OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

マリエには素直でいよう

2023-12-21 17:12:02 | Singer Song Writer

マリエ / ブレッド&バター (フィリップス / 日本フォノグラム)

サイケおやじにとっての「口は禍の元」は先日告白した「異郷の地への島流し」だけでは決して無く、例えば昭和40年代中頃からの歌謡フォークの大ブーム期において、「そんなの軟弱っ!」と常々言い放っていた所為で、殊更高校時代には偏屈者と周囲に思われていたのでした…… (^^;

もちろん、それについても、これまで度々述べて来たとおり、高校時代に入れてもらっていた所謂「軽音」では、男女仲良くやっている「フォーク組」ではなく、限界集落とも云うべき「バンド組」に所属していたのも、アコースティックよりはエレキギターを弾きたいがための進路決定(?)であり、つまりはエレキのバカ大将!?

しかし、本心本音では「歌謡フォーク」は大好きで、というか……、森山良子伊東きよ子広川あけみコスモス小林啓子小野和子シモンズ等々、とにかくリアルタイムでヒット曲を放ち、ラジオの深夜放送でウケていた歌や演奏を披露する「そっち系」の歌手やグループのレコードを密かに(?)聴いていたんですよ (^^;

まあ……、そ~ゆ~見栄っ張りこそが青春の懊悩と言えば体裁は繕えるんでしょうが、早い話が自意識過剰のテイタラク……。

ですから、何かを否定しないと自己主張が通らないと思い込んでいた結果のひとつとして、昭和45(1970)年にブレッド&バターが出した本日掲載のシングル盤A面曲「マリエ」を常に槍玉に挙げてしまっていたんですが、とにかくこれはブレッド&バター=岩沢幸矢・二弓の兄弟が作詞作曲した憧れと失意の片想いソングであり、全く自分を無視している「マリエ」という女性への思いを女々しく歌ってしまった幻想的美メロ曲として、ブレッド&バターの代表的人気曲なもんですから、その頃に歌謡フォークをやっているアマチュアシンガーが持ちネタにしていたのも無理からん話でした。

そしてサイケおやじは、そ~ゆ~泣きべそな歌を何の衒いも無くコピーしている奴らを見るにつけ、それは「軟弱」に他ならずっ!

なぁ~んて、糾弾していた生意気を押し通していたんですねぇ~~、恥ずかしながら(^^;

ところが、現実として耳にする掲載盤に収録の「マリエ」は既に述べたとおり、ファンタジーロックっぽい演奏がバックに存在しており、我知らず惹き込まれ、狼狽える自分を感じてしまう瞬間がっ!?!

それは当時は知る由もなかったんですが後年、中古でゲットした掲載盤のクレジットを確認したところ、その編曲者が筒美京平御大であったという、その否定しようもない真相に平伏してしまったですよ、サイケおやじは (^^;

そして以降、ブレッド&バターの諸作を堂々と聴ける言い訳が、それによって成立した事は言うまでもありません (^^;

う~ん、やっぱりブレッド&バターの「マリエ」は名曲であり、オリジナルバージョンの他にも現在までに再録バージョンやライブバージョンが幾つも残されている事実も重大でありましょうか。

ということで、生きている以上、自分に素直になるって事は‎非常に難しいと思うばかりです。

この先、決して長くはないサイケおやじの現世での蠢きの中で、それを心掛けられれば、以て瞑しべし!?

そんな心境には到底辿り着けそうもなく、サイケおやじは今日もレコードに針を落すのみであります <(_ _)>

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年の瀬の軋轢

2023-12-20 17:04:49 | サイケおやじの日常

仕事に無理難題が重なっているので、本日の1枚は休載、ご理解ください <(_ _)>

強欲婆の相手は疲れるなぁ…… (>_<)

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存念と悔悟のバブル歌謡

2023-12-19 17:19:03 | 歌謡曲

恋のバカンス’87 c/w 同(オリジナル・カラオケ・バージョン)/ Be -2 (ビクター)

