母と共に白水阿弥陀堂へ

　　　　　　　　　　　　　　　《徳尼御前が亡夫の冥福を祈り創立された阿弥陀堂》　　　　　　　　　分類・私

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　願成寺白水阿弥陀堂　　いわき市内郷白水町広畑２１９

　昨日（１８日）は私の予定として、午後から鹿島町下矢田にある「伝承郷」にて館長による木曜講座を受講する筈だったが急遽、変更して内郷の阿弥陀堂へ行くことになった。

　天気も良く、風もない穏やかな日和なので近くの中央台にいる妹夫婦が、母親を連れて阿弥陀堂へ行って来ようとの誘いが掛ったからだった。

　国宝白水阿弥陀堂は、今から約８５０年前に藤原清衡の娘が、岩城則道のもとに嫁ぎ徳姫を名乗り、白水に霊地を得て願成寺を建立しました。
　姫は則道公の没後、智徳上人に帰依し剃髪して、徳尼御前とよばれ亡夫の冥福を祈るために阿弥陀堂を建立したものです。
　白水（しらみず）という地名の由来は徳姫の故郷、奥州「平泉」の「泉」を二文字に分けて「白水」と名付けたと云われています。

　４月２日で米寿を迎える母親が元気な内に守り本尊でもある阿弥陀様へ連れていってあげようとの事だから私も頼みっ放しにはできなくなった。
　このところ、めっきり足腰が弱った母は、まるでゼンマイ仕掛けの人形が両肩を揺らしながら歩いているように見えてくる。
　三人で母を庇う様にして車に乗せ、歩き、やわらかな陽光を浴びながら庭園内を散策した。

　「ここに来たのは何十年振りになるかなー」懐かしそうな表情をする母の顔を窺いながら　「来て良かった」　私は内心で、そう思った。


本日の催し　　３月１９日（金）　　　　二黒　大安　　　旧暦　２／４

　　◆「鹿島いきいき英会話サークル」　　１０：００～　　　於・鹿島公民館　　 0246-２９－２２５０

　　◆「車いすの寄贈」　平工業高等学校生徒会が特別養護老人ホームかしま荘に車いす３台を贈る

　　◆「フォート・樹」　２０周年記念写真展　　於・いわき市暮らしの伝承郷　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　企画展示室（観覧料は無料）　　 0246-２９－２２３０