OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

とにかく今は本音を語れ!

2017-10-04 17:26:55 | Singer Song Writer
唇よ熱く君を語れ / 渡辺真知子 (CBSソニー)

一般の国民が未来に対し、それなりに多少なりともの明るさを求めて投票するのが選挙だとしたら、今回の衆院選には、それがほとんど感じられないと思うのはサイケおやじだけでしょうか……。

あくまでも個人的な思い、あるいは願いではありますが、議会制民主主義においては与野党のバランスが拮抗し、その中から、あまり使いたい言葉ではありませんが、妥協と協調を見出してこそ、少数意見を取り入れるという真の民主主義を達成出来るはずが、現実的には権力者と反対勢力のぶつかり合いばかりが本筋となり、いつも闇雲に反対ばっかりを唱えるのが野党の役割とする、如何にも安易な方法論に縋り、ふんぞり返って不平不満をタレまくるボンクラどもを御するのが与党の仕事!?

そんな悲しい構図が、常に我が国の政治の世界では当たり前になっている中で、殊更今回の状況は最悪でしょう。

なにしろ野党第一党の民進党が埋没していたところへ、その分裂を促進させる触媒としての小池百合子という、心身共に厚化粧の女王が出てくれば、咽び泣いて跪き、彼女の足を舐める変節者が続出したのですから、これまでの主義主張が如何に脆弱だったのかを自白したも同然!

結局、それでも小池百合子から拒絶された面々が、彼女の足どころか、自ら吐いた唾を舐めることになってしまったのも自業自得と思うばかりです。

そして結成された枝野一派の立憲民主党は、ど~見ても共産党の別動隊であり、しかも発表されたロゴのデコボコで不揃いな文字デザインからは、何時でもバラバラになりますよぉ~♪ ってな印象しか伝わってきませんし、奴らの主張にしても、反安倍政権・反自公じゃ~、この時局には完全にズレているのですから、始末が悪いですよ。

極限すれば、枝野一派には「立憲」だの「民主」だのという言葉は一番不似合いだし、振りかざす「理念」だって、自己保身と欲求不満の戯言が、その本質としか思えません。

うむ、これじゃ~全く、今までの支持者を無視したも同然ですし、自民党や創価学会が嫌いな有権者だって、それじゃ~投票しずらいから、小池百合子に希望を託すのでしょうか……。

しかし、希望の党は公認申請者に対して政策同意書に署名を求めたり、上納金を振り込ませたりするという、完全に寝返り者を信用していない処遇は、当たり前と云えばそれまでのキワドイ集団!?

おまけに極右思想を滲ませている事を鑑みれば、自公政権が目論んだ護憲派一掃の狙いが、ここに補完されたと受け取るべきかもしれません。

そして切羽詰まった民進党の前職候補者は無所属という、流れ者的な立場で選挙に臨み、あわよくば当選した後に枝野一派に草鞋を脱ぐつもりなんでしょうが、そんな義理知らずみたいな者にゆっくり遊んでいられたら、有権者や支持者はバカにされたも同然です。

何か口惜しさが半分、笑いが半分なのが、現在のサイケおやじの心境であり、願わくは全ての候補者には忌憚のない自らの言葉で、主張を述べていただきたいところです。

そこで本日のジャストミート曲は、渡辺真知子が昭和55(1980)年に放った大ヒット「唇よ熱く君を語れ」を出してみました。

ご存知のとおり、これは某化粧品メーカーのキャンペーンソングという扱いでしたから、東海林良の綴った歌詞は前向きですし、渡辺真知子の附したメロディにしても明るい力強さがあるという、これまでの彼女が十八番にしていた失恋系の楽曲からは幾分のイメチェンが良い方向へ作用した、まさにメジャーなヒット狙いの典型でありました。

そ~です、現在のドロドロと混濁した選挙には、ミエミエだとしても、こ~した明るく振舞う姿勢を繕うことこそが、国民に安心感を与えるんじゃ~ないでしょうか。

もちろん、それは決して真の姿ではないかもしれませんが、綺麗な口紅だって剥げる時からくるように、その時のためにも、今は心に響く、熱い言葉での本音の訴えを全ての立候補者に期待するものであります。
コメント (2)
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