ということで、本日は麻生真美子&キャプテン解散後の昭和62(1987)年にキャプテンを名乗っていた北沢清子&山本恵子の二人組が改めて Be -2として再スタートを果たした、そのデビュー曲にして見事なスマッシュヒット「恋のバカンス ’87」です♪♪~♪

もちろん、説明不要かもしれませんが、これは昭和38(1963)年に作詞:岩谷時子&作曲:宮川泰がザ・ピーナッツに提供した「恋のバカンス」のリメイクバージョンであり、「’87」と銘打っているに相応しいサウンド作りは馬飼野康二のアレンジによるデジタルどっぷりのディスコ歌謡仕立てですから、ザ・ピーナッツのオリジナルバージョンよりは幾分テンポアップした演奏と歌には、如何にも分かり易いユニゾンボーカルとキーボード主体のカラオケパートが特徴的であり、これがウケなかったら歌謡曲の神様の御心に背くわけでしょう (^^)

しかも、ご丁寧な事には、掲載のシングル盤B面には同曲のカラオケトラックが収録されていたもんですから、この Be -2のバージョンによって稀代の名曲「恋のバカンス」を知った若い世代の方々が、自分達のカラオケ持ちネタにしてしまったのは言わずもがな、この頃から人気テレビ番組「NHKのど自慢」でも頻繁に歌われていた時期が確かにありましたですねぇ~~ (^^)

しかし……、サイケおやじにとっての「恋のバカンス ’87」は苦い思い出というか、これまでにも書いた事がありますが、ちょうど昭和62(1987)年春からは異郷の地へ島流しにされ、その原因は2年ほど前から顕著になっていた「バブル経済」に関わる仕事に公然と異論・異議を唱えていたからに他なりません。

ですから、サイケおやじは、昭和62(1987)年からのバブル絶頂期に身を置いていられなかったという境遇であり、それを今でも後悔していないと言えば嘘になるのが偽りの無い気持ちです。

で、この掲載盤は、そんなこんなで異郷の地へ放逐されていたサイケおやじに届いた最初の支援物資の中に入れられていた思い出深いレコードでして、そのジャケットスリーブに登場している彼女達のボディコン姿を見るにつけ、自業自得を痛感させられたものです…… (^^;

そして現在では、ウリの美脚を思いっきり披露しつつ、この「恋のバカンス ’87」を歌う Be -2の実演映像にネットで手軽にアクセス可能という状況にも、泣き笑いの心境で接しているサイケおやじであります (^^;

いゃ~、クネクネと身を捩じらせて(?)歌う Be -2、最高ぉぉぉぉ~~♪

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これはルーツ・オブ・ミニスカポリスかっ!?

2023-12-18 16:41:04 | 歌謡曲

恋の免許証 /  麻生真美子&キャプテン (ビクター)

昨夜、顔だけ出してフェードアウトした宴会からの帰り道、車を置いていた地下駐車場で底意地の悪そうなブス警からグダグタと捜査協力を求められ、往生させられました…… (>_<)

ど~やら、近くの路上で何らかの事件があったとかで、付近を捜索しているという事情は理解出来るんですが、それほどの必要性があるのか、サイケおやじの車の中まで覗き込まれ、たまたま後部座席に置いてあったアイスボックスまでも開ける事を要求されたんじゃ~~、犯人扱いも甚だしいわけでっ!?

だから……、婦人警官なんてのは嫌われるんじゃ~ないかっ!?

悔しかったら、ミニスカポリスでやって来いっ!

―― という憤りから、思わず取り出してしまったのがミニスカポリス姿もニクイばかりのジャケ写に登場している麻生真美子&キャプテンのデビューシングルです。

発売されたのは昭和59(1984)年6月とされていますから、前述したミニスカポリスが某バラエティ番組で大ブレイクした時期よりも相当早い仕掛け企画だったんですねぇ~~、彼女達はっ!

