いわき鹿島の極楽蜻蛉庵

いわき市鹿島町の歴史と情報。
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いま、若冲が熱い!!

2013-09-11 11:16:25 | Weblog
                                           分類・PV

                         場所:福島県立美術館
                             福島県福島市森合字西養山1

                               TEL 024-531-5511 

 福島県立美術館では、東日本大震災復興支援特別展 『若冲が来てくれました を、9月23日〈月・祝〉まで開催している。
 今回の伊藤若冲(じゃくちゅう・1716~1800)の特別展は、東日本大震災で被害に遭われた方々、とりわけ未来を担う子供たちの心の支えになればという プライス夫妻 の強い思いにより「プライスコレクション江戸絵画の美と生命」と位置づけての特別展示となった。
  
                  《若冲の作品(販売グッズの一筆箋から)》

 観賞の価値ありと思ったら、矢も楯もたまらなくなって高速バスで、いわき駅前9時40分発(福島駅前東口11時36分着)に乗車して行った。平日でゆっくり観賞できると思っていたのが間違いのもとで、既に開館から2時間半は経過しているというのに美術館の入口から最後列まで絶え間なく800~900人位が並んでいた。
             
                    《平日だというのに入館者は長蛇の列》
 若冲は正徳6年(1716)京都の青物問屋の長男として生まれるが、絵を描くこと以外、世間の雑事には全く興味を示さなかったという。そういう訳で商売に身が入らず、家業を放棄して2年間丹波(兵庫県)の山奥に隠遁してしまい、その間、山師が枡源(商売の屋号)の資産を狙って暗躍し、青物売り3千人が迷惑したというエピソードが残っているくらいだ。
 芸事をせず、酒も嗜まず、生涯、妻も娶らなかった。

             
                    《若冲特別展を開催中の美術館入口》
 若冲をはじめとして、曾我蕭白(しょうはく)や丸山応震、長沢芦雪・酒井抱一など江戸時代を代表する画家の名品が展示されている。
 仙台・盛岡と巡回したこの特別展も福島が最終会場となるので、珠玉の名品の数々を目の当たりにして観賞するには絶好の機会だと思った。 
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