Rhythm Technique Fightingspirits

藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

新人戦感想

2011年02月28日 22時10分53秒 | 高校サッカー・クラブユース
静岡県の新人戦は藤枝東の優勝で幕を閉じた。
今年の新人戦は中部の強豪校が凌ぎを削った大会となった。
各チームがそれぞれ自分達の持ち味を出した試合が多く、観戦していて面白い試合が多かったという印象だ。
昨年の新人戦で好成績を残した西部と東部は、結果を残すことが出来なかった。
昨年は中部地区の強豪校の出来が悪かったが、今年は中部の強豪校の出来が良かったと思う。


各チーム別の感想
清商:風間をFW、青木太のボランチ起用がはまりチームが一皮向けた。2列目とFWの連携が増えてきたらより強力になると思う。
藤枝東:決勝戦は清商に押し込まれる展開が多かったが、個々のポテンシャルは県内トップクラス。新監督がどのようにチームを伸ばしていくか興味深い。
常葉橘:例年に比べたらシンプルでわかりやすいサッカーをしていると思う。型にハマれば面白いが・・・
藤枝明誠:組織力+個の打開力、これがうまく伸びていけば充分県制覇も狙える。
静学:個々の能力は例年通りトップクラス。チームとして戦う集団が出来るかどうか。
清水東:このチームには危機感が必要だと感じている。

西部では磐田東や開誠館、東部では飛龍、そして新人戦県大会出場を逃した昨年の新人王者の暁秀がどれだけチーム力を伸ばしてくるか注目したい。
昨年は新人戦後、西部と東部のチームは伸び悩んだ。

今年の静岡県高校サッカーは、久しぶりにレベルの高い凌ぎ合いが見られると期待している。
「藤枝東は清商には強いんだけど、静学には弱いんだよなぁ。でもその静学は清商が苦手なんだよ」と一昔よく言われていたチーム同士の相性も気になってくるかもしれない。
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新人戦ベスト11

2011年02月27日 23時46分37秒 | 高校サッカー・クラブユース
新人戦のベスト11を勝手に選出
※チーム結果に基づいて成績上位チームから出来るだけ多く選んでいます。

GK 大泉(藤枝東) キックミスが目立ったが、それでも決勝戦をPKの1失点に抑え優勝に大きく貢献した。
DF 新井(清商) 存在感抜群だった。まさに壁となって相手攻撃を跳ね返し続けた。
DF 向田(明誠) 守備力の高さ以外にも左足から精度の高いロングキックが目立った。
DF 伊東(静学) 運動量、攻守の安定感は相変わらずさすが。
DF 片山(翔洋) 左からの攻撃力の高さが目立った。
MF 青木太(清商) 清商の中盤の守備が良かったのはこの選手の影響が大きかったと思う。
MF 石川(橘) 橘の中盤での守備を1人で支えたアンカー、攻撃の基点にもなった。
MF 田中(藤枝東) 重心の低いドリブルは新人戦でも冴えわたった。局面を打開できる選手だった。
MF 荒木(藤枝東) 新人戦のMVP、ユース代表に選出されても充分能力を発揮できると思う。
FW 松葉(藤枝東) 高さや動き出しの良さで相手DFの脅威となり続けた。
FW 風間(清商) 何だかんだでやっぱり能力の高い選手。新人戦では決定機に決め切れなかった。

自分が2試合以上見たチームのみ選考対象。
2試合以上見たチームは、静学、清商、藤枝東、橘、明誠、翔洋、榛原、清水東。
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新人戦決勝 他

2011年02月27日 17時37分10秒 | 高校サッカー・クラブユース
アウスタにて新人戦決勝を観戦

清商 1ー2 藤枝東

得点
前半14分 (清)24小山がエリア内で縦に仕掛けたところを4杉村がファールでPK、7青木がPK決める
後半17分 (藤)カウンター 9安間の縦パスに反応した11松葉から中に走り込んだ10荒木へクロス、10荒木が決める
後半26分 (藤)9安間から逆サイドの8田中へサイドチェンジ、ボールを受けた8田中のドリブルシュート


清商スタメン
     1志村
21小山 5新井 24出口 6兼岡
    14青木太7青木翼
 9遠藤       11中田
    8風間 10佐野
交代
後半28分 佐野→12川尻(川尻が2列目右、遠藤がFW)