で、麻生真美子の芸能界デビューの経緯や履歴は詳らかには知りませんが、確か後年にはソロシンガーとして再デビュー、加えてヘアヌード写真集も出していたはずですし、むしろキャプテンと名乗る、北沢清子と山本恵子の二人組はデビュー当時の松本伊代と組んでいたバックダンサーでしたから、そっちの方が有名だったんじゃ~ないでしょうか (^^)

そして肝心の収録A面曲「恋の免許証(ライセンス)」は作詞:荒木とよひさ&作曲:三木たかし!?

なぁ~ていう、どっさりと正統派歌謡曲 ~ 演歌のヒット曲を書いている名人ソングライターのコンビですから、狙った企画は外さない職人技は当然としても、アイドルソングとして成立させるに決定的な役割を果たしているのが萩田光雄のアレンジじゃ~ないでしょうか。

それは実際、シンドラがビシバシに炸裂するアップテンポのハードロック風味に仕立てられながら、サビではオールディズ風味も塗され、キャッチーなリフやデジャブ感も強いコーラスや疑似テケテケなギターサウンド等々、なかなかニクイ演出をバックにリードを歌う麻生真美子の幾分ローファイなボーカルは賛否両論 (^^;

ところが、これが実演になると、ジャケ写どおりの衣装で美脚を披露しつつアクション歌謡の本質に迫らんとしていた麻生真美子&キャプテンを今でも忘れられないという皆様が大勢いらっしゃるんじゃ~ありませんかねぇ~~ (^^)

それはセクシー&フェロモンというよりも、失礼ながら、ある種のキワモノっぽさが良かったりする感じでしょうか、サイケおやじは決して嫌いではありません。

結局、彼女達は数枚のシングル盤を出して後、大きなブレイクも無いままに解散してしまったんですが、リアルタイムでは新曲を出す度に突飛な衣装で登場し、テレビの歌番組を盛り上げていた功績は確かだったと思いますし、キャプテンの二人組は「Be -2」と改名し、ザ・ピーナッツの代表曲「恋のバカンス」をリメイクヒットさせた活躍は、これまた忘れられていないはずです (^^)

いゃ~~、本音を吐露させていただければ、なんたって彼女達は美脚が魅力でしたねぇ~~ (^^♪

ということで、昨夜は大相撲で活躍した往年の人気力士・寺尾=現・錣山親方の訃報に接し、しかも死因とされるのがサイケおやじも病んでいる不整脈の悪化……。

享年60……、という短過ぎる生涯は尚更にショックですし、実は……、本日のサイケおやじは件の病気で定期健診だったもんですから、流石に不安がありましたですねぇ……。

まあ……、担当医師の診断では治癒はしていないものの、安定しているという話だったんで、とりあえずは悔いを残さない日々に精進を重ねる所存です。

皆様も、ご自愛くださいませ。

あぁ……、ミニスカポリスに癒されたい…… (^^ゞ

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飲駄くれに理屈は…

2023-12-17 17:31:30 | 歌謡曲

飲駄くれ / 日吉ミミ (ビクター)

基本、サイケおやじは保守的なので、暴飲暴食している女を目にするのは好みません。

それを女性蔑視と受け取られれれば、あんまり言い訳も出来ないわけですが、それでも女が酒に溺れるには、それなりの理由があって欲しいと願ってしまいます (^^;

さて、そこで本日ご紹介するのは、昭和54(1979)年に日吉ミミがヒットさせた本日掲載のシングル盤A面曲「飲駄くれ」でして、これは皆様ご推察のとおり、日吉ミミでしかありえない、「あの」声と節回しの捨て鉢ソング!

