初めまして。いきなり見た映画の感想です。78点かな。(明確な根拠ないけど。) まあ面白かったです。
ひょんな事から遺体を棺に納める仕事に就いた主人公が、様々な死に向き合いながら、仕事に誇りを持ち、故郷で生きていこうとする邦画です。生まれる事、生きていくために動物を食べる事、死んでいく事全てが人生だ、とこの映画は言っていました。
一昨日の日曜日の昼間に見たのですがほぼ満員!しかも観客のほとんどが今にも「おくられびと」になりそうな方々。途中からあちらこちらからすすり泣きが聞こえてきました。
私はまだ死が身近でないのか、子供を捨ててきた母親の話のところで泣いただけでした。
適度に笑わせて、しんみりさせて、山形県酒田市の景色もきれいです。ただ、最後のクライマックスになるはずの父親の絡みでは、ありきたりで若干飽きました。
妻を演じた広末涼子も、演じてる?のかどうか・・・。笑顔が般若に見えて怖いし、その1種類だけしかないし。死と対照の若々しさ、瑞々しさを表現したくてのキャスティングなんだろうけど一番死と対照的だったのは、前半で見せる本木雅弘の肉体の素晴らしさでした。山崎努はもちろん、良かったです。