藤枝東スタメン
     1大泉
2津原 3中島 19吉水 4杉村
    6高嶋 7村上
 8田中       10荒木
    11松葉 12宮永
交代
前半30分 杉村→5太田
後半0分 村上→15白井
後半0分 宮永→9安間
後半25分 5太田が退場 遠藤の突破をファールで止める
後半27分 安間→16西川(左SBに入る)
後半33分 松葉→18新村

感想
前半は清商の一方的な展開。前半のシュート数は清商14:藤枝東0。
清商の前からのプレスに前日の藤枝明誠同様、藤枝東も何もさせてもらえなかった。
そして後半も清商ペース、藤枝東はシュートを打つところまで行けるようになるが清商に押し込まれる展開は変わらなかった。

しかし、試合結果は2ー1で藤枝東の勝利。
最終的なシュート数は清商26:藤枝東7だった。
ボクシングに例えると、藤枝東はサンドバック状態で為す術が無かったが、なかなか清商が決定打を決めることができず、清商がガードを下げて大振りになった所を、藤枝東のカウンターがクリーンヒットしての逆転KOという試合だった。

静学が高校相手に負ける試合内容(ボールを支配しながらもカウンターで撃沈)とよく似た試合内容だったが、異なっていたのは藤枝東はわざとラインを下げて清商にボールを持たせてカウンター狙いをしていたのではなく、清商のプレスに何も出来なかったということ。
内容は完全に藤枝東のボロ負け試合だったが、内容と結果が全く異なるのがサッカーらしい。

清商は26本ものシュートを放ちながら結局PKからの1得点しか奪えなかった決定力不足が全てだった。試合内容を見たら前半のうちに追加点を奪って試合を決めなければいけなかった。
「これは決めたかった」と感じた決定機が最低でも5回はあった。(佐野2、風間2、中田1)

藤枝東は結果は出たが内容は散々。素直に喜べない優勝になった。
特にボランチの位置でボールが落ち着かず、慌てて展開してすぐに清商にボールを奪われるシーンの連続だった。
準決勝の橘戦でもボランチがボールを奪われあわや失点というシーンが何度かあったが、この課題がまったく改善できていないどころか、逆に深刻になっていた。

最も目に付いた選手は清商の14青木太。中盤で豊富な運動量で走り回り、悉くボールに絡み清商ペースを作り出していた。
10佐野や8風間もレベルの高いプレーを見せていたが、やはりFWは点を取ってナンボ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

Jステップに移動し清水対新潟の練習試合(2試合目)を観戦。

清水1-1新潟

得点
前半18分 (清)13高木のシュートの跳ね返りを20橘がミドルシュート
後半2分 (新)23田中が裏に抜け出しGK1対1を冷静に決める

清水スタメン
     21武田
26村松 25岡根 45   2児玉
    7山本 28竹内
 16木島       20橘
    9永井 13高木
交代
後半0分 永井→22樋口
後半17分 45→24柴原
後半17分から以下のとおりシステム変更
   21
16 25 26 2
  7 28
 13 24 20
   22


新潟スタメン
     1黒河
17内田 4鈴木 38   34岩崎
    2大野 7パウロ
 13加藤       8小暮
    16大島 18川又
交代
後半0分 鈴木→19長谷部(大野がCB、13加藤がDH、19長谷部が2列目右)
後半0分 パウロ→37(小暮がDH、37が2列目左)
後半0分 川又→23田中

感想
前半は清水ペース、1点奪ったがもう1点ほしかった。
後半は新潟がペースを握る。23田中が獅子奮迅の働きを見せ同点に追いつく。
後半17分に清水はシステムを変更してからペースを取り戻す、特に16木島が何度も右サイドから仕掛け攻撃を活性化させていた。

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新人戦準決勝

2011年02月26日 15時52分38秒 | 高校サッカー・クラブユース
藤枝総合Gにて新人戦準決勝を観戦

藤枝明誠 0ー2 清商

得点
後半4分 8風間→10佐野
後半25分 8風間→7青木左足ミドル


藤枝明誠スタメン
     1鈴木
2山崎 3向田 4濱  5川島
    7梅村 6小野
 9高橋       11森川
    10石井 8薗田
交代
後半11分 薗田→14小林(小林が2列目左、森川がFW)
後半17分 梅村→16
後半26分 石井→18