なにしろミディアムアップの頭サビで歌い出される ――

   ゆれる ゆれる ゆれる ゆれる 女ぁ~心ぉ~~♪
   泣いて 泣いて 泣いて 泣いて
   泣いて 泣いて どぉ~なるのぉ~~♪

―― というフレージングだけでグッと惹き込まれてしまう歌謡世界には ――

   どうせ淋しがり屋 あぁ飲駄くれぇ~~♪

もちろん、酒に溺れるには、それなりの理由もあるんでしょうし、その逆も、また……。

あぁ……、伊藤薫の作詞作曲、そして若草恵の編曲には、日吉ミミならではの魅力を狙って引き出したプロの仕事が明確でありましょう。

そこんところを……、やるせなくも説得力を加味して歌い上げてしまう日吉ミミの個性は、残してくれた多くの音源に刻まれている中にあって、この「飲駄くれ」はイイ感じのジャケ写ポートレートと相まって、本当に魅力的な「酒の歌」と思っております。

ということで、今年は久々に各方面で宴会モードが復活しておりますので、カラオケがあれば、この「飲駄くれ」を歌ってみるのも、酒を愛好する女性にはオススメ (^^)

もちろん、そんな言を女性蔑視と糾弾されたとしても、サイケおやじは……。

本日も、これから某宴会に顔出してきますが、そんなこんなを考えてしまう場面は、見たくありませんねぇ…… (^^;

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楽しさに戸惑いはいらない

2023-12-16 16:48:58 | 歌謡曲

■とまどいの週末 / 堀ちえみ (キャニオン)

ど~にか……、こ~にか……、ちょいと昨日触れました高齢者バンドのミニライブも終了 (^^)

皆様ご推察のとおり、サイケおやじはメタメタだったんですが、バンドの総意と申しましょうか、楽しんでやれれば、それでいいじゃ~ないかっ!

そ~ゆ~場の雰囲気にノセられたのは嬉しかったです (^^)

で、本日ご紹介するのは堀ちえみが昭和57(1982)年末にヒットさせた典型的なアイドルソング「とまどいの週末」でして、これは本日のギグでドラマー氏の可愛い孫娘・現役JKのパフォーマンスとあって、盛り上がりましたですよ (^^)

なにしろ楽曲そのものが作詞作曲:森雪之丞&編曲:矢野立美の提供によるオールディズ風味のポップス歌謡であり、中間部でのテンポダウンも尚更にイケてるアップテンポの演奏も、自分達の流儀で改変アレンジも可能というところが良かったりするわけですよ (^^)

もちろん、ボーカルパートには堀ちえみが持ち前の屈託の無さが求められるわけですが、本日歌ってくれた彼女はレコードの他にネットで堀ちえみの歌唱映像を見ながら勉強(?)したとあって、数回のリハーサルで仕上げてしまったのは資質の良さの成せる技でしょうか、あらためてドラマー氏親娘が羨ましいですねぇ~~♪

ということで、今夜は軽い忘年会♪♪~♪

日頃バチアタリなサイケおやじにも、お慈悲があっての仕儀と思い、素直に楽しませていただきます。

とまどいません、今夜は <(_ _)>

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再びのブルースが好きだっ!

2023-12-15 17:27:00 | 歌謡曲

再びのブルース / 牧みゆき (東芝)

本日の主役たる牧みゆきは木下節子、あるいは牧ミユキ等々、様々な芸名を使い分けて活動していた女性歌手として、拙ブログでもご紹介済ではありますが、ここに掲載したシングル盤A面曲「再びのブルース」では演歌のフィールドに踏み込んだ仕上りですから、彼女が持ち前のエぐ味の強い声質で節回されるのは、日吉ミミ梶芽衣子ラインの所謂「ふて節」歌謡 (^^♪

それは実際、ミディアムテンポの幾分グイノリで歌われる苦い過去の恋情に未練を滲ませつつ、それでも強がっての泣き節でグッとリスナーの気持ちを掴んでしまう、素晴らしい歌唱表現に偽りなどいらないわけですよ♪♪~♪

あぁ~~、ド演歌フィーリングこそは昭和歌謡曲の醍醐味だと思うんですが、驚かされるのは制作クレジットを確認した瞬間、そこには作詞:橋本淳&作編曲:筒美京平という、これが発売された昭和46(1971)年当時のポップス歌謡をリードしていた黄金コンビの御尊名がっ!?!

そりゃ~、筒美京平だって、その輝かしいキャリアの中には演歌も相当に書いておりますが、ここまでの恨み節歌謡メロディは珍しいと思いますし、それでいて洋楽っぽい味わいを入れたアレンジは流石!

