているこのごろです。

というわけでして、写真は、2003年に撮った蔵王の雪景色(「冬山の光」)。なつかしい一枚です。

このところ、蔵王連峰で火山性の微動が発生していると聞いています。
スキー場は蔵王のお釜と呼ばれる火口付近から少し距離はあるので大丈夫ですが、木曽の御嶽山のことがあったので、少し気になるところです。
それでも、来年はまた、蔵王にスキーに行こうと思っています。(ヘルメットは必携にします。)