清商スタメン
     1志村
21小山 5新井 24出口 6兼岡
    14青木太7青木翼
 9遠藤       11中田
    8風間 10佐野
交代無し


感想
終始清商ペースの試合だった、シュート数は手元の集計で明誠2:清商18。
清商はこれまでボランチでの起用が多かった8風間を本来のFWの位置で起用し、これまでFWだった9遠藤が2列目に入った。
前半は清商がボールは支配するものの攻めきれず、FWに良い形でボールが入らなかったが、後半は風間がよくボールに絡みだすことで、チャンスが量産されていた。
清商の2列目とFWが今日の前半はうまく連携できていなかった。2列目の9遠藤と11中田は共にボールを足下で受けてドリブルで勝負するタイプの選手。FWにスルーパスを出したり、簡単にパスをはたいて攻撃にリズムを作るようなタイプではない。そのため簡単なFWへの縦パスが少なくなり8風間と10佐野がボールにふれる機会が少なくなっていた。(後半は風間を経由してボールを回したことで攻撃にリズムが生まれていた)
藤枝明誠は、全体的にラインが低く、後ろで何とか跳ね返す状態。自慢の組織的なプレスは見ることが出来なかった。後半開始直後に明誠は猛攻を仕掛け、流れを自分たちのものにしようとしたが、逆に前がかりになったことで生まれた隙を清商につかれてしまった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

藤枝東 2ー0 常葉橘

得点
前半11分 8田中の右からのクロスを12宮永が頭で合わせる
後半11分 橘GKのキックが小さくなり中盤の高い位置にいた6高嶋がこのボールを拾い素早く前線の10荒木にパス、ボールを受けた10荒木のドリブルシュート

藤枝東スタメン
     1大泉
2津原 19吉水 3中島 4杉村
    5高嶋 7村上
 8田中       10荒木
    12宮永 11松葉
交代
後半17分 松葉→9安間
後半17分 宮永→18新村
後半25分位 村上→16西川(西川がCB、吉水がDH)
後半32分 荒木→23判治

常葉橘スタメン
     1西田
6渥美 3松田 4杉村 14島田
     5石川
  8石井   18剣持
 7提坂 9大内 10山本
交代
後半11分 剣持→16佐々
後半20分 大内→20高沢
後半20分 渥美→22上野(上野が左SB、島田が右SB)
後半27分 佐々→13山本(山本がトップ下、8石井と4杉村のダブルボランチ、5石川がCB)


感想
前半序盤は藤枝東ペース。常葉橘は3トップが前線に残り守備をしていなかったことにより、藤枝東が中盤を制し攻め込む時間が続いた。
前半20分位から3トップが藤枝東ボランチにプレスをかけ始めると、藤枝東が中盤の底でボールを失うシーンが目立ち常葉橘が2回くらい決定機を作るが淡泊なロングシュートで終わるもったいない形にしてしまい、結局前半は1ー0で藤枝東リードのまま終わった。
後半は藤枝東が立て直し、藤枝東ペースで試合が進み2-0で藤枝東が危なげなく勝利を収めた。
藤枝東のゲームキャプテン5太田は累積警告で出場停止だった。前半CKから5石川をどフリーにしてしまった所と、前半途中から中盤の底で落ち着きがなくなり、何度かボールを奪われた所以外は今日の藤枝東は良かったと思う。
常葉橘は、自分たちがやりたいサッカーがどういうものかは伝わってきたが、それを実演することは出来なかった。
3トップと2列目が絡み、さらにサイドバックが押し上げて攻撃に厚みを持たせる展開を理想としているのだと思うが、それはあくまでボールポゼッションできる状況が前提の話。今日の試合ではポゼッションできない場合のチームの対応策であったり、どこでボールを奪いにいくのかという共通意識が感じられなかった。
後半橘はペースを取り戻そうと、メンバーチェンジやシステム変更を試みたがうまくいかなかった。



静岡県の「名門公立対新興勢力私立」という構図になった準決勝だったが、結果は共に公立高が勝利した。
全国的に私立高校が勢力を伸ばしている中、静岡県はまだまだ公立が頑張っていると感じた準決勝だった。
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新人戦 > ゼロックス前座

