9月3日
私が通うダンスクラスの出来事。
今日のレッスンに女の先生が見えない。はて???
女の先生は急ぐようにその場を離れ帰宅した。周りがざわつき・・・。
一体何が起きているのか 生徒は困惑した。
レッスン終了後に生徒さんの1人が
「なんかね・・・飼ってる子犬が1時間前に死んだのよ。昨日までは元気に公園で散歩してたんだけどね」
女の先生には12歳になる老犬ポメラニアンがいる。
嫌いな人にはガブガブ噛んじゃう癖があり好きな人には猫の様になつくちょっと変わった犬。
そんなある日・・・数か月前に彼女はポメラニアンの子犬を家族に迎えた。
その子犬もガブガブ人を噛む癖があり生徒さんを怒らせたそうだ。
この2匹のポメ。やんちゃでポメが原因で生徒が喧嘩と苦情が絶えない。
こうなると飼い主のだらしなさと人間性が疑われる。
コロナ禍から犬や猫を飼う人が増加し近所迷惑、騒音などの市役所、警察の苦情相談が多いのが犬の鳴き声。
我が家の隣とその隣も犬の鳴き声がうるさい。
犬の鳴き声?しょうがないじゃん・・・・と思うだろうが住んでいる住民にしたらいい迷惑だ。
1日中も庭で吠えて居たらそりゃ~近所も怒る。
犬の吠えも体に負担が掛かるし頭もオカシくなる。
イギリスでは子犬しつけ教室に通う事を促している。
そして賃貸になると犬や猫を飼うのを禁止の大家が多い。理由は臭いや部屋が荒らされる。
賃貸で動物OKなら家賃は高額にもなるし退去した時の敷金も戻らない。むしろ請求が来る。
面倒を見ない人に限り犬を飼う。そんな身勝手な飼い主が多い為にイギリスの動物病院は高額だ。
例えばスイス。スイスには犬税がある。犬の大きさで年間支払い税金が異なる。
理由は面倒を見ない飼い主防止の為。捨て犬や犬の増加を防ぐ目的がある。
イタリアも1週間に3度の散歩をしないと罰金になっている。
最後の残った犬には注意
イギリスではブリーダーの悪質問題がある。
特に残った犬は奇形、障害がある。
日本のペットショップで売られている犬にある。残る犬には意味と闇がある。
日本のペットショップのバイヤーのドキュメントをTVで見た事があるが正直引いた。
韓国に住んでいた頃に市場に犬が売られ解体され店に出る事も見た。
犬の交尾や配合には規則があり悪質ブリーダーとなると儲けから近親交尾を増やし奇形の子犬が増加している。金儲けブリーダーが増加し摘発が多い。数が多いと子犬の内に山に捨てる事もある。
まず命の繁殖に考えて欲しい。(野生以外)
イギリスのブリーダーのほとんどがマフィアビジネスとなっている。
その中でも問題視されているのはフレンチブルドック。
自治体や指定団体はブリーダーを監視する調査隊がおりブリーダーの環境調査、悪質、違反の立ち入り検査がある。市のブリーダー登録証明書が必要。
流行に乗っかり更に小さくするミニチュア系、ミックス系、本来の血族しない配合も注意を促している。
これは動物病院の医師ですら奇形は直ぐに分かる。
奇形で生まれた子犬は1歳未満に病気になる事が多い。
もちろん素人の私達には見分けが付かない。
生まれて3か月間は売っては行けない。感染症から土、芝生なども気を付けないとならない。
動物病院で予防注射、チップを入れ登録義務。大抵1~2年は保険加入も多い。
動物病院ビジネスの維持により半年に1度の健康診断を促してる。
夫の同僚が飼ってる1歳になる大型犬。
吐き気が多く病院へ検査したら感染症を起こし手術を行った。
入院と通院の繰り返しから助かる見込みが無く安楽死を選択したが手術と入院5日間で100万の請求が来た。
ボッタくりでもなく これが現実でイギリスの動物病院。 ペット減少を起こす為には動物病院やペットフードを高額にする方法しかない。現にスイスに犬税がある意味も命の大切さ分からせる為だ。
世界で一番お金持ちの国がやっているんだから税金に困ってなんかいない。
義姉のシニア犬も健康診断で20万も請求が来た。もちろん一括だ。
義姉はオーストラリアに移住する為に愛犬を連れて行けず義母に託した。
早い話し自分の生活に邪魔になり義母に譲ったのだ。
イギリスでは最後まで面倒が見れず誰かに愛犬を譲る、もしくは安楽死の選択は多い。
イギリスでは犬は二匹飼う風習もあり友達犬と呼ぶ。理由は寂しくない様に相棒を付ける。
相棒を付けるからこそ長生きもする。
飼い主が先に他界し愛犬が残され里子に出る事も多い。親族の誰かが引き取る事も多いが賃貸で暮らすなら犬、猫は飼えない。イギリスでの賃貸では動物不可が多い。
内緒で犬、猫を飼っていたら家賃は上がり退去する時には高額請求書がやってくるので注意。
