京都で、着物暮らし 

京の街には着物姿が増えています。実に奥が深く、教えられることがいっぱい。着物とその周辺について綴ります。

ある訃報

2008年06月05日 | 単衣 織り
今夕も委員会でした。
前お家元(千家)もご一緒。85歳とは思えないお元気さと行動力。
中座されてまた次に会議とか。明日は九州そして、NYとか。

そういう委員会でしたので、
紋まで必要はないのだが、エンジの暈かしのある黒っぽい御召しの単にした。
義母のものなのでお端折が短め。



今日みたいな雨模様の日には短めに着てもいいかなと。
引き締まって見えてお気に入りの1枚。




帯は、お気に入りの葡萄蔦葉の塩瀬。
塩瀬は単にも締められるお利口さん。
明後日は~桔梗さまのコレクションの日だ

           




親しい委員のY社長さんの会社がNHK[ビジネス新伝説 ルソンの壷」に取り上げられたとのこと。DVDをお送り下さるとか。楽しみ。

        http://www.nhk.or.jp/luzon/schedule/backnum/index.html

各界の旧知のみなさまとのお話が弾み楽しい夕食会でした。



思ったより早い目に委員会と会食が終わった。
帰宅したら、ネットに繋がっていた深窓氏が「Sさんが亡くならはったぞ」という。
急いで毎日新聞サイトをチェックして確認した。享年79歳。

この訃報を知る30分前に,実は今夕の会食の席でS氏のことを話題にしていたのだ。

 15年前に近畿の大きなセミナーで講演したのだが、
私の前にはS社長が「近畿は美しく」という長寿番組に関して講演されていた。
その数日後、テレビ局から電話が入り、番組審議委員就任を依頼された。
S氏が私を発見してくださったのだった。。。と。 

以後、ご一緒できる番審が楽しみになった。
同じ時期に代表作になる本をお互いに上梓し、サインし合って交換させていただいたことも

いい思い出をいっぱい下さった方だった。
体調を崩しておられるとは伺ってはいたのだが。。。
お別れ会に参りたいと思っています

関西専用劇場をオープンさせ劇団四季のセプション、マゴー賞受賞お祝いパーティー、法然院でのご講演など思い出すとキリがない。
フランスのいいTV番組の輸入の話を持ちかけたときには大いに関心を示されたこともあったものだ。。。
二科展にも入賞された写真の腕前。ダンディーな方でした。


アルバムから取り出した写真は,96年秋の番審旅行。
ボランティアガイドさんの案内で和歌山城へゆく。

もう1枚はテーマパークで私のお隣の一番背のお高いお方がS社長。
毎年いろんなところへご一緒しましたね。
ご冥福を

           



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