2011年02月23日 19時59分20秒 | 高校サッカー・クラブユース
新人戦準決勝とゼロックススーパーカップが今週土曜日(26日)同日に開催される。

新人戦準決勝 @藤枝総合 第1試合が11時~ 第2試合が13時~
ゼロックス杯 @日産スタジアム 前座試合は10時40分~

昨年は日程がかぶらなかったのでゼロックス前座試合を観戦しに行ったが、今年は新人戦準決勝を見に行こうと思う。

昨年のゼロックスの前座試合については初の試みということでしたが、それなりに話題となり今年も継続して試合を組めたことは良かったと思う。
昨年の試合運営に関しては初だったこともありうまくいってなかった所もあったが試みとしては非常に面白いので今後も頑張って続けてほしいと思う。


見に行かないけどゼロックス前座試合について
【高校選抜チームについて】
・中村(立正大淞南)は今回のメンバーの中で最も早く「当選確実」が出た選手だろう。大会優秀選手に中村の他にSBの選手がいなかったのだから選ばれて当然だ。そして右SBは誰がやるのか?土師か山本か?そもそも「大会優秀選手の中からチームを作る」という考え方が間違えている。それは平岡監督への無茶振り。
まぁ、選手権で活躍した選手を集めた一時的なイベントチームでしかないのだから、それは仕方無いことなのだが。
・準備期間が短いからダブルボランチは香川と谷口の滝川二コンビに組ませ、小島(前橋育英)は2列目で起用するのが無難な策か。

スタメン予想は以下のとおり
     櫛引
山本 増田 藤本 中村
   香川 谷口
 小島     坂本
   加部 樋口


【Jリーグ選抜について】
・昨年同様新高校3年生で編成され、高校選抜より1つ年下のチーム
・アンドリュー(横浜FMY)がいない、高橋・久永(京都Y)がいない、南(東京VY)がいない、山中(柏Y)もいない。田鍋(三菱養和)も当然いない。
・いない選手が多い分、見たことの無い選手が何人もいるので逆に見てみたい気もするが・・・
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日本の育成

2011年02月21日 20時04分24秒 | その他
そば屋にて(例え話)
客「う~ん、この店の蕎麦はダシがきいていて良くまとまった味なんだけど、ピリッと刺激のある味が足りないんだよなぁ」
店主「そうか、うちの店に足りないのは七味唐辛子だったのか。よしうちの蕎麦に合う七味唐辛子を探してこよう」
【10年後】
店主「うちの蕎麦にかける唐辛子を沢山探してきたぞ!どうだ!これだけ質の高い唐辛子が色々あれば満足するだろう」
客「おいおい、こんなに唐辛子が沢山あっても蕎麦にかけるのは1種類だけだよ、他のは全部無駄になちゃったじゃないか」



98フランスワールドカップや02日韓ワールドカップの頃に日本人選手の課題として「組織力はあるが個の能力が足りない」とよく言われていた。
そこから日本サッカー界は「個の打開力のある選手」の育成に精力的に取り組み、その成果として今ではドリブルで1対1で勝負できる若い選手が多数出てきた。
特にガンバ大阪の宇佐美をはじめとした今年の高卒ルーキーの世代は「これでもか」と言うくらいの逸材揃いとなっている。(参考)

確かに逸材揃いではあるが、揃い過ぎでもある。
宇佐美(ガンバ大阪)、宮市(フェイエ)、香川(ドルトムント)、小川(神戸)、皆将来を嘱望されている選手達だが、全員正規のポディションは左サイドである。
同じポディションに可能性のある選手がかぶりすぎている。

およそ10年前は「キャプテン翼」の影響からか、日本人選手で一番うまい選手はトップ下の選手ばかりで、日本人選手は「パサー」だらけだった。
それが現在では、ロナウジーニョやCロナウドの影響か?左のウィングが花形のポディションとなり、サイドからドリブルで崩す事が得意な選手が非常に多くなっている。

最近の若い選手を見ていると、局面を打開できるような1本のパスを出せる選手が少なくなっていると感じる。
少し前なら日本人の得意分野だったプレーだが、今のユース年代の選手はパサーが少なくなっている。
ショートパスに関してはまだまだ能力の高い選手は多いが、ロングパスに関しては正確なロングフィードや長い距離のスルーパスを出せる選手はもはや絶滅危惧種としてレッドブックに掲載しても良いくらい見ることができなくなった。
ユース年代のサッカーの試合を見ていて気づいたことだが、1試合中に選手の出すパスの距離の平均値が年々少しずつ短くなっている。あと10年したら「サイドチェンジ」という言葉は死語になっているかもしれない。

