OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

銀のめがねとは言わないまでも

2017-06-05 14:51:05 | 歌謡曲
銀のめがね c/w のっぽがお似合い / 黒木真由美 (キングレコード)

所謂オールディズポップス風味がアイドル歌謡のひとつの切り札であった事は、昭和30年代の和訳詞を附した洋楽カバー歌謡の時代から続く素敵な伝統(?)だと思えば、昭和50年代にそれがリバイバル的に再利用されたのも、必然の流れであったわけで、しかも当時は例の「アメリカン・グラフティ」のブームもありましたから、さもありなん!?

もちろんユーミンの「ルージュの伝言」という、モロに分かり易いメジャーなヒット曲も追い風になっていましたですねぇ~~♪

例えば昭和51(1976)年春に黒木真由美が出した本日掲載のシングル盤も、まさにその路線に沿った人気作として、実はリアルタイムよりは現在において人気を集める1枚かもしれません。

なにしろ、まずは小泉まさみ& 作曲:加瀬邦彦が提供のA面曲「銀のめがね」からして、アップテンポでお茶目な雰囲気がたまらないアイドルポップスであり、乾いたギターの音色、ビーチボーイズ系のバックコーラス、小気味良いリズム&ビートにノリまくった黒木真由美のボーカルがニクイほど♪♪~♪

う~ん、こ~したアレンジは小泉まさみ&船山基紀の共同作業とクレジットされていますが、どちらに比重が高かろうとも、見事な仕上がりの大きな要因かと思います。

また、一方B面収録の「のっぽがお似合い」も負けず劣らずに素敵な名曲・名唱になっていて、作詞作曲はA面と同じ小泉&加瀬組ながら、こちらは川上了のアレンジが尚更に歌謡曲っぽく、個人的には「銀のめがね」よりも好きですねぇ~~♪

ちょっとコミカルな歌詞をヘタウマ調に表現しているとしか思えない黒木真由美の歌唱は賛否両論かもしれませんが、だからこそ、それも彼女の実力じゃ~ないでしょうか。

ということで、話は変わりますが、「めがね」と云えば、最近のサイケおやじは視力が衰えてきて、特に小さな文字がツライので、「はずきルーペ」とか、そんな道具を欲しています。

願わくは、プレゼントを……、なぁ~ん思うのは、儚くも叶わぬ夢とは知りつつも……。
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