このあたりは牧みゆきのドスの効いた声質とエグイ節回しとの相乗効果を狙ったものでしょうか、サイケおやじは最高に好きな名曲名唱になっております (^^♪

いゃ~~、このジャケ写ポートレートに偽り無しの仕上りですよねぇ~~、牧みゆきの「再びのブルース」はっ!

皆様にも、お楽しみいただければ幸いでございます <(_ _)>

ということで、いよいよ師走も本格化というか、これから本日は仕事関係の忘年会、明日は入れてもらっている高齢者バンドのミニライブが予定されているという、そんな至福を無駄にしたらバチアタリという覚悟であります。

日本の平和は大切にっ!

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やっぱり言わなきゃねぇ~~!

2023-12-14 17:09:31 | 歌謡曲

いいたかないけど / 錦とも子 (クラウン)

何時の世にも混乱と陰惨は人間世界の裏表!?

しかし、だからこそ、市井の我々は反骨や嘆きを様々に表現して来たのであり、それが所謂プロテストソングの基盤であるとすれば、本日ご紹介のシングル盤A面曲「いいたかないけど」は昭和46(1971)年にヒットした嘆き節演歌の決定版!?!

というか、遠藤実が作詞作曲にはストレートな不平不満は誰の所為?

―― なぁ~んて、答えは分かっているのに耐え忍ぶしかない諦観を歌い飛ばしている爽快さがあり、アップテンポの民謡系演歌節を福田正は明快にアレンジしていますから、ほとんど水前寺清子のフォロワーみたいな錦とも子の軽妙な歌いっぷりはヒット街道ド真ん中 (^^)

実際、当時はこの「いいたかないけど」が商店街やパチンコ屋、夜の盛り場の有線等々から流れまくっていたものでしたねえ~~♪

つまり……、庶民の不平不満なんてものは権力者や資本家には金儲けのネタであり、だからこそ、その傘下にあるマスコミや芸能界は真実を隠しながら、こんな反骨歌謡曲で言い訳を繕っていたと思えないこともないわけで…… (^^;

それが昨今では、そんなムーブメント(?)さえも起こらず、テレビには自分達だけが笑っている自称芸人達が時間潰しに登場し、政治の世界では例のパー券裏金作りを脱税と言うわけでもないニュースとか、さらには大っぴらな人殺しまでもが堂々と遂行される戦争報道…… (>_<)

ど~か、今だからこその反骨歌謡、反権力のロックを真っ向から出していく姿勢が求められるんじゃ~ないでしょうかねぇ~~。

本日は嘆き節、失礼いたしました <(_ _)>

週末の忘年会には一丁、こんな歌でも唸ってみようかっ!

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伸びやかに歌っていた彼女

2023-12-13 17:17:05 | 歌謡曲

■霧雨のダイアリー / 大根夕佳 (vap)

本日の主役たる大根夕佳(おおねゆか)は綺麗な声質で伸びやかに歌うアイドルシンガーとして、掲載のシングル盤で昭和60(1985)年に公式デビューしたんですが、結果的に鳴かず飛ばず……。

しかも、これはサイケおやじが、たった一度だけ某所で遭遇した彼女のキャンペーンギグからの印象でも、非常に小柄な佇まいから、遠目には所謂ロリータアイドル?

―― みたいな印象もありまして、そのあたりが上手過ぎる歌唱力とのアンバランスさに結びついていたとしたら、とにかく作詞:ちあき哲也&作曲:和泉常寛が提供の収録A面曲「霧雨のダイアリー」だけでも聴かねば、勿体ないと思っています。

それは既に述べたとおり、綺麗な声質で歌われるミディアムテンポの哀切アイドル歌謡であり、大谷和夫のアレンジによる美しいピアノやストリングス、そして低重心でグルーヴするリズム隊がマイナーキーの泣きメロを彩るカラオケパートに臆する事の無い、それこそ情感溢れる歌唱を披露する大根夕佳の存在証明 (^^♪

いゃ~~、今でも、この彼女が歌う「霧雨のダイアリー」は必殺のアイドル歌謡と思うばかりですし、全くヒットしなかったのが不思議でなりません。

そして、表舞台でそれほどの活躍が無かった状況も、これ如何にっ!?

