落ち着いた大人になろう!

旅行やら映画やらの独り言

「おじいちゃんはデブゴン」

2017-05-31 22:43:49 | 映画
デブゴンで、分かる大人で映画館は結構混んでいた。若い人は観るのかな?



原題は「我的特工爺爺/THE BODYGUARD」。THE BODYGUARDって、「マイ・ボディガード」のパクリの題みたいな・・・。

で、デブゴンこと、サモ・ハン・キン・ポー。キン・ポーは取ったのかな? が、監督・主演!



映画としては完成度は低いけど、なんとなく、ほんわかしてて、私は「美女と野獣」より面白かったんですが。ほんわかしてるけど、直接映さないけど、喉を掻っ切ったり、アキレス腱を切断するので、R15指定です。





言葉は広東語ヴァージョン。だけど、舞台はロシアとの国境沿いの町。で、口の動きと広東語が合ってない。撮影時は北京語だったのかな? あるいは適当なセリフを言ってたのかな?
ラストは、ナレーションの字幕と画面が合ってない。ナレーションの字幕だと、まるで何日もたったかのようだったが、実際の映像は翌日の事だったし。まあ、いいや。
あと、音楽が常になっていた。なり過ぎ。
マフィアも現代の話なのに、中国側は飛び出しナイフのみ。ロシア側が牛刀のみ。まあ、主人公を勝たせるためには、トカレフを使ったらいけないからなあ。しょうがない。

サモ・ハン演じる主人公は認知症を発症してて、マダラボケなんだけど、優しい目は相変わらずで。アクションシーンは、まあ、膝が悪くて足もナイフで刺されているという設定なので、上半身、特に手の動きだけだけど、あの体だから及第点で。



アンディ・ラウは変わらずカッコいいんだけど、ユン・ピョウは太ってて分からなかったわさ。駅の老人3人組も、80年代香港映画に詳しい人なら、すぐ分かったんだろうなあ。ジャッキー・チェーンが出てたら凄かったんだろうが、そしたら、皆を食っちゃうからしょうがないかな。



ホンワカしてるけど、物悲しいストーリーで。主人公のディンが覚悟を決めて、短る語る己の人生は中国の政治力の歴史に翻弄された個人の悲しさ。ちょっと、うるっときた。おまけに、娘は姿を現さず・・・。

町の雰囲気と、風景の切り取り方は綺麗だった。





コメント
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