『チャーリーとチョコレート工場』などの原作者ロアルド・ダールの児童文学が原作だからか。
主人公(かな?)の少年がおばあちゃんに心を開くまで、そのおばあちゃんの魔女との苦い思い出が、物語として語られるのだよ。それが多分30分以上あって。本当はもっと短かったのかもしれないけど、その語りで飽きた。
子供がネズミになってから、急に勇気と冒険大好きで活発になってからは、なんとか見られたけど。でも、ヒネリはない。
そうかあ、アメリカで子供の失踪が多いのは、魔女が子供を動物に変えていたからか。という謎は解けた。
で、この映画は子供向けなのかな?
もうネタバレで。
『チャーリーとチョコレート工場』も結構エグイ内容だったけど、こちらはさらにエグイ。
子供をネズミに変える薬を魔女に飲ませて、ネズミに変える。元魔女のネズミたちは、駆除業者にやられるか、飼い猫に食われるかだ。そして、魔女の金と魔女の名簿を奪って、魔女狩りを始めるおばあちゃんとネズミ3匹。さらに自分たちが老いてくると、無邪気な子供達を洗脳して薬と名簿を渡して、魔女狩りの手先にするんだぜ。なかなかブラックだ。
しかも、おばあちゃんの病気は治ったのに、子供3人はネズミのまま。魔女が死んだから呪いが解けたのかと思ったら、そのままネズミだ。黒人とデブとみなしごはネズミのままでいいのか?
アン・ハサウェイは、頑張った。ファッションも素敵だ。スタイルもさすがだ。実力も認められてるし、メリル・ストリープだって、ゼメキスの「永遠(とわ)に美しく」出たんだし。
スタンリー・トゥッチはいまいちだったなあ。
私は、つまんなかった。