99分で、時速120km位で暴走している機関車を止める映画だから、サクサク進む。
ストーリーも「暴走している機関車を止める」だけなので、いたってシンプル。変な小細工やヒネリを入れて失敗する事もない。
広大なアメリカで活躍するすっごい馬力のディーゼル機関車が、ただただ暴走する画だけで、十分迫力あるし、楽しめるもんね。
ボッーと口あけて、楽しむアメリカ映画。
ただ、テレビ局のヘリコプター。邪魔なんですけど。っていうか、すごい操縦の腕。線路の回りに木も生えてるのに、暴走機関車にぴったり並走してる。あの低い高度で、プロペラの先が機関車にも、木にも触れずに。CG?
最後の「これでヘリからの通信を終わります」という言葉と共に暗転して映画が終わるので、カメラの視点と取材ヘリからの視点が交わる感じで終わりたかったんだろうけど。
あんな近くにヘリがいたら、フランクとウィルの会話も聞こえんだろうに。
災害の被災地で、ヘリの音が煩くて、救助の邪魔になったという話を思い出した。
映画本編が始まる前、油絵具で描きなぐったような長めのアニメで製作会社名がでるんだが、その名前がスコット・フリー・プロダクション。あれ~?このアニメ最近も観たなあ。で、今調べたら、リドリーとトニーの兄弟の会社だったのね。いいなあ、兄弟で、こんな会社作れて。
私は、スコット兄弟のような、単純で分かりやすい映画が好きなのじゃ。
いつまでも仲良くね。