日本サッカー界のストロングポイントは、1億人を超える人口規模からなる競技人口の多さとその競技人口を支える高校サッカーと大学サッカーの存在である。
若い頃にエリートと呼ばれる選手以外からも、日本を代表する選手が育つ土壌が日本にはある。
それだけ数の多い才能を、同じ型にはめて似たような選手を大量生産しているのが現状だ。




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新人戦準々決勝

2011年02月19日 15時57分39秒 | 高校サッカー・クラブユース
藤枝市民グランドにて新人戦準々決勝の2試合を観戦。


藤枝明誠 3ー1 伊豆総合

得点
前半18分 (伊)23トリイの右クロスを11マチイが頭で合わせる
後半4分 (明)10石井が相手GKからボールを奪い取りそのまま無人のゴールへ流し込む
後半25分 (明)4濱のパスカットからのカウンター、7梅村を経由し前線にいた10石井のミドルシュート
後半34分 (明)6小野のFKを3向田が頭であわせる

藤枝明誠スタメン
     1鈴木
2山崎 3向田 4濱  5川島
    6小野 7梅村
 19鈴木       8薗田
    10石井 11森川
交代 
前半34分 鈴木→15
後半32分 薗田→22
後半35分 石井→14
後半35分 梅村→23


伊豆総合スタメン※選手名には間違いがあると思います。
     1
23トリイ 2ゴトウ 3スズキ 5オガワ
     6サイトウ 12オガワ
 13コジマ         7タニ
     11マチイ 10ナイトウ
交代
後半0分 タニ→9タナベ
後半14分 マチイ→8スズキ
後半14分 コジマ→14コマツ
後半32分 オガワ→18


感想
前半は伊豆総合ペース。藤枝明誠のやりたい組織的なサッカーを伊豆総合にやられ、藤枝明誠はボールを持たされ攻めあぐねる展開が続いた。
後半に伊豆総合GKの判断ミスから同点に追いつき、最後は足の止まってきた伊豆総合相手に藤枝明誠が自力の差を見せて何とか振り切ったという試合だった。
伊豆総合の守備は良かったと思う。一度しっかり組織を作ってしまえば、なかなか崩すことは出来ないしっかりした守備をしていて、藤枝明誠は前線にパスを出すことも出来ず後ろでボールを回すしかなかった。
その守備を1試合継続して出来ていれば、藤枝明誠を0点に抑えこんで勝利することが出来たと思うが、、後半はその守備が少し緩んでしまった。
藤枝明誠は、相手ミスで同点に追いついて生まれた流れのなかで勝ち越し点を奪いたかった。同点にした直後に2回決定機があったがそれを決めきることが出来なかった。相手のレベルがあがってくると、そのあたりの相手の隙を逃してしまうと結果も残すことが出来ない。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

藤枝東 5ー1 清水東

得点
前半30分 (藤)10荒木のFKを5太田が頭であわせる
後半10分 (藤)中盤から前線10荒木を走らせるスルーパス、清水東DFがポディショニングを誤り荒木を完全にフリーにさせてしまう、荒木のクロスを11松葉が決める
後半13分 (藤)8田中からのクロスを10荒木が決める
後半29分 (清)GKのキックから5が左からクロスを上げ16が中で合わせる
後半32分 (藤)GKのキックに18新村が飛び込み、足に当たって跳ね返ったボールがゴールイン
後半35分 (藤)中盤の6高嶋から9安間につなぎ、安間のターンからのシュート

藤枝東スタメン
     1大泉
2津原 3中島 5太田 4杉村
    6高嶋 7村上
 8田中       10荒木
    12宮永 11松葉
交代
後半0分 宮永→9安間
後半14分 松葉→18新村
後半19分 村上→15白井


清水東スタメン

       1斎藤
12三田15西山 4山崎5大橋
    18鬼澤7弥次金
6荒井         9小長谷
    11望月13加瀬沢
交代
後半7分 11→25
後半13分 12→19大八木
後半16分 13→10大井
後半19分 7→16塚口(肩の負傷による交代)
後半32分 6→22馬場

