《いわき東警察署》
鹿島街道を行く 分類・地
いわき東警察署 いわき市小名浜岡小名字御代坂19
0246-54-1111(代)
いわき市の警察署は、地域が広範囲に亘っているために中央・東・南の三ケ所に分割されています。
いわき東警察署は、その配下に泉交番、江名駐在所、西部交番、鳥居下交番、渡辺駐在所の5ケ所が置かれていますが、残念ながら鹿島地区には交番も駐在所もありません。
昭和54年に鹿島町走熊字七本松地内に鹿島駐在所が設置されたものの、現在は不在駐在所となってしまいました。
これは、鹿島街道の岡小名に本署(写真)があり、昼夜パトカーの巡回頻度も多いことから、防犯や事件に対しての対応が迅速に出来るエリア内に入っているからです。
鹿島に警察組織がないというのは意外に思われるかも知れませんが矢張り、古くは村政時代からの気候風土と人間性から治安が保たれてきましたから、著しく発展してきた現在でも事故や事件の発生率は他の地域と比較して極めて低いということが地元の人たちの誇りとしているところです。
しかし、そうは云っても鹿島村時代に巡査、駐在所が存在したことは事実なので、その変遷を箇条書きに記述してみます。
鹿島村警察警備は、旧来小名浜代官に属する一部と、平藩、湯長谷藩に属する藩制警察制度でした。
明治維新後、鹿島村警察制度も変わり平警察署が方部におかれることになり、小名浜警部補派出所と共に鹿島の警察警備も配下に属し、その統制のもとに治安が維持されてきました。
・明治28年4月、鹿島村に巡査派出所が設置され上矢田花木下「神宮寺」に仮駐在所が置かれた。
・明治33年4月、走熊字中島33に平警察署鹿島巡査駐在所を設置
・昭和14年10月、同字中島3に新築移転し平警察署小名浜巡査部長派出所の所属になる
・昭和24年10月、鹿島農業協同組合事務所の建築にあたり、同字坪下2-1に駐在所は移転
・昭和26年、小名浜地区警察署の設置に伴いその所轄になる
・昭和29年、警察法の改正により磐城警察署鹿島巡査駐在所となる
・昭和42年、鹿島警察官駐在所となる
・昭和45年4月、いわき東警察署鹿島駐在所となる
・昭和54年、走熊七本松に鹿島駐在所新築移転(現在、警察官不在駐在所)
本日の催し 8月10日(月) 四緑 先勝 旧暦6/20 長崎原爆の日
◆第2回伝承郷企画展『写真で綴るむかしのいわき展』
於・いわき市暮らしの伝承郷(観覧料が必要)
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