いわき鹿島の極楽蜻蛉庵

いわき市鹿島町の歴史と情報。
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不可解な相撲協会の運営

2017-12-28 14:08:27 | Weblog

                                              分類:外

  ファン重視と組織の方向性が問われる                           相撲は日本古来のスポーツで、戦後の駄菓子屋ではメンコにまで強豪力士の絵や写真があって、子供たちの間ではメンコ遊びもさることながらそれらを収集することが一つの目的でもあった。           昨今では、すでに引退した元横綱日馬富士の暴行問題で協会のあり方や当事者の処分の仕方などについて大きく揺れている。ことの発端は秋巡業中の10月25日深夜に酒席で日馬富士が貴ノ岩に暴力を振るい怪我を負わせたというものだった。                                                               《同じモンゴル出身の貴ノ岩(27)と日馬富士(33)》

 本来、『日本相撲協会』であれば日本人の相撲取りで構成されるのが本筋で、外人の入門が許されるのであれば、先ずネーミングを『国際相撲協会』に変更してしまった方がスッキリしていいし、そうでなけらば理屈に合わないと思う。(外人力士が年寄株を得る条件として日本国籍が必要になってくるだけで、現役力士中の殆んどは正に外国人なのだ)                                     皮肉っぽく思われるかも知れないが、単純明快に言わせてもらうと矛盾している点が多々あるからで、その例を2~3挙げてみる。                                                              ①相撲は日本古式にのっとって土俵上に女性を上げさせない。(かつて、優勝力士に女性大臣が表彰しようとしたら拒絶された)                                                                  ②日本古式をいうなら外国人力士の存在もおかしいのではないか。                                   ③相撲取りの普段着は浴衣姿が普通だが、背中にモンゴル相撲協会の名入ジャージーを着て歩くのは 『日本相撲協会』 がナメられてはいないだろうか。                                           ④横綱白鵬が黒星を喫した時に大観衆の眼前で、行事軍配の判定に抗議したこと。(行司・審査員の判定を無視した行為で前代未聞)                                                  ⑤いま、モンゴルの力士ばかりが話題に上がっているが、これまでにもハワイ、ブルガリアなどの外人力士も活躍してきたわけで、今後も強い力士がいれば各部屋は外人獲りに奔走するのは間違いのないところ。(部屋が潤うためには強い力士の存在が必須だから日本人力士だけに拘(こだわ)っていられない) ……となると、神代の時代の神事から幾多の変遷を経て、いまや完全な興業一本になっている相撲界をまざまざと見せつけられた。

                                             《 貴ノ岩と貴乃花親方(元横綱)》

 貴乃花親方の弟子(貴ノ岩)が暴行を受けて立腹するのは理解し同情するのだが、日本相撲協会という組織の中にいて、しかも部屋の親方で理事長たるものが協会を無視するような形で警察に被害届を提出するというのは全く解せない。                                               普通は、真っ先に協会へ報告をして、それと並行して警察へ届けるという順序が妥当な処理方法だと思われるからだ。しかも、場所中でありながら貴ノ岩の怪我による診断書も協会へ出さずに休場させ、本人の所在さえ明かさなかった。会社で言えば無断欠勤で、休む日数が長引けは職場放棄にもなる。                   貴乃花が現役時代には、大いに相撲界を盛り上げた人であるだけに、今回の一件では協会に物申すことがあるなら、正々堂々と自分の主義主張を世間に向かって述べて欲しかった。        

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