とはいえ、これまでも度々述べているとおり、サイケおやじは昭和62(1987)年春から異郷の地へ島流しにされてしまったので、リアルタイムでの大根夕佳の活動を追う事は叶わなかったわけですが、後に耳にした話では、アイドルシンガーとして3枚ほどシングル盤を出して以降は演歌のフィールドに転向されたらしく……。

そのあたりの諸々がサイケおやじには納得出来そうで、実はレコードやCDは、これっきりしか所有出来ていない実情からも、モヤモヤした気分を拭いきれないわけですよ…… (^^;

そして、だからこそ、本日ご紹介の「霧雨のダイアリー」が尚更に愛おしい (^^♪

皆様には、一度は聴いていただきたいアイドル歌謡の裏傑作として、強くオススメさせていただきます <(_ _)>

ということで、やっぱり今年は暖冬なんでしょうか?

特に北陸・中部山間地域では未だ、それほどの降雪も無い模様ですが、これからなんですかねぇ~~。

雪が降らずに霧雨になっているとしたら、大根夕佳の歌声もジャストミートの季節かもしれません。

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原田糸子も女王だ ~ エレキで歌うご当地ソング

2023-12-12 17:34:42 | 歌謡曲

ローマの恋のおくりもの / 原田糸子 (クラウン)

大衆音楽では所謂「ご当地ソング」がヒット狙いの定番戦略であり、洋の東西を問わず、夥しい楽曲が制作されて来た事は揺るがせに出来ない歴史でありましょう。

もちろん、我が国の歌謡曲においても、それは説明不要、そのジャンルばっかり出している歌手さえ存在しているほどで、近年では水森かおりが「ご当地ソングの女王」とまで喧伝されているわけですが、実は西野バレエ団で活躍した原田糸子も忘れちゃ~なりませんっ!

なにしろ昭和42(1967)年に出したシングル曲「ヴェニスの恋」から翌年には「ジャマイカの青い浜辺」、そして本日ご紹介の「ローマの恋のおくりもの」、さらには「ミスティ・ナイト・イン・コーベ」「ヘイジー・ポート・ナガサキ」と続く美しき流れこそは、彼女もまた「ご当地ソングの女王」と言いたくなってしまうのがサイケおやじの偽りの無い気持ちです (^^)

で、肝心の「ローマの恋のおくりもの」は作詞:関根恵子&作編曲:小杉仁三が提供した、これが如何にも発売された昭和43(1968)年5月のムードを今に伝えるエレキ&GS歌謡♪♪~♪

つまりはイントロからドンズバのドラムスとエッジの効いたエレキギターのリード&リズムがニクイばかりに冴えまくり、ですから原田糸子がミディアムテンポで節回すマイナーキーのメロディには刹那の歌詞共々に哀愁どっぷりの湿っぽさが実にイイ感じなんですねぇ~~ (^^♪

しかも諦観滲むAメロに力強いサビという展開も秀逸ならば、最終パートでは彼女のルルルスキッャットとリードギターのユニゾンデュエット展開が用意されているんですから、たまりません (^^♪

いゃ~~、何度聴いても、全く飽きるなんてこたぁ~~、ありませんよ (^^♪

節回しの要点(?)が幾分水森かおりっぽさにも通じている感じですから、逆もまた真なりと申しましょうか、水森かおりが現代に蘇らせてくれたら、嬉しいですねぇ~~、もちろんエレキ歌謡としてっ!

ということで、前述した原田糸子のシングル盤は手元に揃えておりますので、追々にご紹介させていただく所存ですが、それにしても「ご当地ソング」というジャンルの不滅をあらためて認識させられております。

あぁ……、だから「歌」って素晴らしい♪♪~♪

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