感想
「清水東って良い選手はいるんだけど結果が出ないんだよな」
そんな言葉を象徴するような試合だった。
前半だけみたら清水東は良い試合をしていたと思う。セットプレーから1点奪われはしたものの、藤枝東と一進一退のレベルの高い試合をしていた。
問題は、後半に勝ち越し点を奪われてからガタガタと崩れてしまったこと。試合最後の方は完全に清水東の集中力は切れていた。
過去にみた清水東の試合でも同じように試合の途中で集中力が切れてしまったような試合を何度かみたことがあり、清水東伝統の悪い癖になってしまっているような感じがする。
それを治さなければ、どんなに良い選手が集まってきても結果を出すことは難しいと感じた。
藤枝東は攻守の切り替えの場面で甘さが出て1失点したが、上々の出来だったと言って良いと思う。
前半の先制点は10荒木のFKからだった。相手GKが二アサイドをあけてしまってはいたが、それでも触るだけで1点のレベルの高いキックだった。
ちなみに10荒木のそのFKは右足で蹴ったものだが、試合中のCKは左足で蹴っていた。今日の試合が初めてというわけではなく、これまでの試合でも両足で蹴り分けていて、どちらの足でも精度の高いボールを蹴っている。
10荒木はドリブラーというイメージが強いが、おそらくFWやボランチでもレベルの高いプレーが出来るだろうと思わせる新人戦ここまでの活躍ぶりだ。       
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「代表候補選手」と「代表選手」

2011年02月16日 21時27分15秒 | その他
「U-18日本代表候補」
ユース年代の選手でこんな肩書きを持っている選手がいる。
「代表候補合宿に1度でも呼ばれた経歴のある選手」という意味なんだが、なんだかこの肩書きがあるだけで「スゴイ選手」という感じがする。
ただ、マスコミなどで「代表候補」の選手を「日本代表」と表現していることが多々あり、これまでも気になっていた。

「代表候補選手」と「代表選手」は似ているようでちょっと違う。
「代表候補選手」とは候補合宿に一度でも呼ばれた事があるか、大会の予備登録された選手。
「代表選手」とは実際に大会の代表選手に選出された選手。
自分の中ではこのように理解している。

この定義に当てはめると、阿部翔平(名古屋)や工藤浩平(千葉)といったこれまでA代表の試合に全く出ていない選手も2009年12月の代表候補合宿に呼ばれているので「日本代表候補選手」という事になる。

A代表については監督がJリーグでよく選手を見極めてから選出するから選考合宿があまり無く、代表候補選手もさほど多くない。
しかしこれがU-18代表になると選考合宿を何度も繰り返すので、「代表候補選手が大量発生」することになる。
因みに選手選考の段階で迷走を繰り返した2008年のU-19日本代表については、2年間で実に129人もの代表候補選手を生み出した。そしてその内、合宿に呼ばれた回数が1回だけのいわゆる「お試し召集選手」は57人にもなる。
1度だけお試し召集されただけなのに「日本代表選手」と周りから呼ばれチヤホヤされたり、色眼鏡で見られるようになった選手も多数いた。

一昨年の選手権予選を見てみると、大阪府予選決勝の関大一対金光大阪の試合で、金光大阪のDF前田選手が代表候補合宿に2度?呼ばれた経験のある選手だったが、TVの実況がこの前田選手に対して「日本代表選手」と連呼していた。
視聴者の注目を集めたかったのだろうが、そこはキチンと「代表候補合宿に呼ばれた経験のある選手」又は「代表候補選手」と紹介してほしかった。

「代表候補選手」は「代表選手」と比べて別に凄くないと言いたい訳ではない。
ただ、ユースの代表候補合宿に呼ばれる選手というのは、「潜在能力の高さ」を評価されて選出される選手も多い。
伸びる可能性のある選手が、勘違いして伸び悩むというのはよくある話だ。

因みに代表候補選手は1年おきに大量発生する周期がある。
これは選手の能力とは関係なく、チームを作るユース代表の都合によるもの。
ユース代表は2年に1度開催される国際大会を目指してチームを立ち上げる。
だから、チーム立ち上げ1年目に選手選考をして、2年目にチームを作ってアジア予選を戦い、3年目に国際大会に臨むという周期を繰り返している。
今年は、ユース代表チーム立ち上げの年で選考合宿が行われるので、代表候補選手が多数生まれる年になる。

