FOOTBALL LIFE

~サッカーを中心に日々の雑感など~

来日

2013年03月30日 | サッカー

 アーセナルの公式サイトによれば、今年はプレシーズンアジアツァーの一環として、インドネシアのジャカルタで試合をした後に来日し、7月22日、名古屋グランパスとの親善試合を豊田スタジアムで開催するとのこと。ヴェンゲル監督にとっては1995~1996シーズン、18か月名古屋グランパスの監督をしていたということだから、感慨深い試合になりそうだ。

アーセナルは2011年から中国やマレーシア、香港へ遠征し試合を行ってきたが、とうとう日本でも身近にお披露目をすることになった。うれしい決定だけど、リーグ戦は熾烈な4位争いの渦中にあり、これはまだまだ先のお楽しみ。今日もホームでレディング戦がある。

プレミアリーグがお休みの間、注目の試合、ワールドカップヨーロッパ予選、同じグループのフランスースペイン戦は、ホームのフランスがスペインに0-1の敗戦を喫し、グループ1位から2位に後退。

スペインは左サイドバックのモンレアルが上がったところから、最後はバルセロナのペドロが飛び込んで先制ゴール。アーセナルのモンレアルは慣れたポジションでのびのびとプレーし、勝利に貢献していた。

この日はバルセロナのGKバルデスが難攻不落の大活躍。フランスの選手たちの決定的チャンスを封じ、スペイン代表GK といえば長くレアル・マドリードのカシージャスだったけど、不在を感じさせないほど。

フランスのほうはといえば、どうもホームのプレッシャーと、試合前に勝ち点が少し上回ったことで、はじめから中途半端な戦い方。途中レッド退場で一人少なくなったせいか、レアル・マドリードのベンゼマに見切りをつけるのも遅かった。ジルーを投入したのが90分過ぎてから。いくらなんでも残り2,3分で逆転ゴールを期待するのは無理。デシャン監督は案外優柔不断だよねえ。まあ、あの占いがどうのというイカレ監督、ドメネクよりはましな景色になったと言ってもだよ。

この試合前にはベンゼマがフランスの国歌を歌わないと言って、ナショナリストたちを刺激したという記事があった。ジダンだって歌わなかったと言ったらしい。なぜって?ベンゼマはアルジェリア移民の子で、ジダンもそうだったのをよく知っていたからだろう。こういうところはフランスの選手たちは実にしっかり発言する。さすがフランス革命、人権宣言の国。

日本人にとっては先にアルジェリアの燃料施設で働く日本人労働者が、テロの犠牲になったのが記憶に新しいところだけど。アルジェリア政府は鎮圧することを優先し、もろとも作戦を強行した。テロといっても反政府運動であったり、独立運動であったり、ひとくくりにするのは難しい。そこにかつての宗主国フランスが軍隊を派遣するなど、いまだにアフリカの政治情勢に絡んでいて複雑だ。アルジェリアの独立闘争を描いた映画「アルジェの戦い」は映画史上に残る名作、今でも鮮烈な印象が消えない。



最新の画像もっと見る