OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

ここに王道歌謡フォーク

2024-06-24 17:32:11 | 歌謡曲

もしもなれたら / 藤田とし子 (CBSソニー)

本日の主役たる「藤田とし子」は子役~声優として活躍していた「藤田淑子」の別名義で、掲載のシングル盤は昭和44(1969)年に発売された歌謡フォークの人気作ながら、現物レコードの入手は、それなりに困難らしく、サイケおやじにしても、実は本日、ようやくゲット出来た1枚です (^^♪

もちろん、皆様ご存じのとおり、彼女はアニメや海外ドラマ&洋画の吹替声優として、そして同時にアニメや特撮ドラマ等々の主題歌&挿入歌をレコーディングしておりますから、日本で生活している我々にとっては必ずや耳にしている「声」の持ち主ではありますが、その声域はアルトからファルセットを駆使して、子供キャラや女の子キャラに限らず、幅広い役柄を表現する素晴らしい才能が認められていますので、ここに聴かれる正統派(?)歌謡フォークの仕上がりは、どんなんかなぁ~~~♪

―― という期待と不安は打ち消せないかもしれませんが、実は発売当時のラジオ番組では、オンエアが度々ありましたですねぇ~♪

なにしろ、作詞:藤田敏雄&作曲:中村八大が手掛けた「もしもなれたら」という楽曲そのものが人気男性コーラスグループのダーク・ダックスによって、既にして知る人ぞ知る!?

―― みたいな存在感というか、サイケおやじにしても、楽曲そのものは掲載盤が世に出る2~3年前から耳にしていたんですよ。

ですから、そ~ゆ~歌がリバイバルカバーっぽく、藤田とし子の名乗る女性シンガーによって再び蘇ったかの様な気分(?)は確かにありました。

そして、それが正統派歌謡フォークに仕上げられたのは、その頃のフォークソング王道を歩んでいた小室等であればこそ、ミディアムテンポでアンプラグドな伴奏による歌謡フォークがド真ん中♪♪~♪

シンプルなメロディラインと夢見る歌詞の世界をソフトに節回す藤田とし子の程好い芝居っ気と気分はロンリーな声質の妙こそはギスギスした世相において、刹那の清涼剤かもしれませんねぇ……。

それはジャケ写スリーブのイメージ共々に歌謡フォークの黄金期を今に伝えてくれるものと思うばかりです。

最後になりましたが、こ~ゆ~雰囲気にどっぷりの「もしもなれたら」に「小唄ロック」なぁ~んて、凡そ不釣り合いなサブタイトルが付されているのは、前述したダーク・ダックスが、そ~ゆ~曲タイトルでレコーディングしていたからだと云われている所為らしいですよ (^^;

残念ながら、サイケおやじは、件の公式レコーディングは聴いた事がありませんが、既に述べた様にダーク・ダックスが歌っていた音源というか、とにかく彼等のパフォーマンスが耳に残っている限りの印象として、わざわざ「小唄ロック」と命名(?)するほどのロックフィーリングは印象に残っていないわけでして…… (^^;

そんなこんなの真相も大いに気になってしまうのでした。

最後になりましたが、掲載盤は冒頭に記したとおり、本日の入手でしたので、ジャケ写はスマホ撮り故に明瞭さに欠けてしまい、お詫び申し上げます <(_ _)>

う~ん、それにしても藤田とし子=藤田淑子は美人女優でもありましたですねぇ~~ (^^♪

コメント
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