「代表」と「代表候補」はキチンと使い分けてほしいと感じる今日この頃。
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ジャパンユースリーグを観戦

2011年02月13日 18時20分13秒 | 高校サッカー・クラブユース
今日は鈴与三保Gにてジャパンユースリーグを観戦。
ジャパンユースサッカースーパーリーグ」は練習試合の延長のような存在でこれまでずっと続いてきた。
御殿場で試合が組まれることが多いが、その為に近畿や中国地区のチームが遠征に来るのだからご苦労なことだ。
以前は、試合会場や開始時間が急に変更になって、「会場に行ってみたらもう試合が終わっていた」なんてこともあったが、最近は変更になった場合はHPで事前に知らせてくれるようになった。


清水Y 3ー1 米子北

得点
前半17分 (清)15石毛からのクロスを9影山が決める
後半14分 (清)15石毛のミドルシュート
後半15分 (清)27白石のフィードを9影山が胸トラップでコントロールしてからシュート
後半27分 (米)相手DFのパスミスを拾った22がそのままシュート

清水Yスタメン
     16瀧川
28藤嵜 3犬飼 24西村 7菊池
    6進藤 20江井
 26加賀美15石毛 27白石
     9影山
交代
後半16分 犬飼→13溝口
後半19分 菊池→19水谷(水谷が右SB、藤嵜が左SB)
後半16分 進藤→25浅井(浅井がトップ下、石毛がボランチ)
後半16分 白石→22伊東直
後半28分 加賀美→11大木


米子北スタメン
   69
64 12 13 15
  
65 6 46 28

  22 70
交代
後半19分 15→36
後半22分 46→71

感想
清水Y選手の背番号は昨年のまま、7菊地と11大木は新1年生?
ボールは清水Yが圧倒的に支配。米子北が持ち前の守備力で清水Yの攻撃を堪え忍ぶ展開。
前半は1点取られたものの米子北の守備陣はしっかりブロックを作って清水Yの攻撃をよく抑えていたと思う。
清水Yは15石毛や26加賀美を中心に、細かく正確なパス回しから攻撃の形を作っていた。
前半は攻めあぐね後半にはミスから1失点したものの、清水Yが完勝した試合だった。
米子北にとっては、守備組織を確認する良い強化試合になったようだ。
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新人戦県大会 GL最終日

2011年02月12日 19時30分41秒 | 高校サッカー・クラブユース
藤枝東Gにて藤枝東対開誠館の試合を観戦。
グループ1位をかけた最終戦の直接対決。得失点差は同じだが、総得点の関係で引き分けの場合は藤枝東が決勝トーナメント進出。

藤枝東 3-0 開誠館 ※後半30分まで観戦

得点
前半16分 開誠館GKがキックミス、これを拾った10荒木がドリブルで2人かわしそのままシュート
前半24分 11稲葉からのパスを受けた10荒木が決める
後半28分 右からのクロスを9安間がヘディングシュート

藤枝東スタメン 
     1大泉
2津原 3中島 5太田 4杉村
    6高嶋 7村上
 8田中       10荒木
    12宮永 11松葉
交代
前半25分 宮永→9安間
後半5分 松葉→18新村


開誠館スタメン
     12水下
5三浦 4木下 3中西 2鈴木
    7早坂 15高橋
 14黒柳 8青島 11宮本
     10寺田
交代
前半32分 黒柳→13小田切
後半0分 鈴木→24吉田(早坂が左SB、高橋のワンボランチ、吉田が右、小田切がFW)

感想
トーナメント進出をかけた大一番を藤枝東が自力の差を見せて勝利した。
藤枝東はセカンドボールを悉くマイボールにしていた。開誠館はちょっとしたパスミスや判断ミスが目立ちなかなか自分達の形を作れなかった。
ボールを持ったときの落ち着きであったり、キープ力に確かな差が見えた試合だった。
前半は完全に藤枝東に支配されたが、後半は開誠館ペースとなる時間も増えた。しかし得点には至らなかった。

