OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

AORのミコちゃんも最高ぉぉ~♪

2013-12-19 15:17:03 | 歌謡曲

マイ・モメリィ c/w ドーベルマン刑事のテーマ / 弘田三枝子 (日本コロムビア)

弘田三枝子と言えば洋楽ヒットの日本語カパーや歌謡ポップスの天才歌手であると同時に、ジャズボーカリストとしても評価される実力者ですから、1970年代に入るとAORやフュージョン系サウンドにも馴染んだ名唱名演を数多く残した事は説明不要と思います。

例えば昭和52(1977)年夏に発売された本日ご紹介のシングル盤は、それらの中でも特にサイケおやじが愛聴した1枚♪♪~♪

結論から言えばジャケ写にも記載があるとおり、同年公開された東映映画「ドーベルマン刑事(監督:深作欣二監督 / 主演:千葉真一)」の挿入歌を両面にカップリングした企画物ではありますが、既に述べたとおり、当時の流行最先端だったフュージョンポップスのサウンドを堂々と使った仕上がりは、作詞沙曲:弘田三枝子というクレジットに驚愕させられるほどですよっ!

特にA面「マイ・メモリィ」は、ミディアムスローでじっくり歌われる「泣き」のパラード決定版であり、サビの情熱的な歌い回しはもちろんの事、随所で聞かせてくれる「ためいき」まじりのアクセントを用いたフェイクの上手さは絶品♪♪~♪

レコードに針を落した瞬間から、曲終りまで、一気に聴かされてしまう、その説得力は、まさに弘田三枝子の真骨頂でしょう。

そして当然ながら、バックの完璧な演奏を司るのが鈴木宏昌のアレンジとあっては、納得する他はありません。

ちなみにジャケ写には「主題歌」と記載してありますが、実際には劇中で新進人気歌手を演じるジャネット八田の持ち歌となっていたのが、この「マイ・メモリィ」の真相であり、それゆえに物語展開の大切なキーポイントになっていますので、そこは映画本篇を観てのお楽しみ♪♪~♪

一方、B面収録の「ドーベルマン刑事のテーマ」も、劇中挿入歌扱いの名演名唱で、弘田三枝子の作詞作曲はジャズ的な即興がメインとはいえ、それを鈴木宏昌のアレンジが纏めているという趣向がスリル満点なんですねぇ~♪

いゃ~、何度聴いてもカッコ良過ぎて、腰が浮いてしまうですよ♪♪~♪

ミコちゃんのスキャット、最高~ぉぉおお~ぉ~♪

ということで、こういうレコードが普通に作られていたんですから、昭和歌謡曲は奥が深いです。

そしてリアルタイムで弘田三枝子を聴いてこられた幸せに、サイケおやじは唯々感謝しているのでした。

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