犬、猫が死んだら・・・
イギリスでは飼ってる動物(ペット)の死後は動物病院が処理を行う事になっている。
日本の様に動物葬儀屋は無い。
なので最寄りの動物病院へ連絡する。
私も幼い頃に犬を飼った経験がある。10歳になった柴犬は病気で他界し個人で運営する動物葬儀屋へ依頼した。動物病院が動物霊園と提携している為に仮葬後のご案内をしていた。
家族の様に慕っていた愛犬の悲しみからマンション墓地を10年間もレンタルをしていた。
※今じゃ考えられないが・・・。
毎月、毎月レンタル墓地へ行き遺骨を専門の寺にお願いし1年に一度の動物合同供養までお願いをしていた。
愛犬の区切りがついたのは10年後。墓地にも遠ざかり共同墓地にした。
もしも犬専用の墓が欲しいならあの当時で1画20~30万ほど。(30年前の話し)
今年の6月に従姉妹の愛犬が10歳で他界した。
子供が居ない従姉妹は愛犬を自分の我が子の様に育てた。
1枚の写真が送られ豪華な葬儀写真を見て驚いた。その写真はまさに人の並のような葬儀。
愛犬ロスになり精神状態の浮き沈みがひどく引きこもりになった。
彼女は幼い頃から犬を飼っていた家庭であったが自分の愛犬となると違う。
今でも精神状態の切り替えが出来ない状態でかなりひどく声を掛ける事にも気が使う。
老衰で亡くなるなら諦めも付くが病気で無くなると後悔が残る。
この子の最初の切っ掛けが歯の虫歯。治療麻酔のアレルギーが発覚し麻酔の後遺症から痙攣をおこすようになった。それから癌を発症し転移。
アレルギー体質が元からあったようでペットフードもグルテン用を食べていた。
私はこの話を聞いて動物も遺伝子進化していると感じた。
この子はカニヘンダックスフンド。オリジナルの遺伝子では無い。本来のダックスフンドは猟犬で好奇心があり大きさも異なる。
今イギリスで見るミニチュアダックスも更に小型化されている。
小さくて可愛いのは承知であるが本来のオリジナルから大きさを変える人口的で人間のエゴだ。
これが人間だったらどうよ??? 動物ならOKと言う考え方にも倫理的に感じる。
猫問題
猫は散歩をしなくてもいいから楽だ。と飼う人もいる。
猫を飼う時には矯正手術が必要。そのくらい猫の繁殖は早い。
ある人が言っていた。
その町に猫が多い意味はいかに不衛生な状態であるか。そうエサ、糞や尿、感染症だ。
宮城県の石巻から近い離島に猫島が有名だ。保護猫を島で面倒を見ているのだが数の多さに矯正手術代に追い付かず
資金にも限度に達している。可哀そうと思って始めた猫保護活動も今では130匹の猫がいる。
江の島にも猫が多い。見ていて癒されるが。
私がその昔に中東に住んでいた頃だ。野良猫が非常に多い。その野良猫のほとんどが感染症を起こしている。
どっかの庭に住み着いた猫が出産し家主は子猫を段ボールに入れて処分をする。
その処分の仕方がこれまた残酷で衝撃。
ラウンドアバウトに段ボールを置き去りするのだ。猫逃げる→車でひく。このやり方が多い。
外国人駐在の人が野良猫を自分のペット化してしまう事も多く高額を出してでも動物病院へ連れて行きレスキューをする事もある。
私の知人は駐在中に野良猫が庭に住み着き家族に慣れてしまい動物病院で検査をし日本の帰国の時に一緒に連れて帰った。
野良猫に何十万も支払ったのも凄い。
帰国し家族が喜ぶのもつかの間。隣に住む住民からの苦情が来た。理由はウチの庭を荒らす。
その事から家で猫を飼うのが難しくなり田舎にある実家で面倒を見て貰う事にした。
その野良猫は10年も行き2年前に他界した。
知人の母親3年前に亡くなり翌年は飼いネコ、今年は父親が他界した。
順番よく他界が続き知人も驚きを隠せない。3人で仲良く・・・あの世へ???と。
家で仕事をする、主婦です。シニアです。と比較的に家に多い人がペットを飼うならある程度問題は無いが
家に誰(共働き)もおらずペットを飼うなら一度立ち止まって欲しい。
私の知人も子供がおらず柴犬を飼って居たが寂しさのあまりに精神崩壊し家中を破壊した。
動物病院から言われた一言は仕事を辞めて一緒に居ること。
そして彼女は会社を辞めてまで愛犬の面倒を見る決意をした。
愛犬も安心したのか一緒にいる時間が増えてメンタルは安定したが数時間も家を留守にすると不安になり家の中を破壊する。
知人は愛犬の精神不安定から自分を何度も何度も責めて泣いていた。
その精神状態の崩壊に寄り愛犬は心臓発作で他界した。
愛犬ロスがひどく社会復帰をするまでに2年掛かった。彼女が生涯決めた事はもう2度と犬は飼わない。
今の仕事はペットロスになった人達へのセラピストになった。