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藤枝東Gから、とこはGFへ移動し静学の試合を観戦した。

静学 6-1 沼津東

得点
前半35分 (静)16渡辺のCKを11山本が頭で合わせる
後半1分 (静)7長谷川からのパスを受けた11山本が決める
後半9分 (沼)2望月が相手選手をエリア内で倒しPK、8がPK決める
後半11分 (静)6伊東?のクロスを9木村のヘッド
後半33分 (静)18秋山のロングシュート
後半35分 (静)右からのクロスに18秋山が頭で合わせる
後半35分 (静)CKを2望月が頭ですらせ、12鈴木が押し込む

静学スタメン
     1福島
6伊東 2望月 3木本 24瀧崎
    23柴田 18秋山
 9木村 7長谷川竜16渡辺
     11山本
交代
後半24分 渡辺→12鈴木


沼津東
   1
2 24 4 11
  7 6
 8 12 10
   9
交代
前半24分 12→21
後半5分 6→16(8がボランチ、16が2列目)

感想
シュート数は手元の集計で静学38:沼津東4
尻に火がついた終了間際に得点を重ねたが、得点力不足を露呈した試合。
前半から相手を圧倒したが、決めきることが出来ず結局前半終了間際にCKから何とか1点奪うのがやっとだった。(目に見えない相手と戦っているような)攻め急いでいるような感じがしたが、サイドをえぐってもエリア内に静学の選手は2人だけ。というようなちぐはぐした展開が見えた。
選手個々の能力に関しては例年に比べ特に低いとは思っていない。チーム内の意識であったり、決め事であったり、組み合わせの問題だと思う。
もう少し事例を交えて説明すると、今日の試合で静学は前半にシュートを20本打った。しかし1トップの山本は、前半終了間際に決めたヘディングシュートがこの試合のファーストシュートだった。
本来一番シュートをたくさん打つはずの山本が、前半は全く前を向いてボールが触れていなかった。そのあたりに今の静学攻撃陣の抱える問題が如実に見え隠れしていると思う。
試合後、静学選手達からは敗者のメンタリティーがにじみ出ていた。結果というのは良い方向にも悪い方向にも選手を勘違いさせることがある。
チーム作りをラーメン作りに例えるなら、今はまだスープのだしをとっている段階。
まだまだこれから。

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とこはGFからJステップへ移動した。

Jステップでは今日からU-18代表候補合宿となっていた。練習時間はわからなかったがもしかしたら午後の練習が見られるかもしれないと思って行ってみた。
Jステップに到着すると駐車場が満車状態で人がたくさんいた。ちょうど横浜Fマリノスの合宿最終日で、AC長野パルセイロとの練習試合をやっていた。
せっかくなので横浜Fマリノス対AC長野パルセイロの練習試合を観戦した。

2本目?(45分)のみ観戦

得点
4分 8長谷川
10分 23松本翔
22分 23松本翔
26分 23松本翔

横浜Fマリノススタメン
     36阿部
2天野 5金根 28?  16武田
    27熊谷 8長谷川
 23松本翔      19森谷
    18松本怜 17バスティアーノ
交代
17分 長谷川→14狩野
32分 狩野→24金井

感想
サブメンバー中心の布陣だった。
ユースから昇格してきたルーキー23松本翔がまさかのハットトリック達成。周囲の選手とうまく連動しスピードを活かした飛び出しから得点を奪った。
2天野や8長谷川はリーグ戦での経験が豊富なだけに高い存在感を示していた。
狩野健太が途中から出てきた。22分の3点目は細かいパス交換から生まれた点だったが、そのパス交換の中心にいたのが狩野だった。相変わらず?あまり走らないが、パスの精度は1級品。無駄にこねくり回すことが無く、シンプルに相手の一番嫌なところに素早く出すパスは簡単なように見えて、非常にレベルの高いものだった。
27長谷川は新高校3年生のユース選手。ボランチの相方だった長谷川や狩野が好き勝手に上がってしまうので、長谷川が1人後ろに残ってバランスを取っていた。中盤の底でパスをさばく仕事に終始したが、目立ったプレーは無かった。
試合後Jステップのロビーではサイン色紙を持ったファンが選手の出待ちしていた。
2月の雨の日にカッパを着てグランド脇で試合観戦することは苦も無く出来るが、サインに興味の無い自分には、いつ出てくるかわからない選手を1時間や2時間も待つことは耐えられそうにない。(笑)

肝心のU-18代表合宿に関しては練習も選手も見ることができなかった。

コメント (4)
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