OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

丸山圭子に幸せを感じる

2014-05-15 15:11:26 | Singer Song Writer

あなたにつつまれて c/w 紙吹雪 / 丸山圭子 (キングレコード)

日本の女性シンガーソングライターとしては、ボサノバ歌謡の名品「どうぞこのまま」のメガヒットで知られる丸山圭子も、実はそれだけでなく、幅広い音楽性を披露していた事は言うまでもありません。

それは特にシングル曲よりは傑作揃いのアルバム諸作を聴けば納得されるはずですが、あえてシングルレコード1枚を選ぶとなれば、サイケおやじは昭和52(1977)年春に発売された、本日の掲載盤を躊躇致しません。

なにしろA面収録の「あなたにつつまれて」が、もちろん丸山圭子の作詞作曲によるAOR歌謡の決定版ですし、一方のB面曲「紙吹雪」が、これまた極めて歌謡フォークの典型ですからねぇ~~♪

もちろん両曲共に、今や「丸山圭子クラシックス」として揺るぎないものでありますから、発売当時にサイケおやじが受けた衝撃云々は大袈裟かもしれませんが、特に「あなたにつつまれて」のお洒落なソフト&メロウフィーリングには完全胸キュン状態でした♪♪~♪

あぁ、歌詞のイントネーションを意図的に抑えたかのような彼女の節回しが、青木望のエレピや甘美なストリングを用いたアレンジにはジャストミートのフワフワ感で、何度聴いても、たまりませんよ♪♪~♪

これが大人のお洒落な女性かと思えば、その歌詞に秘められた心情吐露が尚更に「女のわからなさ」を野郎どもに伝える事になるのでしょうか。

いやいや、もう、イチコロのサイケおやじです。

そしてレコードをひっくり返して針を落す儀式を済ませば、そこには正統派歌謡フォークの昭和50年代的展開を堪能出来る、これぞっ! 地味ながらも隠れた名曲名唱たる「紙風吹」が流れて来るんですねぇ~♪

彼女のキャリアを鑑みれば、公式デビューからピピ&コット時代も含めて、こういう曲調が本来の持ち味という見解もございましょうが、丸山圭子は既に述べたとおり、かなりジャズっぽい感性を隠しませんから、最初はアコースティックギターとストリングスがメインの吉川忠英のアレンジが中盤から力強いビートを伴って変転しても、彼女のボーカルは常にハートウォームに変幻自在の素晴らしさ♪♪~♪

いゃ~、これが丸山圭子ですよ、実際!

ということで、曲作りも歌声も、さらにはルックスも完全にサイケおやじの好みにビシッとキテいるのが丸山圭子であります。

もちろんそんな彼女にしても、結婚から子育てという女性の一番大切な生活に入ってしまえば、ファンが外側から何も言えないわけですし、近年は再び活動を再開してくれた事は、そこにどんな事情があろうとも、素直に喜んだって、彼女は怒りはしないと思うだけです。

そしてレコードを聴きながら、丸山圭子に出会えた人生の幸せを感じているのでした。

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