もみさんの一日一冊遊書録( 2011年9月1日 スタート!: メメント・モリ ) ~たゆたえど沈まず~

年とともに人生はクロノロジー(年代記)からパースペクティブ(遠近法)になり、最後は一枚のピクチュア(絵)になる

10 010 和田秀樹「「東大に入る子」は5歳で決まる」(小学館:2017)感想3+

2021年02月27日 21時21分26秒 | 一日一冊読書開始
2月27日(土):  

206ページ      所要時間3:40      ブックオフ520円

著者57歳(1960年生まれ)。

幼児教育に関する東大医学部出身の精神科医の見解に関心を持った。概ね当たり前のことが書かれていて、部分的に常識と違う、常識を突き放したような内容もあったが、違和感を覚えたところはほぼなかった。公文式でなく陰山式百ます計算推奨に少しうさん臭さは覚えたが気になるほどではなかった。

中学受験につながる教育を論じる本には、「母親中心を徹底主張するもの」と、「父親が積極的に学習に関わるもの」と2種類に分かれるが、本書は典型的な前者に属する内容である。父親は、大黒柱として家計を支えてどんと構えてあまり前面に出ない。子ども(特に就学前)の教育は専業主婦の母親が最適であるという立場でほぼ一貫して論じられている。

【目次】1章 小学校入学時の「自信あるなし」が将来を決める/2章 「自信のある子」「ない子」がいる環境/3章 幼児教育“神話”のまちがい/4章 親の意識改革なくして成功なし/5章 実践!「根拠ある自信」をもたらす子育て法


【内容情報】 5歳児には小2のドリルがちょうどいい!

 「詰め込み教育」「先取り教育」は、未就学児に必要ない、あるいは情操教育上よくない、とまで言われてきた。しかし、幼児期の子どもの脳は記憶する力が非常に高く、学習欲も強い。この時期の勉強は、子どもにとって意外にも辛いものではなく、むしろ「快体験」につながることが多い。

さらに、小学校入学時、生まれ月にかかわらず「できる」ことが多ければ、それは「根拠ある自信」となって子どもの心を明るく元気にし、その後の人生に大きな影響を及ぼす。 逆に言えば、早生まれというだけで、入学時の能力差による「できない体験」をさせてしまうと、その子の将来に大きなネガティブ・インパクトを残す可能性が高い。
つまり、小学校入学時までにいかに子どもを「できる子」にするかが、とても重要なのだ。

精神科医で、受験学習法、幼児教育のプロでもある著者が、実際に「できる子」にするために親が知るべき子育て術を徹底的に紹介。

繰り返し読んで親自身が簡単に復習できるよう、各項目に「ポイント」をまとめました。
さあ、幼稚園から帰ってくるお子さんと一緒に、今日から新しい生活開始!

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