いわき鹿島の極楽蜻蛉庵

いわき市鹿島町の歴史と情報。
それに周辺の話題。
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お正月様送りの 「酉小屋」

2019-01-08 07:18:32 | Weblog

                            分類:催


                                                                                                                      場所:いわき市鹿島町下蔵持字八合地内                                                                                         かしま病院駐車場脇(休耕田)
                                                             酉小屋のお焚き上げに無病息災を祈る                                           お正月が明けて、今朝(8日)は鹿島町の下蔵持地内で、6時から酉小屋のお焚き上げがあり、お正月にピリオドを打ちました。        鹿島地区地域振興協議会の事業で、その中の部会「歴史と文化委員会」(坂田豊幸委員長)が毎年行っているものです。 「酉小屋」 は、いわきの伝統行事の一つで、鹿島に復活させてから9年目になりました。                                                                                   
メインの酉小屋のお焚き上げは未だ夜も明けやらぬ6時に点火された


とり小屋は、「酉小屋」とか「鳥小屋」 、あるいは「鳥追い小屋」とも呼び、これらには諸説があります。                                 長い竹の竿をボンデンといい、竹の先端に幣を付けて立てたものです。小屋の中に神棚を設えて正月様を祀り、囲炉裏を作って参詣に来た人たちに田楽や焼餅などを馳走し、子供たちもその小屋でいろいろ食べながら雑談したり昔ばなしを聞いたりして楽しみます。                                         今年の梵天は10メートル以上あって一際目を引いた



 かつて、鹿島地域では大字ごとに酉小屋を立てて、同じ8日の朝にお正月を送ったものだが現在では、この下蔵持の場所1カ所になってしまいました。                                         しかし、鹿島地区地域振興協議会では鹿島町の地域全体として統括して行っているので、お焚き上げの朝には各地域や、近隣の人たちまでが持ち寄った正月飾りやお札、お守りなどを小屋に納めて点火されます。                                                           残り火で焼いた餅を食べると1年間風邪をひかないという言い伝えがあります。                                                                 

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