箱庭のようなほんわかした世界の中で、ベタで分かりやすい話が、分かりやすい人間で繰り広げられる。
それなのになぜ?私は後半、ハンカチを取り出したんだ?
感動とかじゃないんだけど、泣けてきちゃんうだよん。六ちゃん結婚式前のシーンとか、茶川が淳之介をわざと突き放すシーンとか。ベタベタなシーンなのに・・・。こんなので泣いて悔しい・・・。
まあ、日本人だからだな。しょうがない。
3Dで観た。タイトルロールの最後の方に、カメラが東京タワーを下から段々登って入って、タワーの頂点(あんなにギザギザだったとは)まで行って、ちょっとずれると、ALWAYS 三丁目の夕日'64 という題名がでる。おおっ!3Dだ!
あとは、鈴木オートの社長が暴れる所が飛び出してた。
昭和のいい時代。ちなみに私は生まれてて、東京オリンピックの時は、3歳6ヶ月。なんと、覚えてまっせ! 東京オリンピック。聖火ランナーを国道まで観に行ったり、開会式をテレビで観た事を。だから、映画で子供達が唄ってる唄とか、覚えてるもん。
ん~、でも、私、病院で生まれたよ。オリンピック前に生まれた、私の妹も病院で生まれたよ。
あんなふうに、近所中が見守る中での出産って・・・。マリー・アントワネットの時代じゃん。
白組が作った、理想の昭和の世界だねえ。だから、私はすんなり観られた。やっぱ、寅さんシリーズじゃん。須賀健太君が大人になるまで、続けるのかしらん。
薬師丸ひろこは理想のお母さんだ。