《高照(たかでら)観音堂へ上っていく入り口》
分類:観 鹿島町を見て歩こう(98) いわき市鹿島町走熊
鹿島町では一番高い山(海抜126m)にある
磐城三十三ケ所観音霊場、第17番礼所になっているこのコースの道程は、他の観音堂を巡って歩くより最もキツく、距離があることで知られています。
足元が悪く片道20分前後掛るので、急がずマイペースで上って行くのがコツ。
礼所17番 高照観音 ご本尊 十一面観世音菩薩
場所 いわき市鹿島町走熊高照山
《御詠歌》 世の中は麓(ふもと)にありや東泉寺
日は高寺に水走熊(みずはしりくま)
走熊観音堂再建勧進趣意書によると「石城三十三番礼所の一なる當十七番走熊高照山十一面観世音菩薩は今を距る實に1千四百七十三年一世の大徳徳一大師の御祈願に係るものにて云々」とこと細かに記されてありますから、年号は文明年間に遡ることになります。
旧菊田、磐前、磐城、楢葉の四郡に祀られる霊験あらたかな磐城三十三ケ所霊場の一つに挙げられていることは周知の通りです。
観音堂は、これまでに何度となく火難に遭い、その度に焼失しましたが現在あるお堂は昭和45年の建立になるもので、そのお堂の前の一段下の平地部分(杉や雑木に覆われて鬱蒼としています)が、かつて存在した東泉寺跡です。 本堂の裏を少し登ると、国土地理院の三角点があり、小名浜や勿来、平などが一望できるのですが、草木を掻き分けて行くようになるので要注意。
「高照観音」 については、本ブログ2018/3/25付 ㉕ 参照
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