もみさんの一日一冊遊書録( 2011年9月1日 スタート!: メメント・モリ ) ~たゆたえど沈まず~

年とともに人生はクロノロジー(年代記)からパースペクティブ(遠近法)になり、最後は一枚のピクチュア(絵)になる

3 076 佐藤優・手嶋龍一「動乱のインテリジェンス」(新潮新書;2012/11) 感想4

2014年03月18日 01時40分59秒 | 一日一冊読書開始
3月17日(月):

221ページ  所要時間 1:00

著者:佐藤優52歳(1950生まれ)/手嶋龍一63歳(1959生まれ)。

仮眠後、夜半に目覚めたので、1ページ15秒の縁結び読書をした。

民主党内閣時代の外交を取り上げている。細かな内容を云々するほど、読み込めた訳ではないが、この本のレベルだけは十分に分かった。「読む価値あり!」である。位置付けとしては、池上彰を読んで、もう一歩踏み込んだ外交の深い議論を聞きたいと言う人にとって良いテキストになるだろう。今後、機会があれば、もう少し余裕を持って読み返したいと思う。ただ、世の中には、あまりにもたくさんの本が溢れ過ぎている。

目次: ※コピペ
第1章 日本の周縁で噴出するマグマ
新・海国兵談/竹島をめぐる「日韓密約」疑惑/偏狭なナショナリズムに立ち向かう勇気/周辺国の外交攻勢に怯む日本/辺境のインテリジェンス/民族とインテリジェンス/沖縄入りを果たせなかった黄門さま/亜民族のマグマ/民族のシンボルをめぐる闘争/資源大国としての沖縄/中国を喜ばせた石原構想/沖縄の眼に映る尖閣問題/独立琉球国という作業仮説/北海道独立論/領土交渉の独創的アプローチ/未解決の領土問題、その密かな戦略/プーチンのニュー北方領土戦略
第2章 中国、そのモラルなきインテリジェンス
英国“ビジネスマン”の怪死/赤い貴公子たち/盗聴ネットワークが聞いたもの/重慶製ミサイル運搬車の密輸/中国外交官の三流スパイ事件/戦略の海に乗り出す中国海軍/洋上カジノが空母に化けた/ロシア・パブのウクライナ女性
第3章 イランの鏡に映る日本外交
会見写真から消えた男/二元外交の様々な顔/よい二元外交、悪い二元外交/鳩山外交の罪と罰/熟練のプロの手に落ちた鳩山/操られた鳩山発言/イランが狙い撃ちした鳩山家のDNA/インテリジェンス大国イラン/一歩間違えば、日本発金融恐慌/ラスプーチン事件の陰にイランあり/対イラン独自外交の幻想
第4章 イランの核、北朝鮮の核
核開発、それぞれの狙い/北朝鮮・イランの密やかな絆/アサド政権が存続している理由/ミサイル発射情報はなぜ遅れたか/サード・パーティ・ルール/サード・パーティ・ルールを遵守した日本/せめて猫のインテリジェンスを
第5章 アジア半球の新たな勢力地図
「トモダチ」がやってきた/海兵隊は大型ヘリに乗って/インテリジェンス・サイクルは回っているか/アメリカの介入、その喪われた機会/ナルシシズムは情報センスの大敵/情報都市としてのTOKYO/黄昏れゆく日米同盟/ギリシャ危機の深層/TPPの政治経済学/アメリカは東アジアに回帰するか/プーチンを驚かせた日本の選択






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