こういうの大好きで・・・。子供の頃からいっぱい本読んだし、大人になってからもグラハム・ハンコックの「神々の指紋」を読んだし、その関連のTV番組は録画してるし。TBSでやっていた「新・世界紀行」の「オーパーツ」の回なんてテープからDVDに移して保存してるし。
大好きだから、エジプトももちろん、ペルーもイースター島も行ったし。
他に、この映画に出てきた、メキシコの遺跡も、与那国に海底遺跡も、アンコールワットにも行ってる。
私って結構すごい。
だから、映画でわざわざやるんだから、どんな面白い説が出てくるのかと思って観た。
そしたら、途中、10分位だけど寝た。横のカップルのお姉さんは、ほぼ爆睡してた。
ナレーションの内容が濃い(早い)ので吹替え版でしかやってなかたっし、画面の幅は狭いし、なんかテレビ番組の雰囲気。せっかくだからピラミッドを3Dでやればいいのにそれもないし・・・。テレビでいい内容だった。
それに、この映画で初めてクフ王のピラミッドの面が微妙に真ん中に傾いていて実は8面体だと知ったが、それ以外は・・・、説得力ないし、可笑しいじゃん。
クフ王のピラミッドのみになぜ固執する? 他の2個は? おまけに、ピラミッドよりもっと謎が多いスフィンクス(ピラミッドの前に作られた説もある)は無視?
ピラミッド周辺から発掘されたオーパーツも、あの円形のプロペラ以外にもまだあるんだけど。壁画の「生命の樹」にも触れろよ。
で、ピラミッドの石組の精巧さから、クスコのインカ帝国の石組に話がいくのはいいんだけど、インカ帝国の遺跡は、もっと新しいんだけど・・・。コリカンチャやサクサイワマンは、5000年の嘘と比べるとはるかに最近の500年前だよん。ピラミッドとクスコを結んだ円周上にはさまざまな遺跡があるとか言ってたけど、その中にアンコールワットまで入っていたけど、アンコールワットは、別に精巧な石組じゃないし。
モヘンジョダロの象形文字とイースター島の文字(ロンゴロンゴ 私イースター島とロンドンと2か所で実物見てる)が同じだと騒いでるが、片方が5000年前で、片方は200年前までは使われてたんだけど・・・。
で、ヨーロッパの巨石文明は全て無視という・・・。
極めて扱ってる遺跡のサンプル数が少なくて、なんでこんな結論が・・・という、つまんない映画だった。
せめて、映像がきれいだったらまだ良かったのに・・・。
あと、数名の学者にインタビューしてるんだが、そのうちの建築家がロンドンのミレニアムブリッジをバッグにインタビューに応じていたが、ミレニアムブリッジって不良品で、開通3日後に閉鎖されてんのに、その橋をバックに建築家が偉そうに語ってるのが可笑しかった。