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昨日行われたイングランドのプレミアリーグ、第37節、アーセナルは今季最後のホームゲームをエミレーススタジアムに、FAカップ(国内カップ戦)優勝を果たしたウィガン・アスレティックを迎えて対戦。ポドルスキー、ウォルコット、ラムジーのゴールで、思わぬ大量得点4-1で勝利、これで4位にまた返り咲いた。残り一試合、5位トッテナムが勝ち点1差で迫っている緊迫した状況、最終節ニューカッスル戦も必勝しないことには…
前半は開始11分、コーナーキックから、カソルラの蹴ったボールをポドルスキーがうまく頭で合わせて押し込み、早い時間帯に先制ゴール!!これは幸先がいいと喜んだが、前節のようにその後はゴールを奪えない。1点じゃあ危ないと不安な気持ちで見ていたら、やっぱり…もうすぐ終了と言う45分、FK,ウィガンのマロニーが蹴ったボールは高く右隅に吸い込まれ、GKシュチェスニーも止められない。1-1.
後半立ち上がりから降格か残留かという崖っぷちのウィガンはアーセナルゴール前に迫ってくる。それを何とか防ぎ、63分、カソルラのボールにウォルコットが抜け出して相手GKを冷静に交わし、勝ち越しのゴール。2-1.これで俄然、元気が出てきたアーセナルは68分、ポドルスキーがこの日の2点目を決め、3-1。気が楽になったアーセナルは71分、今度はラムジーがドリブルから角度のないところを外さずに4点目!!
10分くらいの間に、次々と畳み掛けるようにゴールを決めていくあたり、なんだかアンリのいるころを思い起こし、これがアーセナルだよ!!ってね。小気味いいゴールショーを久しぶりに見たなあ。ラムジーはパスを選択しないで自らシュートを打っていたものねえ。
これで試合数が並び、再び4位の席へ移動。しかも4点もなんてね…いい兆候。9日間だったか試合がなく休んだのが選手たちには身体を休ませるいい時間だったのかも。残りは最終節の1試合のみ。まだホッとできない。
対戦相手のウィガンはアーセナルもなしえなかったFAカップ覇者になりながら、リーグ戦では降格が決定した。スペイン人のマルティネス監督はイングランドの地にパスサッカーのチームを作って奮闘してきたということではヴェンゲル監督と同じような道を歩んできたのだろうが、残念なことに降格になった。降格が決まっても熱烈応援のウィガンサポーター。監督も去り、選手が去っても再出発、また元気を出してがんばってほしいよ。
この試合前には引退を表明したマンチェスターユナイテッドのファーガソン監督の今までの功績に対し、賛辞を送る声が溢れ、いささか…。こういう権力欲が強いというのか、独裁型のタイプはあんまり好きになれないからね。アンリが称賛し、ベン・メイブリーさんの熱弁があったとしてもね。審判の協力!?もあって、”守られてきた”というのは否めないだろうし。
まあ、イングランドは王室に対しても批判したり、情報が開かれているということでは日本よりはるかに民主主義の国、政府に対する監視の厳しさという点でも、おそらく日本のメディアより一歩も二歩も先に進んでいるだろうけど、でもまあ、いいことばかりじゃない、EUが苦境にあってもわれ関せずみたいで、背負うドイツを横目でみながら。サッチャーさんが象徴的…。