OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

ジャケ買いミコちゃん

2014-03-25 15:40:18 | 歌謡曲

胸さわぎ / 弘田三枝子 (日本コロムビア)

ジャケ買い趣味がレコード蒐集の楽しみのひとつであるとすれば、さしずめ本日掲載のシングル盤は弘田三枝子の隠れ人気作と思います。

とにかく人工的(?)な美意識に貫かれた彼女の佇まいが、素晴らし過ぎませんかっ!?

何かしらエスパー能力を持っていそうな、凛としたミステリアスな雰囲気が大いなる魅力と思います。

そして肝心のA面曲「胸さわぎ」が作詞:千家和也&作曲:川口真による、なかなか健気な女の独白として、ミディアムスローな曲展開がじっくりと歌われる時、弘田三枝子の抑えた表現の上手さがジワジワと伝わって来ますよ♪♪~♪

ただし発売された昭和50(1975)年末頃の流行を鑑みれば、歌謡曲としてはお洒落過ぎでしょうし、ニューミュージックというには下世話さ強い仕上がりですからねぇ……。

ヒットしなかったのは、それなりの理由があったとしても、このジャケ写ゆえに今日でも探している歌謡曲マニアが大勢いるらしいとか!?

うむ、サイケおやじは大いに賛同♪♪~♪

ということで、弘田三枝子は圧倒的な歌唱力の持ち主ですから、ど~しても内容重視のレコード蒐集が本道なんでしょうが、実は「ジャケ買い」という、楽しき趣味の対象としても、殊更昭和40年代後半からのブツは需要も多いのです。

まあ、こんな事を書いていると、笑われるとは思いますが、レコード買うのにカッコつけてたって、それは苦しくなるだけじゃ~ないんですかねぇ~。

もちろん、それはサイケおやじが自らの過去の体験から居直った結果論かもしれませんが、別に開き直る必要も無いほど、本日の1枚は魅惑の名作と思っているのでした。

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4 コメント

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Unknown (プレイボール)
2014-03-25 16:34:43
歌謡曲路線の弘田三枝子は1969年の人形の家から1972年頃までが好きです。それ以降の弘田三枝子の曲はあんまり聞く気がしないんです。カバーポップスでの勢いがあったのは63年から65年位頃だと個人的には思っていてやはりこの頃の弘田が好きなんです。高田恭子や小林啓子もデビューから1972年まで。茶木もどちらかといえばピンクピクルスで活動した1972年までが一番好きなんです。なぜ1972年にこだわるのかというとやはりテレビ探偵団でみた「シャボン玉ホリデー」が絡んでるからです。1972年に11年間ピーナッツとクレージーが歌とコントをやっていたという衝撃が忘れられないのです。それ以外の懐メロもりりィ以外は72年までを目安にしてしまいます。シャボン玉ホリデーのエンディングの写真と重ね合わせてきくとこれがまたいいんです。この番組は懐メロを聴く上で必須な番組です。(シャボン玉の秘蔵スチールやエピソードを集めた本を持ってます)現在は入手困難です。
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一粒で二度美味しい (ちんたろ男)
2014-03-25 20:46:40
ちんたろ男は昭和32年生まれですが、皆さんにとっての弘田三枝子はどれでしょう?ちんたろ男には忍者部隊月光のCMで「アッスンパァンラシィー(アスパラC)」と異様に力みまくっていた小太りのミコちゃんが大好きだったね。だから、ダイエットして整形してイメチェンした弘田三枝子には「なんだよ~」って感じだったなあ。でも、この年になると「スゴいぜ、三枝子の生きざま」って尊敬の念がわいちゃうね。佐藤允彦が好きで「弘田三枝子70」っていうアルバムを手に入れたけど、ちんたろ男には合わなかったなあ。
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時の流れの瞬間度数 (サイケおやじ)
2014-03-26 14:46:37
☆プレイボール様
コメント、ありがとうございます。

自分の中で「拘り」を持つことは、特に趣味の世界では大切と思います。
1972年=昭和47年は、洋楽も歌謡曲も本当に充実していた頃で、私も好きな時代です。
自分は場合は、昭和40年代という十年間に趣味性や好みがあらゆるところで確立されてしまったので、昭和50年代以降は、ある意味での余裕で楽しめるような気がしています。
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賛否両論 (サイケおやじ)
2014-03-26 14:51:47
☆ちんたろ男様
コメント、ありがとうございます。

ミコちゃんのイメチェンは驚きと賛否両論が渦巻いていましたですよねぇ~。
最近の彼女は極度に痩せ細り、ちょいとばかり、せつないほどですが、昭和40年代後半からの弘田三枝子は全てが好きなんです。

肉付きの良かった頃の彼女は、そのまんま現在に至ると、また何か怖いものが……。
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